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2人の女テロリストがイスタンブル警察を攻撃し殺害された

2016年03月03日 | 国内
3月3日 2人の女テロリストが3月3日朝、イスタンブル・バイラムパシャ地区の機動隊警察署を攻撃し、殺害されました。

 Hurriyet

ベルン・ユルマズとチーデム・ヤフシと認定された2人は、非合法組織・革命人民の自由党(DHKP=C)の戦闘員で、現場にタクシーで乗りつけ、警察署に発砲しました。警察も応戦、戦闘員の1人が負傷しました。その後、2人の女は近くの路地に徒歩で逃げ込みました。警察は2人を捕らえる作戦を開始、周辺の通りを封鎖し、2人はあるビルの内部で逮捕されました。イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は現場を訪れ、「テロリストは2人とも、作戦中に死んだ。2人の警官が負傷した」と発表しました。

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2人の女テロリストは午前9時45分、機動隊警察署のCゲートを攻撃してきたと、シャヒン知事は言いました。2人の遺体はビルから運び出され、医学的検査のため法医学研究所に送られました。

身元が判明した犯人の犯罪記録も明るみに出ました。ドーアンニュースによると、ユルマズは、2011年、エルドアン大統領(当時は首相)も出席した“ロマ・イニシアティブ”という集会で、「われわれは無料教育を望む」と書いたプラカードを掲げていた2人の学生の1人でした。ユルマズはその後、20か月、服役しました。2015年8月10日、DHKP-Cの戦闘員がイスタンブル・サリエルのアメリカ領事館を襲撃しましたが、そのときの犯人の1人も女でした。


トルコ西海岸で見つかる難民の数が急増

 トルコのエーゲ海地方で、沿岸警備隊に発見される、記録されない難民の数は、最近、急増し、今年2月はなんと、昨年同月の11倍になったと、沿岸警備隊が報告しています。

 Hurriyet

2016年2月、トルコ沿岸警備隊の作戦で8500人の難民が発見されましたが、これは2015年同月の11倍という数だと、3月1日、アナドルニュースが報じました。多くの人々がゴムボートやファイバーグラスの小舟で不法にギリシャに渡ろうとして見つかっています。

トルコ当局は、今年の1月2月の2か月で、1万4000人の難民が見つかったと言っています。2015年1月には5535人、2月は753人見つかっているのとくらべると、大変な増加です。今年2月には、エーゲ海のトルコ側で、37人が溺死または低体温症で亡くなっています。

チャナッカレ、バルケシル、イズミル、ムーラ、アイドゥンなど、エーゲ海岸の諸県からは、ギリシャの島影も見え、EU圏に向かおうとする難民たちの出発点になっています。昨年も多くの人々が、よりよい生活を求めて、北欧か西欧にもぐりこもうと、短いが危険な船旅に出ました。

國際移民機構によると、昨年、EU圏に到着した110万人の難民のうち、85万人以上がトルコからギリシャへ海路で渡ったそうですが、昨年、805人がエーゲ海で亡くなっています。


イスタンブル知事がイスタンブルの宗教指導者たちと会談

イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事が、トルコのユダヤ教徒、キリスト教徒、ムスリムのコミュニティの活動について情報を得るために、3大宗教の指導的人物たちと会談しました。

 Hurriyet
左から4人目がシャヒン知事


3月1日、会合はシャヒン知事の一連の会談のひとつとして、イスタンブルの知事室で行われました。会合の出席者は、アラム・アテシャン・アルメニア総主教、ディミトリ・バルトロメオス・フェネル・ルム総主教、カルダニ・カトリック・コミュニティの精神的指導者フランソワ・ヤカン師、トルコ・アッシリア正教のユスフ・チェティン首都大司教、トルコ・ユダヤ・コミュニティのイシャク・ハレヴァ・チーフ・ラビ、シリア・カトリック教会のユスフ・サー大司教代理、イスタンブルのムフティ(イスラムの指導者)のラフミ・ヤラン師らでした。

シャヒン知事は会合が持てたことは非常に喜ばしいと力説し、指導者たちに、イスタンブルは昔からさまざまな宗教を受け入れる都市であり、すべての宗教コミュニティが平和に暮らし、調和と友情の都市だったと語りました。

知事はこの会合の前には、イスタンブルの博物館の管理者たちとの会合や、神学の専門家たち、NGOの代表者たちとの会合も開催しました。


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