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4月、トルコを訪れる外国人ツーリストがようやく18%増えた

2017年05月30日 | 観光
5月31日 爆弾テロや、ロシアとの外交危機、未遂クーデターなどのマイナス要因で、低迷していた外国人ツーリストの数が、4月、大きく増加しました。とくに、ロシア人ツーリストは、前年同期に比して485%に達しました。

 Hurriyet

5月30日、観光省が発表したデータによると、4月、207万人の外国人ツーリストがトルコを訪れ、昨年同期に比して18.1%の増加になりました。今年の1月から4月、トルコを訪れた外国人は、前年に比して1%増え、580万人以上になりました。1月から3月、トルコを訪れた外国人数は380万人で、2016年同期に比して6.4%減少しています。

4月、トルコを訪れる外国人が増え、とくに重要なマーケットであるロシア人ツーリストが、485.7%まで増え、18万1865人に達しました。イラクからのツーリスト数は、4月、2016年同期に比して、302.2%増え、5万1254人になりました。4月、久しぶりに、ドイツとロシアが、トルコ敢行のトップ市場になりました。

26万2730人のドイツ人が、4月、トルコを訪れ、ドイツが市場の13%を占め、トルコの最大の市場になりました。トルコにとって第2の市場はロシアで、市場の8.78%を占めています。第3位はジョージアで、4月、18万478人がトルコを訪れています。

4位5位はブルガリアとイランで、4月、14万7231人のブルガリア人と、11万9998人のイラン人がトルコを訪れました。観光省のデータによると、1月~4月、トルコのトップ5市場は、ジョージア、イラン、ドイツ、ブルガリア、ロシアでした。

トルコを訪れるヨーロッパ人ツーリストの急激な減少は、4月、減速しましたが、ヨーロッパ人ツーリスト数は94万4900人で、2016年同期に比して2.4%の減少になります。


ギュレンが信奉者たちに、シリア難民に化けてトルコを去るよう命じた

フェトフラー・テロリスト組織(FETO)の活動について、情報部がまとめた報告書によると、在米の説教師フェトフラー・ギュレンが、信奉者たちに、シリア難民に化けてトルコを去るよう命令を出したということです。

 Hurriyet

ギュレンがトルコにいる組織の“イマーム”たちに命令を出し、トルコを逃げ出すルートを詳しく説明していると、5月26日に出された情報部の報告書は言っています。もともと宗教に携わる公務員を意味する“イマーム”ということばを、ギュレンの組織は地域の指導者を表わすことばとして使っています。

暗号化されたメッセージを解読してまとめられた報告書によると、ギュレンの命令は、1200人のFETOのメンバーが拘束された後に出されました。FETOの“イマーム”たちは、“人間運び屋”に連絡し、FETOのメンバーたちに逃亡計画を提供するよう交渉しました。

「ニセのグリーン旅券が、FETOのメンバーに、5000ユーロで用意された。國を出る料金も5000ユーロ。FETOのメンバーは国を出るまでトルコ語を話さず、難民、とくにシリア難民に化けて、トルコを脱出している」と報告書は言っています。

報告書によると、FETOは“イマーム”たちが国を逃げ出すための財政支援を行い、下級メンバーたちの間に緊張が生まれています。金のないメンバーは逃げ出すことができずに困惑し、これが組織内の緊張を煽っています。組織は逃げ出すことのできないメンバーの焦燥を鎮静させる手も打っています。


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