トルコのトピックス

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「進展によっては、トルコ首相もキプロス交渉に出席する」EU担当相

2017年01月11日 | 国際
1月13日 トルコ・キプロスとギリシャ・キプロスの大統領の間に、実質的な進展があれば、トルコのビナリ・ユルドゥルム首相も、ジュネーヴで行われる国連主導のキプロス交渉に出席するだろうと、オメル・チェリキEU担当相が言いました。
HUrriyet

「ギリシャのアレクシス・ツィプラス首相とイギリスのテレサ・メイ首相が出席するなら、わが国の首相も保証国会議に出席するだろう」と、チェリキEU相は1月11日、記者団に語りました。しかし、首相会議の前に、メヴリュト・チャヴシュオール外相が、最初の話合いのためにジュネーヴに行くと、EU相は言い、保証国会議へのユルドゥルム首相の出席は、トルコ・キプロスとギリシャ・キプロスの間の進展によって決まると強調しました。

トルコ・キプロスとギリシャ・キプロスの両大統領は、1月9日以来、再統合交渉のキーポイントを話し合ってきました。トルコ、ギリシャ、イギリスの3保証国が出席する会議に先立って、両キプロス政府は、1月11日、マップを交換しました。5者会議では、保証国の権利の継続に関して話し合われます。


「トルコの刑務所に780人のIS容疑者がいる」法務省

トルコ法務省によると、350人の外国人を含め、少なくとも780人が、イスラム国(IS)関連で拘束されています。

 Hurriyet

法務省は1月11日、報告書を発表し、現在、ISメンバー容疑で725人が刑務所にいると言いました。このほかに、55人がISのメンバーと確認されています。報告書によると、73人がテロ組織アルカイーダだのメンバーだと確認されています。他の10人もまだ拘束されています。

2015年以来、トルコは国内およびシリア国境沿いで、数種のテロリスト組織と戦ってきました。シリアと国境を接する県では、戦争に荒廃したシリアの都市アレッポーからの撤退後、トルコで治療を受けた負傷者の数は482人に達しました。ハタイ県知事オフィスは、アレッポー市民の負傷者482人の中の76人は重傷で、他の102人は退院したと言っています。

先月、トルコとロシアの仲介によって、シリアの反体制派軍と体制派が停戦交渉に達し、反体制派が支配するイドリブへ、市民を撤退させました。トルコ当局によると、これまで約44,000人がアレッポー周辺から撤退しました。


現在、70人以上のテロの負傷者が入院治療中

トルコの病院は、現在、最近のテロで負傷した70人以上の人々の治療に当たっていると、レジェプ・アクダー保健相が、1月11日、アンカラで記者団に語りました。

こんな記者会見する保健相も辛いですね。


イスタンブル、カイセリ、イズミルのテロで負傷した71人は、現在、病院で治療を受けているが、その中の7人は重態だと保健相は言いました。100人以上が死亡し、何十人もが負傷した一連のテロに、トルコは悩まされています。最近のテロはイスラム国(IS)とクルド労働者党(PKK)が犯行声明を出しています。


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「あいつを殺してやりたかった」レイナでテロリストを蹴った男

2017年01月11日 | 国内
1月12日 イスタンブルのナイトクラブ「レイナ」がテロ攻撃を受けたとき、テロリストを蹴飛ばした男が、「戦闘員が1人だとわかっていたら、あいつを殺してやるんだった」と言いました。

 Hurriyet

「1人だとわかったら、殺してやるんだった」とHurriyet 紙に語ったT.B.さん(28)は、その戦闘員は最近、ウズベク人のアブデュルカディル・マスハリポフと認定された男だったと言いました。最近出てきたクラブ内の映像では、テロリストはT.B.さんに蹴られ、手投げ弾を爆発させています。

T.B.さんは、「マスハリポフの仲間がクラブ内にいたことはまちがいない」と言っています。「彼が1人であれだけやるのは不可能だ。それに、あんなにたやすく逃げられるわけがない。彼は前から計画を立て、クラブ内に入った。私は、だれかが彼に携帯電話で内部の情報を教えていたのだと思う。あの男には、絶対、仲間がいた」

T.B.さんは、あの晩、フィアンセと友人たちといっしょに「レイナ]に行きましたが、友人のムスタファ・セズギン・セイメンさんとムスタファ・カヤさんは亡くなりました。「私たちは7人でクラブに行きました。あそこに行くのは不安でしたが、クラブ内に入ったら、不安は吹っ飛びました。私たちのそばにモロッコ人の女の子が2人いましたが、1人は頭を撃たれ、もう1人は足を撃たれました」

「音楽が大きくて、銃声が聞こえませんでした。銃声を聞いて、私たちは床に身を伏せました。女の子たちはショックを受けていましたが、私は落ちついていました。銃声は5分間つづきました」クラブ内には火薬の匂いがたちこめていました。

「私は全員殺されると思いました。銃声が止んだ後、私は周囲を見まわしました。みんな床に寝て、死んだふりをしていました。私はみなに、しゃべるな、動くな、と言いました。フィアンセが、あいつが近づいてくると言いました。私は彼女に、目を閉じ、息をするな、と言いました。あいつは左手に手投げ弾を持ち、右手で安全ピンを引きました」

「彼はフィアンセのまえで膝をつき、“アッラー、アクバル”(神は偉大なり)と言いました。私は“やめろ、やめろ!”と叫び、あいつを蹴りました。手投げ弾が爆発し、私は10秒間、視力を失いました。手投げ弾の爆発をまともに受け、耳はがんがん言っていました」
 
テロリストも何秒間か意識を失っていたようです。「銃声がつづいていたので、私たちは撃たれると思い、その瞬間を待ちました。あいつが1人だとわかっていたら、蹴った後、もっとやっていたでしょう。私はあいつを生かしておかなかったでしょう。私は彼を捕まえ、殺すチャンスがあったのです」とT.B.さんは言いました。「行動しなかったのは残念ですが、あのときはなにもできなかった」


CHP議員は終身刑、ジュムフリエト紙の2人は10年禁固を求刑された

イスタンブルのメフメト・イエシルカヤ検事は、最大野党・共和人民党(CHP)のエニス・ベルベルオール議員に終身刑、ジュムフリエト紙のジャン・デュンダル前編集長とエルデム・ギュル前アンカラ支局長に10年の禁固刑を求刑しました。

 Hurriyet
中央(眼鏡)がベルベルオールCHP議員


イエシルカヤ検事は、1月11日、ベベルオール議員に対する起訴状で、“武装テロリストと知りながら援助し”“意図的にメンバーにならなかった”とし、また、機密の情報を発表したとして、終身刑を求刑しています。審問は3月1日に始まります。

2015年5月のジュムフリエト紙は、「国家情報局」(MIT)が所有するトラックが、2014年初め、武器や弾薬を積んでシリアに向かっていたと報道しました。ベルベルオール議員に対する起訴状は、彼がデュンダル編集長に寫眞7を渡したと言っています。デュンダル前編集長とギュル前支局長は、情報局のトラックに関する記事によって“国家機密をリークした”として起訴されました。

2人は2015年11月26日、逮捕され、2016年2月26日、憲法裁判所の判決によって釈放されました。デュンダル氏は釈放後書いた本で、2014年5月27日、“極左議員”が、この写真を彼に持ち込んできたと言っています。検事オフィスはデュンダル前編集長の電話記録を調査し、彼は本に書いたことをベルベルオール議員に話したと判断しました。


ガジアンテプ警察署で戦闘。テロリスト1人死亡

1月10日 南東部ガジアンテプの警察署で起こった戦闘で、テロリスト1人が死亡し、警官1人が負傷しました。

 Hurriyet

午後3時頃、銃声が連続して響き、テロリストが警察に侵入しようとしました。1人の警官が建物に入ろうとするテロリストに発砲しました。特殊部隊と対テロ警察隊が、すぐに現場に駆けつけました。多くの救急車も集まりました。目撃者は、戦闘後、テロリストの1人が現場から逃げたと言っています。警察は近くの建物の内部や駐車場を捜索し、逃げたテロリストの情報を得たということです。

この警察署は2016年5月にも、車爆弾攻撃を受け、入口の警備が強化されていました。昨年のテロでは、警官2人が死亡し、警官18人を含む22人が負傷しました。


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