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アメリカへ飛ぶ乗客58人が、米大統領令でイスタンブル空港で足止め

2017年01月31日 | 国際
2月1日 アメリカのトランプ大統領が、移民とイスラム7か国のビザ所持者の入国を一時禁止したため、この4日間で、58人の人々がイスタンブルのアタテュルク空港を発てなくなったと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

1月28日には10人が、29日には42人が、30日には4人が、31日には2人が、出発を認められませんでした。58人のうちの2人以外は、トルコ航空でアメリカへ飛ぶ予定でした。エールフランス機で、パリ経由でアメリカへ行こうとしていた2人も、出発を認められませんでした。

1月29日にアメリカ行きを拒否された乗客のうちの10人は、禁止令の中止を、空港で待ちはじめました。アメリカの9都市に飛んでいるトルコ航空にとっても、この禁止令は迷惑な話です。トランプ大統領は、1月28日、イラク、イラン、リビヤ、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国からの旅行者と難民のアメリカ入国を一時禁じる大統領令に署名しました。


トルコの人口は1年で100万増え、7981万になった

トルコの人口は1年で100万増加し、7981万4871人に達したと、1月31日、トルコ統計局が発表しました。

 Hurriyet

2016年の「住所基本人口登録システム」の記録によると、男性は全人口の50.2%、女性は49.8%でした。年間人口増加率は、2015年は13.4%でしたが、2016年は13.5%になりました。県や地区の中心部に住んでいる人の割合も、2015年92.1%から2016年は92.3%に増加し、小さな町や村に住む人の割合は7.7%になりました。

全国で最も人口が多い県はイスタンブルで、住民は1480万4116人、トルコの人口の18.5%に当たります。イスタンブルの次は首都アンカラで、住民は534万6518人。3位のイズミル県は422万3545人。北西部ブルサ県が290万1396人、南部のリゾート県アンタリヤは232万8555人。全国で最も人口が少ないのはトゥンジェリ県で、8万2193人。

トルコ人の中央年齢は2015年の31歳から、2016年の31.4歳に上がりました。男性の中央年齢は30.8歳、女性は32歳。中央年齢が最も高いのはシノップで39.6歳、次がバルケシルで39.1歳、エディルネが38.8歳。中央年齢が最も低いのはシャンルウルファとシュルナクで、19.5歳。アール県が20.5歳、シールト県が20.8歳。

統計局の数字によると、15~64歳の労働年齢人口の割合は、1.6%増えて、2016年には68%になりました。0歳から14歳の子供の割合は、23.7%に減少し、65歳以上の人口の割合は8.3%に増えました。人口密度を表わす1平方キロに住む人数は、2015年に比して2人増え、2016年には104人になりました。

1キロ平方に最も多く住んでいるのはイスタンブルで、2849人。次がコジャエリで507人、イズミル352人、ガジアンテプ290人。最も人口が少ないトゥンジェリでは、1キロ平方に住む人数は11人。次がコンヤ県で56人、ヤロヴァが285人。


環境保護主義者たちがベルグラードの森の市電敷設に抗議

 環境保護主義者たちが、イスタンブルのベルグラードの森を通る市電の敷設計画に抗議していると、ドーアンニュースが、1月29日、報じました。

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市電敷設に抗議するために集まった「北部森林防衛宣言」という市民団体は、このプロジェクトは略奪行為だと言っています。グループを代表して声明を出した環境保護主義者の1人、エリフ・キョクリュさんは、「ベルグラードの森は危険に曝されています。あの森はイスタンブルのヨーロッパ側の唯一の森です」と言いました。「金角湾からスタートし、ジェンデレ川を越え、ケメブルガス地区までのびる予定の市電プロジェクトは許容できません」

キョクリュさんは、市電プロジェクトは、森を分断し、伐採するもので、すでに多くの木々が伐採されていると言っています。「市電プロジェクトについて、イスタンブル市に質問しましたが、まだ回答をもらっていません」

プロテスターたちは「ベルグラードの森に手を出すな」と書いたバナーを持って、森を歩きました。環境保護主義者たちはまた、昨年12月、「何十本もの木に伐採のしるしがつけられている」とソシアルメディアに投稿し、憤激を表明しました。イスタンブル市は、鉄道のルートにある木は、適当な場所に移植すると言っています。

環境保護主義者たちはまた、イスタンブルのベシクタシュ地区にあるマチカ公園でデモを行い、ドルマバフチェとレヴァズム地区間とバルタリマーヌとアヤザーア地区間のトンネル・プロジェクトのために、公園のベシクタシュ側に有刺鉄線が張られていることにも抗議しています。

プロテスターたちはソシアルメディアを使って、大雪の中、集合し、環境破壊を止めるよう当局に要求しました。「市内の交通渋滞の解消は公衆のためになることだが、緑地保護もまた、公衆の幸福を守るものだ」と、プロテスターたちは言っています。市当局は「木は伐りません。市電敷設後は、もっと木を植えます」と言っています。トンネル・プロジェクトは、2016年5月、イスタンブル市協議会がすでに承認しています。


ブルドゥルで町のシンボルのトマトが銃で撃たれた

地中海地方ブルドゥル県チャヴドゥ地区の入口に飾られているトマト像が、1月31日、銃で撃たれました。大きなトマト像がのった看板には「ソーウトへようこそ」と書いてあります。この看板は6か月まえに造られたばかりです。ソーウトでは毎年、平均7万トンのトマトが生産されています。

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「何者かが、最初は銃でトマト像を撃ち、トマトが壊れなかったので、次に狩猟用のライフルで撃ちました。それでもトマトはちゃんと立っています」と、ソーウト地区のサリフ・ヤウズ区長が言いました。

・・・度が過ぎたいたずらでしょうが、こんな楽しいトマト・ゲートを壊しちゃいけませんね。


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