夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ロミオとジュリエット』@月組

2012-08-25 10:26:43 | 宝塚観劇つれづれ

月組の『ロミオとジュリエット』を観てきました

ロミオが明日海りおくんのヴァージョンです。
本当は、お披露目の龍真咲くんのロミオも観たいところでしたが、上京の日程の都合上叶いませんでした

やはり『ロミオとジュリエット』は面白いです

ただ、宝塚的には、若手の役が少なくていつも通しの役で台詞があるポジションの生徒でも、アンサンブルキャストになってしまうという難点がありますが…


みりおくんのロミオは、爽やかでした。
モンタギューの末っ子という感じで、きっと愛されて育ったのだろうな、とほっこりするロミオです

愛希れいかちゃんのジュリエットは、瑞々しさに溢れていました

まさおくんのティボルトは熱かったです。
殺伐としたヴェローナを体現するパワーがありました

マーキューシオは美弥るりかちゃん。
大きい役に驚きました。
さらにフィナーレでは、せり上がりで銀橋ソロ。
月組で新しい世界が広がりましたね

ベンヴォーリオは星条海斗くん。
マギーがちゃんと若い役にキャスティングされて良かったな、とまず思いました。
このところずっと、黒い役や貫禄のある役続きだったから…でも、渋い脇役に回るのはもったいないと思っていました。
活き活きと弾けていました。
私は、プレスギュルヴィック版の『ロミジュリ』のメインキャストの中では、ベンヴォーリオがいちばん好きなのです。
マギーのベンヴォーリオは期待通りでした

そして、乳母役は美穂圭子さん。
たくさん肉布団を巻いての熱演でした
あの子はあなたを愛してる」という乳母の朗々と歌うソロがあるのですが…
この曲の歌詞はかなり切なくて…
美穂さんの歌に聴き惚れていましたら、うるうる(T_T)きてしまいました…
そして…
この曲を聴きながら、「去年の夏もここで美穂さんの歌を聴いたなぁ」と思い出してしまったのです。
そうしたら、ゆうひさんの石田三成のお姿が浮かんできて…うるうる度に拍車がかかってしまいました
こういう、思いもかけないの時に、ふっと寂しくなるのですねぇ
自分でも「え?今」と意外でした。

ゆうひさんが組替になってからも、月組の本公演はたいてい観ていました。
が、この5年で上級生はほとんど退団してしまい、下級生はよくわかりません
『THE SCARLET PIMPERNEL』や『エドワード8世』のときにちょっとは覚えたつもりでしたが、今回のようにアンサンブルキャストになってしまうと、よくわからないです

それでも、ちゃんとアンサンブルキャストがダンスも歌もこなしているのは、やはりいいです
昨秋の外部の『ロミジュリ』はアンサンブルキャストは全員ダンサーで、コーラスは録音で、舞台上では口パクだったのが、萎えましたから
ここはヴェローナ」とか「世界の王」とか(かげコーラスは有るにせよ)ちゃんと歌いながら踊ってほしいものね
『ロミジュリ』はせっかくいい楽曲が揃っているのだから

それと、その時限りのカンパニーではないので、モンタギュー、キャピュレットそれぞれのチームワークがいいなあとも思いました。

「愛」と「死」の登場の仕方も効果的だし、奇をてらわない、あたたかな雰囲気の舞台装置も良かったし、衣装も宝塚らしい華やかさがあったし、フィナーレも付いて楽しい公演でした
階段降りをしてくる月組のメンバーをみていて、若いなぁとしみじみ
世界の王」の歌詞のように、勢いよく進んでいってほしいです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする