トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

EUとの契約で、難民の最初の一団がギリシャからトルコへ返送

2016年03月31日 | 国際
3月31日 3月合意に達したEU=トルコの契約によって、4月1日、移民の最初の一団がギリシャからトルコへ送り返されることになりましたが、難民の再入国手続きに関して未解決の問題もあり、契約の履行は遅れるかもしれません。

 Hurriyet

ギリシャとEU間では、難民何人を返送するか明確に決められていませんが、「ギリシャ・トルコ間では、4月4日に500人が返送される約束はできている」と、欧州委員会ソースが3月31日、AFPに語りました。この返送では、亡命を要請していないシリア人、アフガン人、パキスタン人が対象になるだろうと、当局は言い、これが、EU=トルコの契約によって行われる最初の返還だと確認しました。

現在、難民と移民が滞在しているエーゲ海の5島の中のどの島から返送が始まるのか、また、返送は海路か空路かも、当局はまだ特定していません。トルコは今月、財政的支援と、トルコ人のビザなし旅行と、EU加盟交渉を加速することと交換に、ギリシャに不法に上陸した移民・難民のすべてをトルコに返送することに合意しました。

最初の移民の一団の返送は、トルコからギリシャへ不法に渡った難民の数が多すぎるため、
遅れるかもしれません。冬の厳しい気象が終わり、海が凪いできた3月20日から30日までに、総計4197人の難民がトルコ経由でギリシアの島々へ不法に上陸しました。3月19日には、またべつの難民926人がギリシアに上陸して、その数は5000人になりました。

難民が集中するレスボス島やキオス島は難民が溢れ、レスボス島から難民2500人、キオス島から1500人がトルコへ送還されています
。ギリシア政府ソースは、難民の返還はおそらく、キオス島かレスボス島から始まるだろうと言っています。しかし、いつ、どこから、何人返送されるかは、まだ明確でないようです。


警察がアル・ヌスラ関連の容疑者16名を拘束

 3月30日、南東部アドゥヤマン県でジャブハト・アルヌスラと関係があると思われる16人が拘束されました。

 Hurriyet

対テロ警察隊が、30日早朝、憲兵隊とともに、20戸の住居を同時手入れしました。警察隊はアルヌスラに応募したと思われる16人を捕らえました。4人は現在逃走中。容疑者たちは病院で健康チェックを受けた後、取り調べのため警察署に送られました。

ジャブハト・アルヌスラは主としてシリアで活動しています。トルコは2014年以来、テロ組織と指定しています。トルコは最近、アルヌスラやイスラム国(IS)関連の戦闘員に対する対策を強化しています。これら組織のメンバーたちは、トルコ全土の都市にアジトをつくっています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする