大浦みずきさんが、亡くなられました。
享年53歳。
まだまだ、まだまだ早過ぎます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
『なつめの夜の夢』は、来年1月になつめさんが出演するはずの舞台でした。
それが、声の出演だけになり‥‥
今年5月のシアタークリエの舞台を降板されて、代役が同期生の剣幸さんに決まったのを知った時に、まさかなつめさんの身にこんな重大な事が降りかかっているとは露知らず、「うたこさんが代役でなつめさんは安心だろうな」とシアタークリエの前で能天気に公演ポスターを眺めておりました。
『カサブランカ』に出演中の磯野千尋さんも同期生です。
8月に決まっていたタンゴのショーも降板しなければならなくなった時は、タンゴの得意なダンサーさんを自ら指名して、代わってもらったそうです。
降板する舞台でも人任せにせずに、ご自分で出来る範囲で責任を全うされたのでしょうね。
なつめさんの思い出といえば、まだ私が宝塚歌劇を知らない頃に、お父様の故・阪田寛夫さんが、娘が宝塚歌劇団に入団したことをエッセイにして「文藝春秋」誌に発表されていたのを読んだのが最初です。
実家で「文藝春秋」を購読していて偶然読んだのです。
そこに“大浦みずき”の芸名の由来が書かれていて、芸名というものは自分で好き勝手につけてはいけないものらしい、と初めて知ったのでした。
なつめさんの現役時代の舞台はいくつか観ています。
なつめさんのトップ時代に「ダンスの花組」という呼び名が定着したような気がします。
(生舞台とビデオと記憶が曖昧になっていますが…)
黒燕尾を摘まんで反る男役独特のあのポーズがとても綺麗だったこと…
しなやかで切れのいい、無駄のない動き…
そして踊るフェルゼン様…
OGになられてからの舞台では、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエと、『イーストウィックの魔女たち』のフェリシアと、宝塚歌劇90周年の記念のTCAスペシャルOG版『ゴールデン・メモリーズ』を観ました。
(今年1~2月の『スーザンを探して』で久しぶりに拝見出来ると喜んでいたのに、降板されました。)
『ゴールデン・メモリーズ』は平成のトップ男役&娘役が集まったイベントで、なつめさんとうたこさんが最上級生でした。
錚々たるメンバーが終結していたのですが、おふたりに日向薫さんを加えての司会で、和やかな中にもレベルの高い舞台を観ることが出来ました。
その時感じたのは、なつめさんと花組で一緒だったメンバーだけでなく、その場の全員がなつめさんを慕い、信頼を寄せているという事でした。
単なる同窓会イベントではなく、「なつめ組」と呼びたくなるような雰囲気が舞台から伝わってきました。
あのイベントは生で観ることが出来て本当に良かった!と5年経った今でも、強く思います。
勿論、発売と同時にビデオも買い求め、今でも時々観ていますが、飽きることがありません。
その他にも、なつめさんの舞台の思い出はあるのですが、この辺りで‥‥
大浦みずき様、たくさんの夢をありがとうございました。
どうぞ、安らかにお眠りください。
合掌
享年53歳。
まだまだ、まだまだ早過ぎます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
『なつめの夜の夢』は、来年1月になつめさんが出演するはずの舞台でした。
それが、声の出演だけになり‥‥
今年5月のシアタークリエの舞台を降板されて、代役が同期生の剣幸さんに決まったのを知った時に、まさかなつめさんの身にこんな重大な事が降りかかっているとは露知らず、「うたこさんが代役でなつめさんは安心だろうな」とシアタークリエの前で能天気に公演ポスターを眺めておりました。
『カサブランカ』に出演中の磯野千尋さんも同期生です。
8月に決まっていたタンゴのショーも降板しなければならなくなった時は、タンゴの得意なダンサーさんを自ら指名して、代わってもらったそうです。
降板する舞台でも人任せにせずに、ご自分で出来る範囲で責任を全うされたのでしょうね。
なつめさんの思い出といえば、まだ私が宝塚歌劇を知らない頃に、お父様の故・阪田寛夫さんが、娘が宝塚歌劇団に入団したことをエッセイにして「文藝春秋」誌に発表されていたのを読んだのが最初です。
実家で「文藝春秋」を購読していて偶然読んだのです。
そこに“大浦みずき”の芸名の由来が書かれていて、芸名というものは自分で好き勝手につけてはいけないものらしい、と初めて知ったのでした。
なつめさんの現役時代の舞台はいくつか観ています。
なつめさんのトップ時代に「ダンスの花組」という呼び名が定着したような気がします。
(生舞台とビデオと記憶が曖昧になっていますが…)
黒燕尾を摘まんで反る男役独特のあのポーズがとても綺麗だったこと…
しなやかで切れのいい、無駄のない動き…
そして踊るフェルゼン様…
OGになられてからの舞台では、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエと、『イーストウィックの魔女たち』のフェリシアと、宝塚歌劇90周年の記念のTCAスペシャルOG版『ゴールデン・メモリーズ』を観ました。
(今年1~2月の『スーザンを探して』で久しぶりに拝見出来ると喜んでいたのに、降板されました。)
『ゴールデン・メモリーズ』は平成のトップ男役&娘役が集まったイベントで、なつめさんとうたこさんが最上級生でした。
錚々たるメンバーが終結していたのですが、おふたりに日向薫さんを加えての司会で、和やかな中にもレベルの高い舞台を観ることが出来ました。
その時感じたのは、なつめさんと花組で一緒だったメンバーだけでなく、その場の全員がなつめさんを慕い、信頼を寄せているという事でした。
単なる同窓会イベントではなく、「なつめ組」と呼びたくなるような雰囲気が舞台から伝わってきました。
あのイベントは生で観ることが出来て本当に良かった!と5年経った今でも、強く思います。
勿論、発売と同時にビデオも買い求め、今でも時々観ていますが、飽きることがありません。
その他にも、なつめさんの舞台の思い出はあるのですが、この辺りで‥‥
大浦みずき様、たくさんの夢をありがとうございました。
どうぞ、安らかにお眠りください。
合掌