トルコのトピックス

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首相がテロの犠牲者慰霊のために現場を訪れた

2016年03月17日 | 国内
3月17日 17日、アフメト・ダウトオール首相が、3月13日のテロ犠牲者慰霊のために、爆発テロの現場を訪れました。

 Hurriyet

首相はサレ夫人とともに、、アンカラのクズライ広場の現場を訪れ、犠牲者に花を捧げて祈りました。ダウトオール首相はまた、現場の地面にトルコ国旗を置き、犠牲者たちに敬意を表しました。その後、首相は爆発で店を壊された商店主たちを見舞いました。

公式発表によると、3月13日の爆発はクルド労働者党(PKK)によるもので、死者は少なくとも35人ということです。


ドイツ大使館がテロ攻撃の脅威のため1日閉鎖した

ドイツ外務省が3月17日、テロ攻撃の脅威のために、アンカラのドイツ大使館を閉鎖したと発表しました。

 Hurriyet
装甲車が警備するドイツ大使館


アンカラのドイツ大使館の職員が、テロ攻撃の予兆が確認できなため、用心のため1日閉館することにしたとHurriyet 紙に語りました。イスタンブルのドイツ領事館とドイツ学校も閉鎖したということです。学校当局は学生と保護者に通知を出し、ドイツ領事館の警告を受け、3月17日休校にすることにしたそうです。


トルコ政府は新たに1万5000人の警官を雇う

アンカラの自爆テロ後、政権政党・公正発展党(AKP)は対テロ対策を強化するために、新たに1万5000人の警官を雇う議案を国会に提出しました。

 Hurriyet

3月13日の首都の中心での爆発テロを初め、国内での相次ぐテロ攻撃に対して、トルコ当局は警備体制を強化しています。AKPの動議では、新しい警官は主として、対テロ部署に集中的に配置されます。議案は来週、委員会で討議され、早急に通過すると思われます。

「国家の最も基本的な使命は、その市民を、恐怖や懸念なく、平和に、安全に暮らすことを保証することにある。この観点における最大の責任は、犯罪と戦う警察を持つことにある」と提議にはあります。


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インジルリク空軍基地が警備レベルを上げた

2016年03月17日 | 国内
3月16日 南東部アダナ県のインジルリク空軍基地の警戒レベルが、最近、最高レベルまで上げられました。インジルリク基地は、アメリカ主導の対イスラム国(ISIL)連合国の戦闘機が使用しています。

 Hurriyet

これまでも基地の警戒レベルはときどき最高まで上がっていました。トルコの治安当局は、基地の治安体制を24時間、最高レベルに維持しています。トルコ人職員用のシャトルバスも、基地のさまざまなゲートから出入りしています。およそ1000人いる基地の職員は、3月11日、休暇が与えられていましたが、警戒情報によって部署に呼び戻されました。

アメリカ主導でISと戦っている5か国、アメリカ、イギリス、ドイツ、カタール、サウジアラビアは、昨年7月以来、インジルリク基地に航空機を配備し、多くの航空機が毎日、離陸し、シリア国境を監視してきました。しかし、この地域にロシアの航空機が増えたため、連合国の航空機は押され気味になっています。


内務省がアンカラの爆弾テロの大捜査を始める

少なくとも37人の命を奪った3月13日のアンカラの爆弾テロで、警備と情報面の欠落があったか判定するために、トルコ内務省は広範な捜査を始めました。

Hurriyet
アンカラの爆発テロ現場に捧げられた花と犠牲者たちの寫眞


内務省は、自爆犯はクルド労働者党(PKK)のメンバーのセヘル・チャーラ・デミル(24)と認定しました。メディアの報道は第2第3の容疑者の存在をうかがわせています。エフカン・アラ内相は、民間と警察の検査官たちに、テロ攻撃に対する警備と情報収集面に欠陥があったか、また、なぜテロ攻撃を防げなかったのか、情報部隊と警備チームの手抜かりが事件を起こしたのか、などを 調査するよう命じました。

当局はまた、爆弾を積んだ車がアンカラに持ち込まれたとき、警備に手抜かりがなかったかを調べます。検査官たちはまた、2月17日のアンカラの爆発テロ後、2月20日にダウトオール首相が発表した新しい警備機構にもかかわらず、なぜ攻撃が防げなかったのか、また、3月13日、爆弾を積んだ車がバス専用のレーンに入ったとき、なぜわからななかったのかを調査します。

爆発に使われた車は2月19日に購入され、2月20日は、南東部シャンルウルファ県に置かれ、ガジアンテプ、ハタイ、ディヤルバクルを通って目的地アンカラに到着したそうです。攻撃の15日前に、車はアンカラに入っていたのに、なぜ気づかれなかったのか、怠慢を非難されるべき警官を解雇すべきか、なども検査官たちは調査します。

3月13日のテロが起こったアタテュルク大通りの通行が解除されると、多くの人々が現場を訪れ、祈り、赤や白の花を捧げました。

爆発はRDXとTNTとアンモニウム硝酸塩を混合した300キロの爆弾によるものだったと、3月16日、治安ソースが言いました。RDXとTNTはいずれも軍事用・工業用に使われ、アンモニウム硝酸塩は主として肥料に使われますが、しばしば自家製爆弾にも使われるそうです。情報筋によると、爆弾の成分と規模は、29人が死んだ2月17日の、アンカラの軍用バスへの攻撃に使われた爆弾と類似しているそうです。


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