明治座で『細雪』を観てきました。
なんだかすごく良かったです。
おもわず涙してしまいました😢
長女 鶴子 ~ 浅野ゆう子
次女 幸子 ~ 一路真輝
三女 雪子 ~ 瀬奈じゅん
四女 妙子 ~ 水 夏希
《以下、公式サイトから引用》
儚くも美しい、それはまるで桜のように―――。
戦争に向け、大きく時代が変わろうとしていた昭和十年代。それぞれの道を力強く生きる、四姉妹。
昭和から平成、そして新元号を迎える今こそ、たくさんの方に見て頂きたい不朽の名作です。
物語
時代は昭和十年代、場所は大阪・船場。徳川の時代から続く木綿問屋・蒔岡商店。 先代の父から譲り受けた家業の暖簾を守り、格式を重んじる本家の長女・鶴子。分家して神戸・芦屋に住まいを構え、妹たちを優しく見守る次女・幸子。数多の縁談を断り続け、婚期がとおのいていく三女・雪子。ハイカラで活発、手に職をつけて自立の道を切り開いていく四女・妙子。 時代は戦争に向けて大きく動き出している中でも、優雅さを忘れない美しき四姉妹。それぞれの想い、それぞれの人生を歩んでゆく。 そしてついに日中戦争勃発。本家の蒔岡商店は倒産。姉妹たちは自分たちの世界が古き良き時代、すでに過去になりつつあることを感じ始めている。 それでも彼女たちは美しくあることをやめない。散るからこそ美しい、満開の紅枝垂の桜のように…。
今 春来たりて、新たなる花々咲き競う…
(引用、ここまで。)
当初は四姉妹が全て宝塚のOGでキャスティングされていたのですが、長女役の方が降板されたので上記のキャスティングになりました。
四人とも『細雪』には初出演です。
一路さんには以前から『細雪』に出てほしいと思っていたのです。
なので、今回の観劇をとても楽しみにしていました♥️
四人のチームワークはとても良かったです。
特に、初顔合わせの浅野さんと一路さんの芝居の相性が良い感じがしました。
浅野さんの鶴子は、長女らしい厳しさとおおらかさがあって、頑なな物言いも、本家を嗣いだ娘ならそうなるよねーと頷かされました。
周りを引っ張る力が自然と備わっている感じです。
一路さんの幸子は、姉と妹たちとの緩衝材的な立場で、しっかり者。
オトコマエな役が多い瀬奈さんは、今回はとても内気な雪子。
王子様が白馬に乗って迎えにくるのを本気で信じているような雪子が、可愛らしかったです。
でもいちばんしっかりした考えを持っているのが雪子で、そういう時の瀬奈さんは、凛!としていました。
女性も自立しなくては、という意識が強く、また恋多き妙子は、水さんのキャラに合っていたと思います。
妙子は自分に素直なのですね。
男優陣は、相手の女優さんが変わってもずっと『細雪』に出演しているキャストが多くて、とても安定感がありました。
そして『細雪』と言えば❗️
何と言っても、豪華なお着物ですね👘
20枚くらいのお着物が衣紋掛けに広げられて舞台上にところ狭しと並んでいる虫干しの場面は、何度見てもため息もの。
暗転していて、舞台の明かりがついたとたん、観客の「わあー😃💕」という息づかいで空気が揺れました。
一路さんは9枚の着物を着ているそうで、後半は洋装が多い妙子はともかく、鶴子も雪子もそれくらいは着替えていて、眼福です👘
〈ふつうの人々の晴れ着が蒔岡家の四姉妹にとっては普段着〉というレベルでの舞台衣装だそうです👀
瀬奈さんと水さんの、めったに拝見出来ないお振り袖姿が華やかでした✨👘✨
物語は昭和12年(1937年)から14年にかけての、日本が国をあげて戦争に突き進んでいく時代を背景にしています。
そういった世相とは別世界の四姉妹の優雅な暮らしでしたが、世間はいつまでもそれを許してくれるわけもなく・・・
それぞれが置かれた立場で新しい生き方を模索して、対立したり、理解し合ったり。
両極端なようで、いちばん大きく生き方を変えた鶴子と妙子の蒔岡家での最後の場面は、本当にうるるとなりました。
また、舞台一面の枝垂れ桜の下で、晴れ着でなごりを惜しむ有名な?最終場面。
枝垂れ桜の吊りものが舞台前方、中ほど、後方と3つ吊ってあって、ここの場面だけは客席後方から見たら綺麗でしょうね🌸と思いました。
というのは、もったいないような前方の良いお席だったのでした。
お隣に座られた方も一路さんのファンの方で、ちゃんと谷崎潤一郎先生の原作を読まれたとか👏
あまりの長編に手を出しかねていたのですが、読みやすかったですよ、と教えていただいたので、読んでみようかしら、とちょっとその気になっています😉
令和最初の観劇(← 言ってみたかった😁)の『細雪』。
良い一日でした🌸
↑かつてのトート閣下たち。
明治座には出演者の幟が立ちますが・・・黄色の一路さんのは「一」のところが風に煽られて引っかかっていて、ちゃんと見えませんでした😢
なんだかすごく良かったです。
おもわず涙してしまいました😢
長女 鶴子 ~ 浅野ゆう子
次女 幸子 ~ 一路真輝
三女 雪子 ~ 瀬奈じゅん
四女 妙子 ~ 水 夏希
《以下、公式サイトから引用》
儚くも美しい、それはまるで桜のように―――。
戦争に向け、大きく時代が変わろうとしていた昭和十年代。それぞれの道を力強く生きる、四姉妹。
昭和から平成、そして新元号を迎える今こそ、たくさんの方に見て頂きたい不朽の名作です。
物語
時代は昭和十年代、場所は大阪・船場。徳川の時代から続く木綿問屋・蒔岡商店。 先代の父から譲り受けた家業の暖簾を守り、格式を重んじる本家の長女・鶴子。分家して神戸・芦屋に住まいを構え、妹たちを優しく見守る次女・幸子。数多の縁談を断り続け、婚期がとおのいていく三女・雪子。ハイカラで活発、手に職をつけて自立の道を切り開いていく四女・妙子。 時代は戦争に向けて大きく動き出している中でも、優雅さを忘れない美しき四姉妹。それぞれの想い、それぞれの人生を歩んでゆく。 そしてついに日中戦争勃発。本家の蒔岡商店は倒産。姉妹たちは自分たちの世界が古き良き時代、すでに過去になりつつあることを感じ始めている。 それでも彼女たちは美しくあることをやめない。散るからこそ美しい、満開の紅枝垂の桜のように…。
今 春来たりて、新たなる花々咲き競う…
(引用、ここまで。)
当初は四姉妹が全て宝塚のOGでキャスティングされていたのですが、長女役の方が降板されたので上記のキャスティングになりました。
四人とも『細雪』には初出演です。
一路さんには以前から『細雪』に出てほしいと思っていたのです。
なので、今回の観劇をとても楽しみにしていました♥️
四人のチームワークはとても良かったです。
特に、初顔合わせの浅野さんと一路さんの芝居の相性が良い感じがしました。
浅野さんの鶴子は、長女らしい厳しさとおおらかさがあって、頑なな物言いも、本家を嗣いだ娘ならそうなるよねーと頷かされました。
周りを引っ張る力が自然と備わっている感じです。
一路さんの幸子は、姉と妹たちとの緩衝材的な立場で、しっかり者。
オトコマエな役が多い瀬奈さんは、今回はとても内気な雪子。
王子様が白馬に乗って迎えにくるのを本気で信じているような雪子が、可愛らしかったです。
でもいちばんしっかりした考えを持っているのが雪子で、そういう時の瀬奈さんは、凛!としていました。
女性も自立しなくては、という意識が強く、また恋多き妙子は、水さんのキャラに合っていたと思います。
妙子は自分に素直なのですね。
男優陣は、相手の女優さんが変わってもずっと『細雪』に出演しているキャストが多くて、とても安定感がありました。
そして『細雪』と言えば❗️
何と言っても、豪華なお着物ですね👘
20枚くらいのお着物が衣紋掛けに広げられて舞台上にところ狭しと並んでいる虫干しの場面は、何度見てもため息もの。
暗転していて、舞台の明かりがついたとたん、観客の「わあー😃💕」という息づかいで空気が揺れました。
一路さんは9枚の着物を着ているそうで、後半は洋装が多い妙子はともかく、鶴子も雪子もそれくらいは着替えていて、眼福です👘
〈ふつうの人々の晴れ着が蒔岡家の四姉妹にとっては普段着〉というレベルでの舞台衣装だそうです👀
瀬奈さんと水さんの、めったに拝見出来ないお振り袖姿が華やかでした✨👘✨
物語は昭和12年(1937年)から14年にかけての、日本が国をあげて戦争に突き進んでいく時代を背景にしています。
そういった世相とは別世界の四姉妹の優雅な暮らしでしたが、世間はいつまでもそれを許してくれるわけもなく・・・
それぞれが置かれた立場で新しい生き方を模索して、対立したり、理解し合ったり。
両極端なようで、いちばん大きく生き方を変えた鶴子と妙子の蒔岡家での最後の場面は、本当にうるるとなりました。
また、舞台一面の枝垂れ桜の下で、晴れ着でなごりを惜しむ有名な?最終場面。
枝垂れ桜の吊りものが舞台前方、中ほど、後方と3つ吊ってあって、ここの場面だけは客席後方から見たら綺麗でしょうね🌸と思いました。
というのは、もったいないような前方の良いお席だったのでした。
お隣に座られた方も一路さんのファンの方で、ちゃんと谷崎潤一郎先生の原作を読まれたとか👏
あまりの長編に手を出しかねていたのですが、読みやすかったですよ、と教えていただいたので、読んでみようかしら、とちょっとその気になっています😉
令和最初の観劇(← 言ってみたかった😁)の『細雪』。
良い一日でした🌸
↑かつてのトート閣下たち。
明治座には出演者の幟が立ちますが・・・黄色の一路さんのは「一」のところが風に煽られて引っかかっていて、ちゃんと見えませんでした😢
細雪、映画も舞台も、お着物が素敵で豪華でそれだけで満足しますよね。
トート閣下の集合体なのね。笑ってしまったわ^_^
ぜひ、原作もお読み下さい。はんなりな世界観が心地よいです。桜さんの好みだと思うわ。
コメントありがとうございます😄
『細雪』は贅沢な暮らしを描いてはいるものの、古き佳き時代の日本人の美しい心根をいろいろな角度から描いていて、
心うたれる作品でした。
翠さんは細雪を読んだことあるのね?
素晴らしいです🎉
トート閣下の集合体(笑)
まぁ様のインスタに四人で撮った写真が載っていて、トート閣下が増えていました😆