香取慎吾さん、山本耕史さん、観月ありささんたちがご出演の『オーシャンズ11』を観てきました。
つい最近も足を運んだ東急theater orb にて。
チケット難の公演ですので(しかも今どき電話受付のみ)、取れたらLuckyくらいの気持ちで、あせらずゆるゆると電話。
で、取れたのは、3階席でしたが、orbは上の方は音響は1階よりいいんですよね
オペラ片手に見下ろす感じで楽しく観劇してきました
脚本・演出はもちろん小池修一郎氏。
『オーシャンズ11』の脚本はしっかりと練れていますよね
配役は、上記のお三方が、ダニー・オーシャン、ラスティ・ライアン、テス・オーシャン。
橋本さとしさんがテリー・ベネディクト、霧矢大夢さんがクイーン・ダイアナなどなど。
慎吾くんのダニーは骨太で人を惹き付ける魅力にあふれ、山本耕史さんはさすがに何事もうまくこなしていて(ラスティの歌が増えていたかな?)、観月ありささんはまだ不慣れな部分も見受けられましたが、テスの真面目な面が出て、なおかつ美女のオーラがありました。
さとしさんのベネディクトは安定のうまさ。でもすでに完璧な成功者で成り上がりもののギラギラ感がなくて…と感じてしまったのは、紅ゆずるくんや望海風斗くんのベネディクトがインプットされているからでしょうね
きりやんのダイアナは、ひたすらテスの敵役に徹していた感じかな?
でもチャーミングで憎めないキャラクター
歌って踊っての華やかな役。
濃いめのメイクに長いダークブロンド、着こなしが難しい衣裳にも負けずに綺麗でした衣裳によって口紅も替えていました。
大きな劇場向けの発声ができていてさすがと感じました
3ジュエルズのひとりに元花組の真瀬はるかさんがキャスティングされていて、いきいきと歌っていました
昨年の一路さんのコンサートにも出てくれて、来月末からのゆうひさんの舞台にも参加してくれます
また歌声が聴けますね。
さて今回の『オーシャンズ11』は宝塚版の演出を基にしているので、流れは同じだしセリフもほぼ同じなので、余裕を持って観劇しました。
みっちゃんが命を懸けた(笑)ジョンソン先生のアドリブはありませんでしたが
どうしても、星組や花組の舞台が思い浮かんで、舞台では別の俳優さんが演じているのに、脳内では星組や花組のメンバーが演じていて…退団してしまった生徒さんや異動した生徒さんがたくさんいるなぁ…とか暫し感慨に耽ったりしたのでした。
『オーシャンズ11』に限らず、外部の舞台を観ていつも感じるのは、宝塚の娘役さんたちのスキルの高さ。
コスチュームものやショーガールとかは外部の舞台女優さんもちゃんと見えるのですよ。
でも、現代の普通の欧米系の女性だと宝塚の娘役さんにはとうていかなわないといつも思うのでした。
鬘の処理が断然上手いし、立ち居振舞いもぴしっとしていますものね
この舞台も衣裳担当は有村淳氏。
蛇をモチーフにした衣裳が多かったのですが、うーん
でも華やかでした
舞台装置はトランプやルーレットなどをイメージした台を組み合わせて、それを自在に動かしていました。中央の台は八百屋舞台になっていて、小池氏の中で八百屋がブーム?(でも『レディ・ベス』のように筋肉が鍛えられるような角度ではなかったです)
それと、宝塚版のように映像も多用。
私が観劇したのは、幕が開いた翌日の昼公演。
はっきり言って、手探り状態の部分や、段取りどおりにこなすので精一杯な部分もありました。(偉そうにすみません)
私はもう観劇できませんが、きっと日一日と進化を続けていってお祭りのような楽しい舞台になっていくのだろうなと思います。