夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『 WEST SIDE STORY』

2018-01-26 00:08:00 | 宝塚観劇つれづれ

東京が大雪に見舞われた翌日の11時公演を観ました☺️



国際フォーラムCホールには、オケボックスが設置されていましたので、チケット番号-4の列番号だったので、なんだかお得で嬉しい😃
下手寄りでしたが前方のお座席☺️

バーンスタイン作曲のWSSの名曲の数々を生で聴けたのもとても良かったです。
友人が「オーケストラ上手だね😃」。
そう言われると、プッ❗️だのピッ❗️だの音を外すことがありませんでした。
独特のクラリネットのフレーズとか気持ちよく聴けました🎵

さて、私は宝塚のWSSは観たことがなく、四季のも観たことがなく、その昔、映画をTVで放送していたのを観たことがあるだけという、頼りない状態。
マリアが最後にどうなったのかの記憶がありません😰

それで、私のなかでは、ジェッツとシャークスではなく、ジェット団とシャーク団という、古びた呼び方となっていました😅

さてオーバーチェアの演奏のあとにいよいよ開幕。
桜木みなとくんを中心としたジェッツのダンスから。
わくわくします(゚∀゚*)(*゚∀゚)
そして、芹香斗亜ちゃんを中心にシャークスのダンス。
おおっと❗️これが映画のポスターとかで有名な振りなのね😃と感激。

真風くんのトニーの登場は開演してかなり経ってから。
トニーは実直そうな青年でした。
以前より男っぷりが上がっている?⤴️

体育館でのダンスパーティーの場面が華やか✨
娘役さんたちのワンピースがみんなかわいい🎀
男役さんたちの、50年代風のジャケットとネクタイ、ズボンのラインもカッコいい✌️
ジェッツでずんちゃんのリフと組んで踊るのがヴェルマの綾瀬あきなちゃん。青の水玉のワンピースが目立っていて、小柄な身体にキレのいいダンスがすてきでした💐
シャークスでキキちゃんのベルナルドと踊るアニータは和希そらくん。黒髪に浅黒い肌で女役が自然に似合っています。
白のワンピースは、星風まどかちゃんのマリア。
元ネタがロミジュリだから、真風トニーといわゆるバルコニーの場面があって、デュエットもたくさんあります。
ふたりとも歌えていますが、まどかちゃんは高音域が苦しそう。
声の相性はこのWSS限定では、まだちょっと‥‥という感じでしょうか?
で、最後のマリアの場面は、まどかちゃんの本領発揮?
感情的になりすぎず、でもどうしようもない気持ちはちゃんと伝わってきました。

娘役だけの「🎵アメリカ」や「🎵I feel pretty」は、場面自体が長くて、娘役さんたちにはかなりやりがいがあったのではないでしょうか?☺️

ジェッツに入りたくてたまらない女の子のエニボディズにまだ研1の夢白あやちゃん。
瑠風輝くんのアクションに認められたときの笑顔や、アニータがジェッツの男たちに遊ばれているのを直視できなくて、目と耳を塞いで震えている様子、一生懸命にジェッツの男子にくっついている様子など、上手いし印象的な役ですね☺️

ベルナルドのキキちゃん。
一言でいうと、精悍。
でもあれだけ喧嘩っ早いのは、自分がプエルトリコからの移民であることのコンプレックスでしょうか?
アメリカは移民の国だから、ジェッツのメンバーだって移民だけれど、プエルトリコはまだ「テレビを持って帰っても、電気がないから映らない」という国らしいし。
こういう役のキキちゃんは新鮮。
キキちゃんは白い王子様ができる男役だと思っていますが、黒系もなかなか💕

シャークスのメンバーの金網超えがカッコいい、というか、みんなしっかり形になっていました👏

シャークスのNo.2は蒼羽りくくんのリフ。
りくくんはダンスが上手いので、動きがシャープで、撫で付けた髪型と相まって、しっかりギャングに見えました。

そう、シャークスはギャング、ジェッツはチンピラ。
シャークスは強面のお兄さん、ジェッツはいきがってるにいちゃん。
こんな感じでしょうか?

ジェッツはトニーの次は、ずんちゃんのリフだからそう見えるのかもしれませんが、ひとつ間違うとハイスクールの不良少年たちになってしまうところを、そうなっていないのが演技力。
風馬翔くんはリアル男子に見えてこれはすごい😶
かっこいいメガネ男子がいる!と思ったら星吹彩翔くんでした。
楽曲の構成上、むりだったのかも知れないけれど、もんちの歌がちゃんと聴きたかったです。

シュランク警部補に寿つかささん。
ドラッグストアでタバコを吸う場面でけっこう人種差別と取られかねない際どいセリフを言っていました。
WASPの考え方って、50年前も現代もあまり変わっていないのでしょうか?(トラ○プ大統領が似たような発言で物議を醸し出しています……)
それはともかく、ダンサーのすっしいさんとしては、踊りたい振りがたくさんあったでしょうね!
クラプキ巡査が松風輝くん。
胴布団を入れて、小物な巡査の感じがありありでした(^_^;)

ドラッグストアのオーナーのドクは英真なおきさん。
若者たちに一定の理解はあっても、やっぱり理解できなくて、自分がいながら最悪の結果を招いてしまった……
慙愧に耐えられないだろう役。
年齢的に私はドクに近いのですよね。
だからかもしれませんが、ドクの心情が切なすぎて。
じゅんこさんはロミジュリで神父を演じていたと思うのですが、ドクは神父よね。

さて、演出補は稲葉太地センセ。
プログラムから引用します。
「〜タブーとされる風潮が大いにある暴力的な言動、セクシャリティやマイノリティに関する表現を若干でもマイルドにしたほうがいいのかなと考えないではありませんでした。しかしながらこの作品を上演するに当たってそこから目を背けたら、上演する意味なんて何もなくなってしまうと思い至りました。」
ということで、表現がかなり直截的です。
演劇とはいえ、「清く正しく美しく」を掲げる歌劇団の生徒にそこまでさせるか?! あるいは観客にそこまで見せるのか?!という場面もなくはありません。
稲葉センセの主張はとてもよくわかるのだけれど、後味が悪い面があるのも確か。
このあたりのバランスが難しいと思います。
夏に梅田で公演するときには、もうちょっとマイルドにしてほしいかな、と思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする