夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エリザベート 2015』(3)

2015-07-20 11:17:59 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

7月10日(金) 夜の部

《役替わりキャスト》
・トート…井上芳雄
・シシィ…蘭乃はな
・フランツ…田代万里生
・ルドルフ…京本大我
・ちびルドルフ…大内天
・ゾフィ…剣幸
・ルキーニ…尾上松也

お初にお目にかかったのは、ルドルフです。
彼以外は、前回観た6月14日とみごとに同じ。

ということで、まずは京本ルドルフ。
とても線の細いルドルフでした。
あまりに頼りなく見えて、エルマーやツェップスたちに煽られている感じしかしなかったです。
皇太子の求心力が感じられませんでした
そのように感じてしまった原因のひとつに、姿勢があったと思います。
姿勢の悪さが気になりました。
本人の意図しているルドルフ像はもっと強いのかもしれませんが、いつも膝を曲げて歩くから、すごく頼りなく見えてしまいます。
逆にこの姿勢が役作りならば話は別ですが…
にしても、当時の皇族や貴族は、背筋を伸ばし、きちんとした姿勢をとることを小さいうちから躾られていたはずよね特にゾフィおばあ様は、厳しいのだから。
と、辛口批評を書いてしまいましたが…
歌は上手かったので良かったです


蘭乃シシィ。
初見の時よりも、多少はたおやかになってきた気がしました。
でも何か…雑だわ
この日は喉の調子が悪かったようでした
まだ折り返し地点まで来ていないので、ご自愛くださいね。

万里生フランツ。
いいですね
皇帝としての品位も包容力もあって、安心して観ていられます。
童顔なので、さすがに老けメイクはまだ似合いませんが。

尾上ルキーニが、前回観たときよりも、はるかに自由度が増していました。
高嶋ルキーニの路線を引き継ぎそうな雰囲気です。

剣ゾフィ。
歌がうまい具合にこなれてきていました。
ただ厳しいだけではなく、この人が言っていることは正しい、と思わせる説得力がありました。
だから、ゾフィやフランツから言われたことに俊巡するわけでなく、ひたすら突っぱねるだけの蘭乃シシィに違和感が残るんですよね…

そして、芳雄トート閣下。
うーん蘭乃シシィとは相性が悪いのかな~
シシィを追い詰めようとするトートの狂気が感じられませんでした
この回は、意外にさらっと演じていたような印象でした。


今回から衣装担当は、生澤美子氏。(前回まではおそらく、朝月真次郎氏。)
『Lady Bess』の担当をされていた方です。
シシィの衣装は、肖像画が残っているので、冒険はできず、前回までを襲踏したものになりました。
思わず笑ったのが、お見合いの場のヘレネのドレス。あれでは「ひどいドレス」と言われるのもわかります
トートダンサーの衣装も一新。初見時はなじめなかったのですが、見慣れましたでも、トートダンサーはウィーン版の片翼を付けたのがいちばん好きです。
トート閣下は、三演以来ずっと黒系ばかりでしたが、白が復活しました。白ブラウスに白パンツに白のブーツ。宝塚寄りの衣装になりました


写真は、日比谷シャンテに展示されていた、シシィの鏡の間のドレス。
どなたのかはわかりません
(基本的に、涼風さんのを瀬奈さんが、朝海さんのを春野さんが、着回していたらしいですが、一路さんのは?)
近くで見ると、けっこうアイボリーがかった色なんですね


コメント
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