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ゴミ捨て場になっていた古代墓地が清掃された

2016年03月06日 | 観光
3月6日 ツーリストに人気のムーラ県フェティエ地区の古代都市テルメッソスで、ゴミと雑草に埋まっていた2400年前の墓地が清掃されました。

 Hurriyet

清掃作業の一環として、フェティエ博物館とフェティエ市が、ゴミ・トラック2台を送りました。墓はBC4世紀のリキア文明のものです。トルコ地中海岸には、リキア文明の痕跡が多く見られます。地元民の1人ハサン・フェフミ・キョクテンさんは、「この地方を訪れたツーリストが、ゴミの山の前にたたずんでいるのを見て、古代墓地がゴミ捨て場になっていることを恥ずかしく思っていました」と言いました。

「ここには、歴史的なアミンタス岩墓の一部があります。この墓地は、以前は保護されていたのですが、いつのまにかゴミ捨て場になってしまった。清掃されて喜んでいます。ここに住む者として、この墓地をきれいに保つよう全力を尽くします。世界中のツーリストが訪れるのにと、私たちは恥じていたのです」とキョクテンさん。

同様の状況になっている他の遺跡も清掃してゆくと、当局は言っています。


アメリカがジャーナリストの釈放を歓迎

最近、トルコ憲法裁判所がジャーナリスト、ジャン・デュンダル氏とエルデム・ギュル氏を公判前に釈放したことを、アメリカが歓迎しました。2人は情報局のトラックがシリアに武器を運んでいたという記事で拘束されていました。

 Hurriyet
中央の2人がデュンダル氏(右)とギュル氏


「われわれは率直に言って、裁判所が2人の公判前逮捕を中止したことを歓迎している」と、アメリカ国務省のマーク・トナー報道官が3月2日、記者会見で言いました。

憲法裁判所の判決後、トナー報道官は、ジュムフリエト紙のジャン・デュンダル編集長とエルデム・ギュル・アンカラ支局長の釈放についてコメントを求められ、「われわれは今後もこのケースをしっかりフォローしつづける。これはわれわれにとって、核心的な問題、出版の自由という問題である。これはトルコ人にとって、トルコ社会にとって、トルコの民主主義にとって、核心的な問題だと、われわれは考える。これは実際、トルコ憲法における価値観でもある」と、トナー報道官は言いました。

デュンダル氏とギュル氏は、2015年11月26日、2015年5月のニュース記事に関して、テロ容疑で拘束され、公判前逮捕で、90日間、刑務所で過ごしました。トルコ国家情報局(MIT)が所有するトラックが止められ,捜査されたと、ジュムフリエト紙はトラックの積荷の写真入りで報じました。
デュンダル氏とギュル氏の裁判は3月末に始まります。


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