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「スルの作戦でPKK戦闘員279人を殺した」とトルコ軍発表

2016年03月11日 | 国内
3月11日 昨12月から始った南東部の町スルの大規模な対テロ作戦で、非合法組織クルド労働者党(PKK)の戦闘員279人が殺されたと、トルコ軍が発表しました。

 Hurriyet

「スルの作戦で、分離主義者テロリスト組織の279人のメンバーが殺され、206のバリケードが除去され、365個の即席爆発物(IED)が無効にされた」と3月10日、参謀本部が発表しました。

「504個の武器と、48,048個の砲弾、10個のラジオ、3,476キロのIED製作用の材料が押収された」と軍は付加し、ディヤルバクル県スル地区で2015年12月18日に始まった対テロ作戦は3月9日に終わったと発表しました。

スルではまだ、パトロールや捜索がつづき、PKがつくった塹壕を埋めたり、バリケードを除去したりしています。3月10日朝、ディヤルバクル警察のアドナン・タシュダン部長や副知事らを含む委員会がスルの視察を行っているとき、PKKの発砲がありましたが、治安部隊がただちに応戦し、4人のPKK戦闘員が死亡しました。

スルでは103日間の対テロ作戦が終わり、トルコ軍は集団でスルを去りはじめ、装甲車が本部に帰る姿が見られました。


NATOはトルコ=シリア国境の監視を強化する

NATOは加盟国トルコを隣国シリアの脅威から守るために、トルコ=シリア国境の監視を強化することにしました。

 Hurriyet

「われわれは2月11日、トルコ=シリア国境の監視を増強することで、トルコと合意した。われわれは可能な最善の方法で、トルコとともに監視体制を確立しようとしている」とNATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、3月10日、ブリュッセルで、欧州委員会のジャン・クロード・ユンケル委員長との共同記者会見で語りました。

3月8日、子供1人を含む2人のトルコ市民が、南部トルコ・キリス県の町で、シリアからのロケット弾に当たって死にました。「トルコはシリア危機の影響を最も受けているNATO同盟国だ。NATOはすでにトルコに、航空機、艦船、パトリオット・バッテリーなど配備している」と、ストルテンベルグ事務総長は言いました。

トルコのダウトオール首相は3月7日、ブリュッセルのNATO本部訪問中、NATOに、シリア国境へのさらなる支援を求めましたが、事務総長のコメントはそれから数日後のことでした。「われわれはわが国の国境に、はっきりとNATOの存在を見たいと思っている」とダウトオール首相は言いました。

NATOはすでに、移民運び屋を厳しく取り締まり、ギリシャ経由でヨーロッパに入ろうとする難民の流れを阻止するために、エーゲ海に艦船を送ることで、トルコと合意しています。そのためにはNATOの艦船がギリシャとトルコの領海に入ることになるでしょう。

2015年初めから、シリアの戦乱を逃れてきた多くの難民を含む100万人以上の人々が、地中海を渡っています。


2015年、50万人がカッパドキアでバルーンに乗った

昨年、ほぼ50万人のツーリストが、熱気球からカッパドキアの風景を眺めました。カッパドキア地方には、毎年、250万人の内外のツーリストが訪れますが、そのおよそ5分の1がバルーン・フライトを体験しています。

 Hurriyet

バルーン・フライトは一般に、気象状況の良い日の早朝、ネヴシェヒル県ギョレメ地区から飛び立ち、ツーリストたちは、有名なペリバジャ(妖精の煙突)など、カッパドキアのすばらしい風景を空から観賞します。

ギョレメのヌーリ・ジンギル区長は、熱気球フライトは気象状況によって、毎年300日くらい行われていると言っています。ハイシーズンには毎日、150基のバルーンが飛び立っています。

「2014年には319日フライトが行われ、43万4639人が、26,708基のバルーンに乗って空の旅を楽しみました。2015年には266日フライトがあり、49万8812人が27,775基のバルーンで空の旅を楽しみました。2014年から2015年で14%も増加しました」とジンギル区長。

Hurriyet

「ギョレメの1日のバルーン・フライト数は世界一です。カラフルなバルーンはトルコ旅行のプロモーションにも重要なものです」とジンギル区長は言っています。ガイドブック「ロンリー・プラネット」のオンライン投票によると、カッパドキアはハネムーンのトップ人気の旅先のひとつで、また、プロポーズの場所としても人気があるそうです。


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