電子BOOKが花盛りです
それ専用の端末も次々と発売されて、予想を超えて売れ行きが好調 なものもあるようです。
「これすごく便利一万冊入るのよ普通に本を読むのと同じ感覚だし、拡大できるから便利よ~本をいちいち持ち歩かなくていいし」
還暦を過ぎた知人が力説しました。
ハードカバーサイズ位の読書専用の端末をみせてもらいました。
重さもちょうど1冊分くらい。
ページを捲ったり、拡大したり、触らせてもらいました。
確かに便利そうです
「お得だから、絶対買うべき」
「そうですね(ここは話を合わせておかないと‥‥)」
でもね‥‥私は要らない、と思いました。
これから1万冊は読めませんから~
カフェで読書とかいうおしゃれな習慣はありませんから~
という理由もありますが、“本というモノ”そのものが好きなのです。
確かに本は、ひたひたと増殖します
置場所に事欠いて積み上げていた本やら雑誌が震災の時に倒れて反省しましたし、取っておいても再読しないとわかっているものは売るようにはしていますが‥‥それでも本は好きです
シリーズものの背表紙が並んでいたり、1回読んだけれどもう一度読みたいなという本や、買ってあるけれどまだ読んでいない本の背表紙をみると、わくわくしたり、ちょっと焦ったり、心が落ち着いたりします。
なんというアナログ人間なんだ
肝心の本の購入は、本屋とネットとが半々くらいになってしまいました。
電子辞書は便利だし、調べものにもインターネットは欠かせません。
無料のネット配信は、たまに見ます(読みます)。
有料でもネット配信ならではのコンテンツがあるものは、そのうち登録しようかな~と思っています。
だけど、普通に小説を読むならば、やっぱり紙で読みたいな‥‥
今、思い返してちょっと情けないのは、「アナログに紙で読むのも楽しいですよ~」と自分の考えを言えなかったことかな
と、大口を叩いている私は、自分の知識レベルを顧みずに、ネットでポチってしまった「フランス史 18世紀、ヴェルサイユの時代」を読み始めようと、ちょっと意気込んでいます
フランス革命を解説した歴史書はかなりありますが、その前のルイ15世、ルイ16世の治世が詳しく書かれている本は、少ないのです。
今よりも、もっともっと知識欲が旺盛だった頃、この時代はさらっと流されてばかりいるので、かなり不満でした。
と、ここで宣言したので、時間はかかるけれど、読了出来るかな?
「フランス史Ⅴ 18世紀 ヴェルサイユの時代」 ジュール・ミシュレ:著 (藤原書店)