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トルコ軍がシリアでPYDの爆弾テロ計画を阻止した

2017年01月30日 | 国際
1月31日 トルコ軍が先週、北シリアの町ジャラブルスで、トルコ軍襲撃のために爆発物を積んでいた車を押収しました。

 Hurriyet

参謀本部によると、1月21日、押収された爆弾を積んだ車は、ユーフラテスの西岸のマンビジから来たそうです。爆弾を積んだ車に乗っていた戦闘員は、「シリアのクルド民主連合党」(PYD)の上層部の人物から、自爆テロを実行するよう指示されたと自供しました。

戦闘員の1人フッセイン・アルハマドは、マンビジからジャラブルスへ車を運び、トルコ軍の車列が通過するとき、爆発させるよう命じられたと言いました。トルコは、国境の治安を強化し、国境沿いにテロの脅威をなくし、反体制軍を支援するために、2016年8月、北シリアで「ユーフラテスの盾作戦」を開始しました。トルコが支援している「自由シリア軍」(FSA)はイスラム国(IS)とPYDの両方と戦っています。


トルコ軍参謀総長がエーゲ海の小島カルダク島を視察

参謀総長フルシ・アカル将軍が、1月29日、論争の的のエーゲ海の小島カラダク島を訪れたと、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

アカル将軍は、アクサズ海軍基地司令部の船で視察を行った後、陸軍、海軍、空軍の司令官らとともに、2隻の襲撃用舟艇でカルダク周辺の島々をめぐりました。

1月20日、アカル将軍は、北シリアでISと戦っている「ユーフラテスの盾作戦」の情報を聞くために、シリア国境に近いガジアンテプ県、キリス県、アダナ県の郡を訪れ、視察しました。陸軍司令官サリフ・ゼキ・チョラク将軍と空軍司令官アビディン・ウナル将軍も、アカル将軍に同行しました。アカル将軍はその後、アダナのインジルリク空軍基地を訪れ、視察を行いました。

「トルコはエーゲ海の活動に、つねに友情と平和を心がけてきたが、国家の権利と利益に反する企てを阻止する努力もつづけている」と、アカル将軍は言いました。ギリシャのイミア島とトルコのカルダク島は、エーゲ海の小さな無人島で、ギリシャのドデカネス列島とトルコ本土の南西岸の間に位置しています。ギリシャとトルコは、1996年、この2島をめぐって、あわや戦争という状態になり、両国がそれぞれの島に軍隊を上陸させました。


「国際ペン」会長がトルコの刑務所を訪れ、作家たちに団結を表明した

作家のための国際的協会「国際ペン」の代表団が、1月28日、トルコに到着、イスタンブルのシリヴリ刑務所を訪れましたが、当局に阻止されました。刑務所には作家とジャーナリスト135人が収監されています。

 Hurriyet
右が「国際ペン」会長のクレメントさん


「国際ペン」のジェニファー・クレメント会長率いる代表団は、逮捕収監されている作家とジャーナリストに団結を表明するためにトルコに来ました。代表団は刑務所の前で、「私たちは自由ですが、彼らは塀の中にいます。私たちはいま、こうして、塀の中にいる人々と団結しています」と、メキシコ系アメリカ人のクレメント会長は言いました。彼女は「国際ペン」の初の女性会長です。

クレメント会長は、「国際ペン」は2016年7月のクーデターを最初に非難した国際的団体のひとつであり、トルコ国民の味方だと言いました。「私たちは平和と民主主義を信じ、暴力を否定します。しかし、緊急事態対策は受け入れられません。裁判所のやりかたや、逮捕者に対する処遇は受け入れられません。だから、私たちはトルコに来たのです」と、クレメント会長は言いました。


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