とっくに公演は終わってしまいましたが、備忘録。
2013年7月12日(金)~18日(木) 全10回 シアタークリエにて
演出・振付~上島雪夫
演奏は、少人数編成のオケが舞台上で。
《出演者》
石井一孝 ※石川禅 ※伊礼彼方 岡田浩暉 大澄賢也 坂元健児 ※佐々木喜英 武田真治 中川晃教 ※新納慎也 藤岡正明 ※吉野圭吾
彩乃かなみ ※一路真輝 ※大塚ちひろ 菊池美香 香寿たつき 樹里咲穂 シルビア・グラブ 高畑充希 平田愛咲 保坂知寿 真琴つばさ
(※は全日程出演者。その他、ダンサー&歌手として、アンサンブルさんが男女5人ずつ。)
毎回、出演者が違うので、プログラムには、出演者のプロフィール等だけで、曲名の掲載は一切ありません。
歌われる曲はもちろん、曲数すら毎回違うような…
千秋楽の挨拶や、出演者のブログから、演出家自身も時間が読めないまま、公演に突入した印象を受けました。
千秋楽は、3時間40分かかり、挨拶を含めるとちょうど4時間かかりました
初見はものすごく楽しかったです
ただ構成があまり練られていない印象は最初からありました。
幸運にも何回か観ることができましたが、だんだん“ミュージカルナンバーのごった煮”感が強まっていきました
でも、最後まで楽しかったです
ではまず、レギュラーメンバーの印象。
新納慎也くん。
MCを含め、大活躍でした
幕開きは毎回、新納くんの「Willkommen @キャバレー」
Willkommenとは、Welcomeの意。
「マスカラ@ラ・カージュ・オ・フォール」
彼は、女装系の役がよく似合います
クリエの柿落とし公演に出たそうで、「この劇場に世界でいちばん早く楽屋入りしたのは僕です」
一路さんのことを「人生いろいろあって舞台に戻ってきました。大人ならわかるわよね」←あくまで好意的に
「イチロ・ニイロ」コンビを組みたいらしい
石川禅さん
「何者にも負けない@レベッカ」
本来はダンヴァース夫人のナンバー。
男性が歌う女性のナンバー。
「時が来た@ジキルとハイド」
さすがの歌唱力
この曲大好きです
フィナーレは毎回、禅さんのソロから始まる「フィナーレ@ダンス・オブ・ヴァンパイア(=TdV)」で盛り上がりました
吉野圭吾さん
「チョッピリ・オツムに チョッピリ・ハートに@モーツァルト!」
大好きなシカネーダー降臨
なつかしい
「いつも僕の出番は遅いんですよ~一幕のラストでやっと登場とかミュージカルに出たのに歌わない役とか(『三銃士』のロシュフォール)もありましたねぇ」
「愛のデュエット@TdV」
クロロック伯爵役で、サラ役の大塚千弘ちゃんとデュエット。
祐一郎さんの役を圭吾さんが畏れ多い
「恋をしたなら@TdV」
ビジュアルもそのままに、4年ぶりにヘルベルト降臨
この役のために、圭吾さんはこのコンサートに呼ばれたのでしょうか(笑)
相手役のアルフレートは、佐々木喜英くんがつとめてくれました
佐々木喜英くん
男性陣では、日替わりゲストも含め唯一の20代。
喜英くんの舞台はあまり観たことがないのですが、歌が上手くなったと感じました。
上記のアルフレートの他に、ミーマイのビル役で「ミーアンドマイガール」、「サ・ビ・タ」というミュージカルから2曲歌ってくれました。
伊礼彼方くん
ルドルフ@エリザベート復活
「闇が広がる」をこちらも久々のトート役の武田真治さんと。瑞々しさはなくなったかも?だけど、やっぱり彼方くんのルドルフは上手いです。
「キッチュ」を歌ってくれた回もありました。
「すべてをあなたに@MA」
こういったコンサートの場でしか聴けなくなった懐かしい歌です。
「MA」は日本初演のウィーンミュージカル。
名曲揃いです
なのに、演出があまりにも生々し過ぎてメインキャストも数が多くて役割が整理されていなくて‥‥再演のハードルが高い作品です。
彼方くんはフェルセン役で。アントワネット役は、樹里咲穂さん・香寿たつきさん。
その他に、「Too Darn Hot @ キス・ミー・ケイト」や「フットルース」を楽しそうに弾けて歌っていました。
(書ききれないので、続きます…)