夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

「なつめの夜の夢」を遺して ~ご冥福をお祈り申し上げます~

2009-11-16 02:09:30 | 観劇の周辺
大浦みずきさんが、亡くなられました。
享年53歳。
まだまだ、まだまだ早過ぎます。
ご冥福をお祈り申し上げます。

『なつめの夜の夢』は、来年1月になつめさんが出演するはずの舞台でした。
それが、声の出演だけになり‥‥

今年5月のシアタークリエの舞台を降板されて、代役が同期生の剣幸さんに決まったのを知った時に、まさかなつめさんの身にこんな重大な事が降りかかっているとは露知らず、「うたこさんが代役でなつめさんは安心だろうな」とシアタークリエの前で能天気に公演ポスターを眺めておりました。

『カサブランカ』に出演中の磯野千尋さんも同期生です。


8月に決まっていたタンゴのショーも降板しなければならなくなった時は、タンゴの得意なダンサーさんを自ら指名して、代わってもらったそうです。
降板する舞台でも人任せにせずに、ご自分で出来る範囲で責任を全うされたのでしょうね。



なつめさんの思い出といえば、まだ私が宝塚歌劇を知らない頃に、お父様の故・阪田寛夫さんが、娘が宝塚歌劇団に入団したことをエッセイにして「文藝春秋」誌に発表されていたのを読んだのが最初です。
実家で「文藝春秋」を購読していて偶然読んだのです。
そこに“大浦みずき”の芸名の由来が書かれていて、芸名というものは自分で好き勝手につけてはいけないものらしい、と初めて知ったのでした。


なつめさんの現役時代の舞台はいくつか観ています。
なつめさんのトップ時代に「ダンスの花組」という呼び名が定着したような気がします。
(生舞台とビデオと記憶が曖昧になっていますが…)
黒燕尾を摘まんで反る男役独特のあのポーズがとても綺麗だったこと…
しなやかで切れのいい、無駄のない動き…
そして踊るフェルゼン様…


OGになられてからの舞台では、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエと、『イーストウィックの魔女たち』のフェリシアと、宝塚歌劇90周年の記念のTCAスペシャルOG版『ゴールデン・メモリーズ』を観ました。
(今年1~2月の『スーザンを探して』で久しぶりに拝見出来ると喜んでいたのに、降板されました。)


『ゴールデン・メモリーズ』は平成のトップ男役&娘役が集まったイベントで、なつめさんとうたこさんが最上級生でした。
錚々たるメンバーが終結していたのですが、おふたりに日向薫さんを加えての司会で、和やかな中にもレベルの高い舞台を観ることが出来ました。
その時感じたのは、なつめさんと花組で一緒だったメンバーだけでなく、その場の全員がなつめさんを慕い、信頼を寄せているという事でした。
単なる同窓会イベントではなく、「なつめ組」と呼びたくなるような雰囲気が舞台から伝わってきました。

あのイベントは生で観ることが出来て本当に良かった!と5年経った今でも、強く思います。
勿論、発売と同時にビデオも買い求め、今でも時々観ていますが、飽きることがありません。


その他にも、なつめさんの舞台の思い出はあるのですが、この辺りで‥‥


大浦みずき様、たくさんの夢をありがとうございました。
どうぞ、安らかにお眠りください。     
合掌

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世界の果てまでもこの愛を持って行こう@カサブランカ(2) ♪

2009-11-14 23:39:27 | 宝塚観劇つれづれ
空はおもいっきり青く高く光が眩しい土曜日でした。

本日も『カサブランカ』観劇DAY
ゆうひさんばっかり観ているので舞台全体を見渡す余裕がまだありません

さて、音楽指揮は佐々田愛一郎氏なのですが、氏はほぼ座って指揮されるのです。
その理由というのが、自分の後ろ姿がライトに入ってしまうと、銀橋渡りや舞台前方に出てきたスターさんの邪魔になってしまうから、という事で、とても心優しい方ですよね

オーケストラは昨日は、聴き苦しい部分があったのですが、今日はそういうこともなかったと思います。

それと大劇場にいく度に感じるのですが、東宝に比べてPA(音響効果)が悪いんですよねスピーカーが唸ってたり、バランスが悪かったり…
いつの間にか直っているのですけど。


かなりネタバレしていますし、しかも思い出したままの順不同
それはちょっとね…とおっしゃるお方はこのままブラウザを閉じてくださいませね。



     


タイトルは、再会したリックとイルザが、深夜のリックのカフェで“やはりお互いに忘れられない離れたくない”とふたりで歌うナンバーから。
この部分はリックの台詞にもなっています。

なぜこの部分をセレクトしたかといいますと‥‥

リックの衣装が、前場で着ていた背広の上着を脱いで、白ワイシャツにネクタイなんですよ←まずはこれがツボ
イルザを前にして、やっと素直な自分を出すリック。
で、椅子に座っているイルザの肩を、立ったリックが抱いている、というシチュエーションでライトが点く←このふたりのポージングが好き
客席に広い肩幅の後ろ姿を見せて、ブランデー(だと思う)の用意をして、
「君の瞳に乾杯×

ラブロマンスの古典の王道のような美しいシーンです

↑読み返してみると、かなりイタイ…


では、もうひとつ、今度はちゃんとした?ことを

一幕のラストはリックのソロ&銀橋渡りなのですが、本舞台は誰もいない薄暗いリックのカフェです。
そのまま終わるのかな?と観ていると、カフェにリックに関わる登場人物たちが無言で集まって、途中ストップモーションも入り、また緩く動き出し静かに紗幕が降りる。
その時、リックはまだ銀橋を渡りきっていなくて、ソロの残りをしっかり歌い上げて上手袖に捌けていきます。
この演出がいい!と思いました。
(何を暗示しているかまではまだ解りませんが)


いろいろ言われる事の多い大空さんのお歌ですが、本人比でかなり上達していると思います
何より聴きやすくなりました。
(大変失礼なことを言っているのはわかっておりますm(__)m)


最後にひとつ
ネットで仕入れたネタ

小池氏は、ヒロインに「ありえないわ」と言わせるのがお好きらしいです
シシィ、マルグリット、そしてイルザ。
(因みに、正塚氏は「何かの本で読んだのだけれど…」がお気に入りですよね)

今日も気儘に好き勝手なことを書いてしまいました
まだまだ、頭の中は「オオゾラユウヒinカサブランカ」が詰まっていて、整理できないです。
ほら、詰め込み過ぎの箪笥の引き出しって、どこから手をつけて整理したらいいかわからなくなる、そんな状態です
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おもいでは古傷にしみるかもしれませんよ…@カサブランカ(1) ♪

2009-11-13 20:43:57 | 宝塚観劇つれづれ
初日、おめでとうございます

観たよ~
夢の時間を過ごしました
博多座の初日には、感極まってしまいましたが、今日はとても爽やかです

終演後、組長さんに温かく紹介していただいた後の、ゆうひさんのご挨拶、いつもながらクレバーだと思いました。
単に頭がいい、のではなく、賢い人なのですよね

要旨だけでもまとめようと足掻きましたが、頭が舞い上がっていて、まとまりません…
とても心に響くご挨拶です

カテコは3回。2回目からはスタオベ。
最後のご挨拶は、
「インフルエンザに気をつけて劇場にお通いください」だったかな?


初日なので、あまりネタバレしないように気をつけて書きますが‥‥

それでも、ネタバレしてしまうと思います。

なので、あまり情報を仕入れたくない方は、以下はお読みにならないでくださいませm(__)m

確実に言えることは、
ぜんっぜん飽きさせることがありません

引き込まれていくのみです

これは間違いなく、大空祐飛の代表作です



     




開演アナウンス。
当然、拍手

舞台装置が、よく練られていると思う
後方のスクリーンの映像が時代を彷彿とさせて、物語の世界に自然に誘ってくれる
飛行機の使い方とか秀逸だと思う。

台詞と歌が自然に一体化している
「As Time Goes By♪」がいろいろなアレンジで、要所要所で流れます。

コーラスに迫力がある。
群集の場面とか、
国歌の掛け合いの場面とか、
ラズロを中心としたレジスタンスの仲間たちとの場面とか、凄い

幕開き、リックは上手銀橋のセリ上がり
トレンチコートで煙草片手に銀橋渡り。

男役だけの、リックの夢の場面のダンスが好き
十輝いりすくんと組んでるところとか。

二幕では、心に楔を打ち込んだはずのリックの心が解れていく様が、ひしひし伝わって、せつない‥‥


このまま、書き続けると止めどなく続くよ~


大劇場の主演者になるということは、こういうことなのだ…と感激

明日も観ます

そしたら、落ち着いてまた書こう

タイトルは、萬あきらさん扮するピアニストのサムが、リックに向けたことば。
字面からはあまり伝わらないかもしれませんが、とても優しい言い回しをしてくださっています。
このあとに、リックの「As Time Goes By」のソロ

例の台詞は、複数回、出てきます

が、いくらあっても足りません



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ソラへ ~Take Off!~ @《Diary》

2009-11-13 13:05:09 | 日々のつれづれ
北国の空港は雨模様でしたが、無事に飛び立ってまいりました

伊丹は雨は降っていませんが、風が強い~。

宙組に新しい風が巻き起こっているということで、わたしもその風に巻かれてまいります

3時からの公演と言えど、ゆうひさんの初日ですからね、かなり早めに着くような便にしました。


     

↓は、あさこさんが大劇場卒業の日に、配られたという号外に載っていたという、ゆうひさんのコメントです。


《 あさこが退団するなんてまだ実感がわきません。彼女がトップとしていてくれたからこそ、わたしも頑張れたのだと思う。
同期でも特に親しかったし、月組時代は本当に楽しかった。
本当に感謝しています。ありがとう。
これからあさこの分も頑張るね。 》


同期同士で、さよならの4日後がお披露目というのも、不思議な巡り合わせですよね…


ゆうひちゃん
本当におめでとうございます

さあいよいよです
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べるばら・ふぉ~らむ! (1)

2009-11-12 21:55:49 | 観劇の周辺
11日の夜に“演劇フォーラム”なるものに行ってきました。
13日には『カサブランカ』の初日でまた出かけるので、ちょっとは自制心が働いたのですけれどね…
テーマが「ベルばら」だしね行かねばっていうことで。

TVカメラが入っていましたので、いつかどこかで放送されるとは思いますが、感じたことなどを…

マチネの公演終了後、6時開始で、だいたい8時に終わりました。

入り口でB4を折り畳んだ黒字印刷の紙を貰いました。
写真は一切なく、文字だけ。
1ページ…本日のスケジュール

【第9回演劇フォーラム 宝塚歌劇】ベルサイユのばら 35年をふり返る」

第一部 講座
  「ベルサイユのばら」作品について
  「ベルサイユのばら」の35年を歴代オスカルとともにふり返る

第二部 座談
  「外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-」について

2・3ページ…初演以来の「ベルばら」の上演記録

4ページ…今日の出演者のプロフィール


★「ベルサイユのばら」作品について

司会者~下手、植田紳爾氏・池田理代子氏~上手に座って。
理代子先生は赤の上着(ニットのジャケットかな?)に黒のスカート。

舞台中央にスクリーンが有り、カラー原画が数枚映し出される。(連載の最後の頃or終了直後の、わたしにとって理代子先生の絵が、ネ申!だった時期の絵です)

長めの宝塚ファンなら、わりと知っている、「ベルばら」が舞台化されるまでの経緯を植田氏が語る。
「最初、不倫の話だから止めろと言われた」
「ロココの衣装を着せて人間を動かしてサマになるのは宝塚しかない」
↑このあたりは初めて聞いたかな?

司会者が理代子先生に話を振る。
「舞台化と伺ってどうでしたか?」

以下、理代子先生が語られたことの要旨です。
(順不同、思い出すままに書きます)

「最初にお話をいただくまで、宝塚を観たことがなかったので、観にいって、舞台化するのには合うところだと思った。
良いところに目をつけていただいた。
舞台の内容については自分のところにも、いろいろお手紙をいただくが…
内容より、とにかく自分の作品が舞台という場所で取り上げられることが嬉しい。
だって、そんな経験をさせていただける人は、めったにいないんですよ!(結構、力説してました、この部分)
ご招待していただくので、公演はわりと観ている。いつも前の方なので、一度、後方から観て、舞台全体を見渡したい。(…公の場でこの発言はちょっとね……)
「ベルサイユのばら」は自分の作品としては長いものではないが、ぐっと内容が凝縮している。
キャラクターもしっかりしていると思う。
当時、出版社に読者の年齢層を制約されていたので、書きたくても書けない部分はあった。
「ベルサイユのばら」は劇画と言われたりするが、自分は少女漫画という呼び方が好き」

理代子先生の宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」に対するスタンスは、そういうことだったのですね。
(一応、公式発言として?)
納得出来るような、出来ないような…


そういえば、植田氏はこんなことも、おっしゃっておられましたよ

「自信がある時しか、再演しない」 ←アンドレ編を本公演でやるにあたり、自信があったのか

「(原作の登場人物の台詞で)まだ書いていない部分がある、まだ書いていない部分がある!ここもやりたい、あそこもやりたいと思う」 ←もういいから…

「言葉使いがあまりリアルになってはいけない」 ←宮廷貴族に、市井のおっさん、おかみさんの言葉使いをさせるのは止めてください


ここで理代子先生は退場され、4人のOGの皆さんと引き続き居残りの植田氏(と司会者)のコーナーとなります。



     


Saita誌に掲載されたゆうひさんの言葉、じっくりと読みました。
(さすがにSaitaは購入しましたよ)

スカステで、ゆうひさんがあさこさんに、お花渡しする様子を視ました。

『カサブランカ』のお稽古場の映像も視ました

星組の退団者も出ましたね
あかし~っ早過ぎるよ~

とにかく、盛りだくさんの、盛りだくさん過ぎる今週です


そして今、NHKで“草笛光子さんが76歳でミュージカルに!”という話題を取り上げていたのだけれど、ご贔屓のミュージカル俳優さん@♂が、画面にちょっと映ってました
シアタークリエで上演中の『グレイガーデンズ』です。
これについては、また後日に…
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