夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『天使にラブ☆ソングを ~Sister Act~ 』

2019-12-20 11:38:27 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ
東京公演はとっくに終わってしまいましたが・・・💦💦
(2月2日まで全国ツアー中。)

過日、シアターOrbで、まぁ様(朝夏まなとさん)主演のミュージカル『天使にラブ☆ソングを ~Sister Act ~』を観てきました。



渋谷は行く度に新しくなっていますねー👀
今回は、JRからシアターOrbまでの通路に新しく、渋谷scramble square というショッピングビルがオープンしていました✨
田舎モンには、まばゆ過ぎる空間でございます😮

さてさて、『天使にラブ☆ソングを ~Sister Act~ 』。

Wキャストは、まぁ様と今拓哉さんで観ました。



愛人カーティス(今 拓哉さん)の殺人現場を目撃してしまい、口封じのために捕まりそうになった歌手のデロリス(朝夏まなとさん)は、高校の同級生で今は警官のエディ(石井一孝さん)を通して、修道院に匿われます。
厳格な修道院長(鳳蘭さん)は、デロリスに聖歌隊で歌うように提案します。
聖歌隊にはいろいろな修道女(春風ひとみさん、未来優希さん、田中利花さんたち)がいますが、まるで覇気がありません。
デロリスは、歌うことの楽しさを聖歌隊に伝え、やがて聖歌隊は評判になって礼拝に訪れる人が増えていき、売却されそうだった修道院の財政も潤います。
デロリスも人のために何かすることの喜びを感じるようになり、修道院長とも絆が生まれます。
しかし、デロリスの居場所がカーティスたちに知られてしまい・・・

時代は1977~78年頃。
まぁ様はまだ生まれていませんが、私にはちゃんと記憶のある時代ですので、当時の風俗が懐かしかったです😀

ニーハイブーツに超ミニワンピのまぁ様が歌い踊ると手足の長さが映えること🤗
シスターの衣装というのも新鮮でした。
まぁ様には、こういう身体全体で歌い踊る系のミュージカルが嵌まるなぁと思ったのでした✌️

まぁ様が主役ですが、このミュージカルの本当の主役は音楽だと思います。(実況CDを発売してほしい。)
修道女たちが歌う讃美歌やゴスペル、カーティスやエディが歌うディスコサウンドなどいろいろなジャンルのナンバーがてんこ盛りですが、違和感なく楽しめたのでした。
圧巻なのはやはり修道女たちのゴスペルのステージでした👏

未来優希さんや田中利花さんは、さすがに歌が上手いです。
ああいうふうに自分の声を操れるって憧れます。

春風ひとみさんは、老修道女の役でしたが、本当に役に嵌まっていました。

そして、忘れてならないのが鳳蘭さん。
デロリスを嗜めるにせよ、受け入れるにせよ、鳳蘭さんの包容力あってのことだと思いました。
鳳蘭さんの修道院長は初演から観ていますが、回を重ねるごとにしっくりときます。

そうなんですよ。
『天使にラブ☆ソングを』は、実は初演、再演と観ているのです。
でも、瀬奈じゅんさん、蘭寿とむさんのデロリスで観ているので、初演からずっと続投中の、森公美子さんのデロリスには一度もお目にかかれないままなのです⤵️
きっと嵌まり役なのだろうなぁと想像しつつ、宝塚のOGキャストのチケットを取ってしまうのでした。

塩田明弘さん指揮のオーケストラの演奏も、のりのりで素敵でした。

とにかく、あっけらかんと楽しめるミュージカルでした✨🎄✨






コメント (2)
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『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』(2)

2019-12-08 00:45:16 | 宝塚観劇つれづれ
さて、ジョージとエマの恋の逃避行💕
ヘリコプターに乗ります。
忘れた頃に登場する(笑)お馴染みの例のクレーンですね🙂
この作品は、〈AUSTRIA〉がテーマですから、観光名所としてのウィーンやアルプスの美しい風景が舞台奥のスクリーンに映し出されます。

吉正センセイは、映像を使うことが得意なようで、今回もオーバーチュアの最中にスクリーンでキャスト紹介をしていました。
で、思わず見入って👀しまったのが、ありちゃんとるみこさんのエクササイズの映像でした🤣

ありちゃん(暁 千星さん)は世界的なサッカーのプレイヤーのパブロ・ガルシア⚽️
顎にうっすらとお髭を生やしたありちゃんを本役で見る日が来ようとは😮
今まで、「ありちゃん=可愛い」というイメージだったのです。
でも、パブロは性格は可愛いのですが、とても精悍な男でした。
出番はあまり多くないのですが、「♪マッチョマッチョ」で場をさらったり、意外な結末👨‍❤️‍👨が用意されていたり、とにかく観客の頬が自然と緩んでくるパブロだったのでした。

ジョージの友人でフロント係のフェリックスはおだちん(風間柚乃さん)。
ストーリーを動かしていくなかなか大きな役です。
芝居が自然で上手いし、まだ下級生なのに上級生と丁々発止とやりあっても全くひけをとらないのはすごいなぁと思いました👏

ところで、この作品でいちばんの儲け役はエルフィーではないでしょうか?
年齢不詳のホテルのベテランコンシェルジュです。
るみこさん(光月るうさん)が女役で頑張っていました。

ジョージのパパ(ちなつさん)の愛人かな?と思わせるツヴィックルに白雪さち花さん。
賑やかしのお役でしたが、あっけらかんとした性格で嫌味にならず、悉くピンクづくめの衣装が似合っていました。

リチャード(れいこさん)とつるんで金儲けを企むパパラッチが輝月ゆうまくん。
銀橋でのれいこさんとの同期生同士のお芝居がおとなっぽく、95期はもうベテランなのねーという雰囲気。

警官のデニスが紫門ゆりやさん。『ON THE TOWN』に続いて、また警官役というのも気の毒な気がしますが・・・役付きが難しい学年ですよね🙁
溌剌と頑張っていました。
ゆりやさんのもうひとつの役、セレブの男はド派手なスーツにファーにグラサン😎
ちゃんと着こなしているのはさすが。
警官の制服より断然似合ってる🤗

エマのお母さんが夏月都さん。
ちゃんとふつうの一般人でした。←ほめてます。
タカラジェンヌがオーラ✨を消して「今の時代のふつうの人」を演じるのって、意外に難しいのでは?と思います。

ここまでが、まあ、目立つ役でしょうか?
でも、エルフィーの回りに必ずいる男女ふたりずつのフロント係には、期待の中堅~若手がキャスティングされて、セリフやちょっとしたナンバーもありましたし。
卒業する娘役さんふたりには、キャリアに応じた見せ場がありました。
確かに目立つ役は少ないけれど、その他にも有望な下級生はちょっとずつ目立つ場面をもらっている印象です。
その辺りは、吉正センセイが座付き演出家としての気配りをちゃんとしている印象でした。

フィナーレ。
小池センセイの定番フィナーレに少し手を加えた構成という感じ。
ロケットボーイをやったありちゃんの足の上がり方がすごい⤴️⤴️
ありちゃんにつられて?ロケットダンサーの足の高さが凄かったです👏
男役の大階段でのダンスは、Austriaの作品を意識してかチロリンハットで。お髭を取ったちなつさんが若々しく溌剌~♥️
トップコンビのデュエットダンスの衣装が素敵でした。


コメディなので、難しく考えなければ楽しめる作品だと思います。
家族への愛や故郷への愛がテーマというのも、よくわかりますが・・・
『エリザベート』のように宝塚での再演が繰り返されるミュージカルではないような気はしました。
現代・現在を題材にした作品は、宝塚ではなかなか難しいですね。
(上から目線、すみません🙇)




🌼私が観劇した回は、なんと❗️みりおくんがご観劇でした。お元気そうでなにより🙂
終演後、外に出たら楽屋口付近に出待ちの方々が!ソワレもあるのになぜ?と思いましたが、あれはみりおくん待ちだったのでしょうね。




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『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』(1)

2019-12-03 22:42:38 | 宝塚観劇つれづれ
『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』


東京宝塚劇場のクリスマスツリー🎄
オーストリアの国旗🇦🇹をイメージしているのですね




観てきました☺️
大劇場公演のいろいろな評価が聞こえてきましたが、私はなかなか面白かったです💮
ストーリー的には、ご都合主義というかきれいにまとまり過ぎたかしら?と思わないでもないですし、間延びしている部分もありました。
でも、トップスターの退団公演ではない普通の公演、しかもハッピーエンドのコメディなので、肩の力を抜いて楽しく観れました🙂


ウィーンミュージカルを齋藤吉正センセイが宝塚歌劇版として演出しました。
どの程度、オリジナルに忠実なのかわかりませんが、『エリザベート』ネタは多用していましたね😅
それと吉正センセイの脳内のブームなのでしょうか?「コンプライアンス」「フレシキビリティ」「クール」etc.・・・カタカナ言葉のオンパレード。特に二幕での「クール」の連発は、女の子が何にでも「かわいい🎀」と叫ぶがごとくで、かえって語彙の貧しさを感じてしまってクールじゃない・・・すみません🙏

4つ星ホテル「エードラー」の御曹司のジョージはたまきちくん(珠城りょうくん)。たまきちくんは現代の青年が似合いますね✌️(『カンパニー』の青柳さんも。)自分をあまり主張しないから、一見頼りなさそうだけれど、自分の意見はしっかり持っていて不言実行のタイプ。でも決してピリピリしているのではなく、穏やか。打たれ弱い面はあるかも?ホテルの女子従業員にさぞかしモテるのだろうな💕
こういう役をさりげなくこなしてしまうたまきち株が上昇中です⤴️
このままエマとうまくいくのかな♥️と思ったら、突き落とされての演技もいいですね。
そして、燕尾服姿のたまきちくんは超クール。
上手の2列目で観たので、目の前にたまきちくんが颯爽と立っているわけですよ😍ドキドキ💓

ハリウッドの女優エマは美園さくらさん。時々、お芝居がすごく上手い👏と感じることがあって、こういう部分がトップ娘役に選ばれた所以なのねーと思いました。
ただエマの衣装が・・・センスがいいのかどうかよくわかりません🤔
海外ミュージカルなので、いつもの娘役のキーよりは低い音域で歌うことが多かったのですが、低音がなかなかきれいでした。

エマのマネージャーのリチャードはれいこさん(月城かなとさん)。前作は休演していたので、12月になって、今年初めて舞台でお目にかかります。
よりカッコよくなって凄みがありました。
何事にも動じなさそうな敏腕でやり手のマネージャー。でも実は・・・という2番手ならではの黒い役。
いちばん現実的なお役でしたね。

今年初めて、舞台でお目にかかる方がもうひとり。ちなつさん(鳳月杏さん)です♥️
ものすごく華やかなおじさま✨
スーツとお髭が似合ってダンディー。
ジョージのお父様です。
妻のロミーに追従したり、ジョージの革新的な意見に賛成したり、コロコロと言うことが変わるパパです😦
でもそれは、ホテルの経営命❗️になってしまったロミーと、旧弊を打破したいジョージとの間を取り持つ彼なりの処世術なのでしょう。
息子の人生の節目にアドバイスを与えるという、父親の大切な役目はちゃんと果たしています。
ソロで歌うシーン、ロミーとのデュエットなどありましたが、音域が合っているのか、とてもいいです🤗
途中、地声では無理らしい高音があって、そこだけ女声(裏声)になったのがツボでした。

このミュージカルは、娘役のキーはいつもより低いし、男役には無理な低音がありません。
同声でハモっている感じです。
もしかして、本来の男性役のキーはもう1オクターブ低いのかもしれませんね。

ロミーは海乃美月さん。
たまきちくんよりも下級生ですが、その演技力でちゃんとママでした。
シンプルな髪型がすてきで、立ち姿が美しいママでした。
落ち着いた雰囲気でちなつさんとの並びもなかなか決まっていました。

ジョージとエマの恋は微笑ましいし、頑張れ❗️って思うけれど、気持ちがわかるというか、感情移入できるのは、パパとママのほうだなぁと感じたのでした。

(続く)


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