仙台で観てきました。
6月5日に、東京の新国立劇場小劇場で幕を開けたこの公演は、7月6日の仙台公演が千秋楽になりました
ゆうひさんはじめ、出演者、関係者のみなさま、お疲れさまでした。
せっかく地元に公演に来ていただいたので、出待ちもしてみました
公演を終えられたゆうひさんは、清流の煌めきのようなオーラがありました
さて、公演。
東京で観ているので、流れは覚えていましたが‥‥
テーマが私には手に余るもので、消化不良を起こしていたのでした。
「罪とはいったい何ですか?」
この『TABU』における“罪”。
まだまだわかりません。
原作を読もうかと考えたこともありましたが、今の私には読破出来ないだろうとわかっているので‥‥
舞台では、ビーグラー弁護士役の橋爪功さんの存在が、とにかく際立っていました。
ゆうひさんは、写真家ゼバスチャンの恋人のソフィア。
ゼバスチャンには殺人容疑がかけられていて、ソフィアは彼の無実を信じて、ビーグラー弁護士と行動を共にしたりします。
ゆうひさんは、たおやかな女性でした。
前作の『死と乙女』のポーリナが、常に心に鎧を纏っていたとしたら、今回のソフィアは、自分の感情を素直に出せる普通の女性でした。
お衣装は2着で、どちらも青~紫系。
演出家(深作健太氏)によると、シーラッハの原作では色が大きな意味を持っているそうで‥‥青は司法だそうです。
勝手に拡大解釈して、司法を世の中の決まりごと、と捉えれば、普通の感覚を持つソフィアは“青”でいいのかな?
とにかく、ゆうひさんのソフィアは背中までかかる柔らかな髪に、ロングスカートが似合って、フライヤーの厳しい表情とは違う、穏やかな女性でした。
トップスターを経験したOGとしては、異色の役柄に挑戦し続けている感が強いゆうひさんです。
ゆうひさんのおかげで、私も演劇の新しい世界を垣間見ることができています
さて、11月にはどんなゆうひさんに出逢えるのか、楽しみです