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「レイナ」を襲撃したIS戦闘員は2人だったかも・・・

2017年01月05日 | 国際
1月6日 新しい報道によると、ナイトクラブ「レイナ」を襲ったイスラム国(IS)戦闘員は、2人だったかもしれません。

 Hurriyet

襲撃の寫眞を分析した専門家は、ナイトクラブを襲った戦闘員は、2人だったのかもしれないと考えていると、1月5日、カラル紙が報じました。イスタンブルのゼイティンブルヌの防犯カメラには、元旦早朝の襲撃のためにオルタキョイに向かうIS戦闘員の姿が映されていますが、映像の襲撃者は,ポケットのついた、明るい色のズボンをはいています。ところが、ナイトクラブに入っていく襲撃者は、暗い色の、ぴったりしたズボンをはいています。

「レイナ」の内部で撮られた第3の写真では、襲撃者はまた、ポケットのついた、明るい色のズボンをはいています。現場から逃げる襲撃者を捉えた防犯カメラの映像では、暗い色の、ぴったりしたズボンをはいています。襲撃者は逃げるために、生存者に見られない場所で衣服を着替えたと言われていましたが、当局は、4カットの寫眞から、もう1人の戦闘員が攻撃に関わったかもしれないと考えています。

第2の戦闘員は、攻撃が始まる前から、「レイナ」の内部にいたかもしれない、また、戦闘員の1人は海に飛び込んで逃げ、もう1人が扉から歩いて逃げたのかもしれないと、当局は考えています。

また、テロ攻撃の前に、攻撃者はタクシムでセルフィーで撮ったビデオを、ISのテレビグラムのチャンネルにシェアしていますが、警察が第2の攻撃者が関わっていたかもしれないと発表すると、組織のチャンネルからこのビデオは消されました。ビデオは、捜査当局に、テロ攻撃は1人の戦闘員が行ったと思わせ、捜査を攪乱するために撮られたのかもしれないと、カラル紙は報じています。

セルフィーで撮られた人物は、攻撃後シリアに逃げています。2人の実行犯戦闘員は、まだトルコ国内にいると同紙は言っています。テロ攻撃後、出てきた目撃者の証言によると、クラブ内に少なくとも2人以上の攻撃者がいたそうです。負傷もしなかった生存者シネム・ウヤヌクさんは、2人の人物がクラブ内で発砲していたと言っています。もう1人の目撃者も「客たちは十字砲火を浴びた。彼らは客たちの頭部を撃って殺した」と言っています。「レイナ」のウエイターの1人も、2人が発砲していたと言いました。


大統領の要請で、12月、金の輸入が急上昇した

 トルコの金の輸入が、12月、36.7トンに跳ね上がり、2015年同月に比して、688%の増加を記録したと、ロイターが報じました。

 Hurriyet

外国為替の購入をトルコリラか金に変えるようにとエルドアン大統領が市民へ呼びかけた後、12月、トルコの金の需要は急上昇しました。これまでの最高額は2014年11月の47.1トンです。

2016年中のトルコの金の輸入は、前年に比して118%増え、106.19トンに達したと、証券取引所の「貴金属・貴石市場」のデータが示しています。2015年12月、トルコが輸入した金は4.65トンでした。


ナイトクラブ襲撃犯に“似た”男が群衆になぐられた

1月4日、午後1時頃、イスタンブルのペンディク地区で、クラブ「レイナ」を襲撃したイスラム国(IS)の戦闘員に似た男(頭文字K.M.)が群衆にリンチされそうになりました。現在、警察はテロ事件の犯人を捕らえるため,大がかりな捜査を行っています。

 Hurriyet

ペンディク地区カイナルジャで、人々は、歩いていたテュルクメニスタン人のK.M.を見て、「レイナ」の襲撃犯に似ている!と気づきました。人々があとをつけているのに気づいたK.M.が走り出したので、人々は彼を捕まえてボコボコにしました。

人々はその後、警察に連絡し、K.M.は警察に連行されました。彼がレイナの襲撃犯ではないことはすぐにわかりましたが、K.M.のビザの期限が切れていることを知った警察は、彼を「外国人国外追放局」に送りました。彼を殴った人々は、「レイナ襲撃犯だと思ったから」と、ドーアンニュースに語りました。


ベシクタシュのテロの犠牲者が46人になった

2016年12月10日、ベシクタシュのヴォダフォン・アリーナ・スタジアムの外で起こった爆発テロの死者総数が、機動隊員のムアムメル・ナジャクオールさん(23)がなくなって、46人になりました。

 Hurriyet

ナジャクオールさんは爆発テロで重傷を負い、イスタンブルのベズミ・アレム研究・訓練病院の集中治療室で治療を受けていましたが、1月4日、亡くなりました。

12月10日、ベシクタシュとブルサスポルのサッカー試合が終わった後、爆弾を積んだ車が機動隊の列に突っ込みました。その45秒後、スタジアムの真向いのマチカ公園で、べつの自爆者が自爆しました。2回の爆発で、37人の警官と7人の市民がなくなりました。

クルド労働者党(PKK)の分派である「クルド自由の鷹」(TAK)が犯行声明を出しました。このテロ事件の負傷者は150人になります。ウエブサイトの声明で、TAKは、PKKの指導者アブドゥラ・オジャランの収監をつづけていることを含め、多くの理由からこの攻撃を行ったと言っています。

このテロ攻撃後、トルコ国会の3政党が声明を出し、テロに対する共同のスタンスを表明するコンセンサスを発表しました。


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ナイトクラブ・テロ関連のIS容疑者27人がイズミルで拘束された

2017年01月05日 | 国内
1月5日 1日のナイトクラブ「レイナ」のテロ事件関連容疑で1月4日、イズミルで、27人が拘束されたと、ドーアンニュースが報じました。
 
 Hurriyet

警察は今回のテロ事件関連で、3家族を含む27人を拘束しました。警察は最初、実行犯が短期間、住んでいたコンヤで手入れを行い、3人の外国人容疑者を拘束しましたが、彼らの住居からはなにも発見されませんでした。今回の実行犯は「レイナ」襲撃後、イズミルに逃げたと思われます。


クラブ「レイナ」襲撃犯の身元が確認された

1月1日、イスタンブルのナイトクラブ「レイナ」で39人を殺害したIS戦闘員の身元が確認されたと、1月4日、メヴリュト・チャヴシュオール外相が発表しました。警察は戦闘員拘束のための捜索をつづけています。

 Hurriyet

外相は実行犯の名前は明かしませんでした。「男を捕らえる努力はつづいている。襲撃はプロのように、綿密に計画されていた」と外相は言いました。

ナイトクラブ襲撃関連で、1月4日朝、IS容疑者40人が、イズミル県で拘束されたと、ドーアンニュースが報じました。拘束されたのは、子供20人、男性9人、女性11人で、ほとんどは東部テュルケスタン、ダジェスタン、キルギスタンから来た人々です。

新たな情報によると、実行犯は11月20日、家族とともにイスタンブルに到着し、アンカラに行き、11月22日、コンヤに着きました。男はジハーディスト・グループの“エミル”(首長)の歓迎を受け、コンヤで家を借りました。男が3か月分の家賃を現金で払った家の寫眞も発表されました。

彼はコンヤにいる間、3家族と接触していました。警察はそれら家族の家も手入れしましたが、テロ事件後すぐに、だれもいなくなっていたと、Hurriyet 紙が報じました。コンヤの不動産業者2人も拘束されました。12月15日、アクシャム紙は「コンヤのバス駅にいる男の寫眞が見つかった。彼はコンヤに住みはじめてから、3,4回コンヤを出ている」と報じています。

男は、イスタンブルの首長、ユスフ・ホジャをたよって、12月29日、イスタンブルのゼイティンブルヌのアジトに到着しました。イエニ・シャファク紙によると、実行犯は、ジハーディスト・グループ内では、“アブー・ムハムメド・ホラサニ”というコードネームを使っていました。

ポスタル紙によると、実行犯は、犠牲者の血をからだに塗って、負傷しているように見せかけ、現場から逃げおうせたということです。また、現場の写真を見ると、彼は左手をポケットに入れていますが、治安部隊に爆弾を持っているように見せていたようです。

男が逃亡する際、タクシー運転手の電話を借りたことは報じられていますが、調査によると、彼は、襲撃命令を出したユスフ・ホジャに連絡していたと、サバー紙は報じています。また、男は金をまったく持っていなかったので、逃走に使ったタクシーを降り、他のタクシーを拾ってゼイティンブルヌへ帰りました。ゼイティンブルヌで彼は、ウイグル料理レストランの従業員に、運転手にタクシー代を払うようたのみました。

警察はテロ事件調査の一環として、ウイグル人7人を拘束しました。レストランのオーナー、シェムセッティン・ドゥルスンさんはテロとのかかわりを否定しています。ソズジュ紙によると、実行犯は、最初タクシムを標的にしようと周辺を偵察しましたが、警備が厳重なので、標的を変更したようです。

男はまた、偽造パスポートを使って、2014年と2015年の2回、トルコに入国していたと警察が確認しました。また、「レイナ」襲撃の弾道調査報告によると、実行犯が襲撃に使った銃は未使用のものだったそうです。


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