夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』(1)

2019-12-03 22:42:38 | 宝塚観劇つれづれ
『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』


東京宝塚劇場のクリスマスツリー🎄
オーストリアの国旗🇦🇹をイメージしているのですね




観てきました☺️
大劇場公演のいろいろな評価が聞こえてきましたが、私はなかなか面白かったです💮
ストーリー的には、ご都合主義というかきれいにまとまり過ぎたかしら?と思わないでもないですし、間延びしている部分もありました。
でも、トップスターの退団公演ではない普通の公演、しかもハッピーエンドのコメディなので、肩の力を抜いて楽しく観れました🙂


ウィーンミュージカルを齋藤吉正センセイが宝塚歌劇版として演出しました。
どの程度、オリジナルに忠実なのかわかりませんが、『エリザベート』ネタは多用していましたね😅
それと吉正センセイの脳内のブームなのでしょうか?「コンプライアンス」「フレシキビリティ」「クール」etc.・・・カタカナ言葉のオンパレード。特に二幕での「クール」の連発は、女の子が何にでも「かわいい🎀」と叫ぶがごとくで、かえって語彙の貧しさを感じてしまってクールじゃない・・・すみません🙏

4つ星ホテル「エードラー」の御曹司のジョージはたまきちくん(珠城りょうくん)。たまきちくんは現代の青年が似合いますね✌️(『カンパニー』の青柳さんも。)自分をあまり主張しないから、一見頼りなさそうだけれど、自分の意見はしっかり持っていて不言実行のタイプ。でも決してピリピリしているのではなく、穏やか。打たれ弱い面はあるかも?ホテルの女子従業員にさぞかしモテるのだろうな💕
こういう役をさりげなくこなしてしまうたまきち株が上昇中です⤴️
このままエマとうまくいくのかな♥️と思ったら、突き落とされての演技もいいですね。
そして、燕尾服姿のたまきちくんは超クール。
上手の2列目で観たので、目の前にたまきちくんが颯爽と立っているわけですよ😍ドキドキ💓

ハリウッドの女優エマは美園さくらさん。時々、お芝居がすごく上手い👏と感じることがあって、こういう部分がトップ娘役に選ばれた所以なのねーと思いました。
ただエマの衣装が・・・センスがいいのかどうかよくわかりません🤔
海外ミュージカルなので、いつもの娘役のキーよりは低い音域で歌うことが多かったのですが、低音がなかなかきれいでした。

エマのマネージャーのリチャードはれいこさん(月城かなとさん)。前作は休演していたので、12月になって、今年初めて舞台でお目にかかります。
よりカッコよくなって凄みがありました。
何事にも動じなさそうな敏腕でやり手のマネージャー。でも実は・・・という2番手ならではの黒い役。
いちばん現実的なお役でしたね。

今年初めて、舞台でお目にかかる方がもうひとり。ちなつさん(鳳月杏さん)です♥️
ものすごく華やかなおじさま✨
スーツとお髭が似合ってダンディー。
ジョージのお父様です。
妻のロミーに追従したり、ジョージの革新的な意見に賛成したり、コロコロと言うことが変わるパパです😦
でもそれは、ホテルの経営命❗️になってしまったロミーと、旧弊を打破したいジョージとの間を取り持つ彼なりの処世術なのでしょう。
息子の人生の節目にアドバイスを与えるという、父親の大切な役目はちゃんと果たしています。
ソロで歌うシーン、ロミーとのデュエットなどありましたが、音域が合っているのか、とてもいいです🤗
途中、地声では無理らしい高音があって、そこだけ女声(裏声)になったのがツボでした。

このミュージカルは、娘役のキーはいつもより低いし、男役には無理な低音がありません。
同声でハモっている感じです。
もしかして、本来の男性役のキーはもう1オクターブ低いのかもしれませんね。

ロミーは海乃美月さん。
たまきちくんよりも下級生ですが、その演技力でちゃんとママでした。
シンプルな髪型がすてきで、立ち姿が美しいママでした。
落ち着いた雰囲気でちなつさんとの並びもなかなか決まっていました。

ジョージとエマの恋は微笑ましいし、頑張れ❗️って思うけれど、気持ちがわかるというか、感情移入できるのは、パパとママのほうだなぁと感じたのでした。

(続く)


コメント
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