夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『I AM FROM AUSTRIA ―故郷は甘き調べ―』(2)

2019-12-08 00:45:16 | 宝塚観劇つれづれ
さて、ジョージとエマの恋の逃避行💕
ヘリコプターに乗ります。
忘れた頃に登場する(笑)お馴染みの例のクレーンですね🙂
この作品は、〈AUSTRIA〉がテーマですから、観光名所としてのウィーンやアルプスの美しい風景が舞台奥のスクリーンに映し出されます。

吉正センセイは、映像を使うことが得意なようで、今回もオーバーチュアの最中にスクリーンでキャスト紹介をしていました。
で、思わず見入って👀しまったのが、ありちゃんとるみこさんのエクササイズの映像でした🤣

ありちゃん(暁 千星さん)は世界的なサッカーのプレイヤーのパブロ・ガルシア⚽️
顎にうっすらとお髭を生やしたありちゃんを本役で見る日が来ようとは😮
今まで、「ありちゃん=可愛い」というイメージだったのです。
でも、パブロは性格は可愛いのですが、とても精悍な男でした。
出番はあまり多くないのですが、「♪マッチョマッチョ」で場をさらったり、意外な結末👨‍❤️‍👨が用意されていたり、とにかく観客の頬が自然と緩んでくるパブロだったのでした。

ジョージの友人でフロント係のフェリックスはおだちん(風間柚乃さん)。
ストーリーを動かしていくなかなか大きな役です。
芝居が自然で上手いし、まだ下級生なのに上級生と丁々発止とやりあっても全くひけをとらないのはすごいなぁと思いました👏

ところで、この作品でいちばんの儲け役はエルフィーではないでしょうか?
年齢不詳のホテルのベテランコンシェルジュです。
るみこさん(光月るうさん)が女役で頑張っていました。

ジョージのパパ(ちなつさん)の愛人かな?と思わせるツヴィックルに白雪さち花さん。
賑やかしのお役でしたが、あっけらかんとした性格で嫌味にならず、悉くピンクづくめの衣装が似合っていました。

リチャード(れいこさん)とつるんで金儲けを企むパパラッチが輝月ゆうまくん。
銀橋でのれいこさんとの同期生同士のお芝居がおとなっぽく、95期はもうベテランなのねーという雰囲気。

警官のデニスが紫門ゆりやさん。『ON THE TOWN』に続いて、また警官役というのも気の毒な気がしますが・・・役付きが難しい学年ですよね🙁
溌剌と頑張っていました。
ゆりやさんのもうひとつの役、セレブの男はド派手なスーツにファーにグラサン😎
ちゃんと着こなしているのはさすが。
警官の制服より断然似合ってる🤗

エマのお母さんが夏月都さん。
ちゃんとふつうの一般人でした。←ほめてます。
タカラジェンヌがオーラ✨を消して「今の時代のふつうの人」を演じるのって、意外に難しいのでは?と思います。

ここまでが、まあ、目立つ役でしょうか?
でも、エルフィーの回りに必ずいる男女ふたりずつのフロント係には、期待の中堅~若手がキャスティングされて、セリフやちょっとしたナンバーもありましたし。
卒業する娘役さんふたりには、キャリアに応じた見せ場がありました。
確かに目立つ役は少ないけれど、その他にも有望な下級生はちょっとずつ目立つ場面をもらっている印象です。
その辺りは、吉正センセイが座付き演出家としての気配りをちゃんとしている印象でした。

フィナーレ。
小池センセイの定番フィナーレに少し手を加えた構成という感じ。
ロケットボーイをやったありちゃんの足の上がり方がすごい⤴️⤴️
ありちゃんにつられて?ロケットダンサーの足の高さが凄かったです👏
男役の大階段でのダンスは、Austriaの作品を意識してかチロリンハットで。お髭を取ったちなつさんが若々しく溌剌~♥️
トップコンビのデュエットダンスの衣装が素敵でした。


コメディなので、難しく考えなければ楽しめる作品だと思います。
家族への愛や故郷への愛がテーマというのも、よくわかりますが・・・
『エリザベート』のように宝塚での再演が繰り返されるミュージカルではないような気はしました。
現代・現在を題材にした作品は、宝塚ではなかなか難しいですね。
(上から目線、すみません🙇)




🌼私が観劇した回は、なんと❗️みりおくんがご観劇でした。お元気そうでなにより🙂
終演後、外に出たら楽屋口付近に出待ちの方々が!ソワレもあるのになぜ?と思いましたが、あれはみりおくん待ちだったのでしょうね。




コメント
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