いつも、フォーレの音楽には、こころ慰められてきた。
幾十年にも及ぶ。
ピアノ曲であったり、室内楽であったり、歌曲であったりー。
けれどやはり、白眉は合唱曲であり、そしてその集大成たるレクヰエムに尽きます。
フォーレの音楽に初めて逢ったのは(スター・ウォーズではないけれどー)はるか昔、コルボの演奏のLPでした。
その後、CDを買ひ、再録音、再々録音等も求めましたが、やはり最初の演奏がいちばん素晴らしい。
少年合唱団が紡ぎだす、すこし不安定な、たゆたふやうな安らぎの世界に幾度も落涙しました。
Faure? : Requiem, Corboz / Bern Symphony Orchestra フォーレ:レクイエム コルボ指揮 ベルン交響楽団
その後、棚にはレクヰエムのCDは溜まりだし、幾十枚あるかもわかりませんがー。
いまのところ、Youtubeにも、いくつかの素敵な演奏が流れてゐます。
オランダの演奏家たちによる、弦楽とオルガンだけによるシンプルで、芯の強い演奏ー。
Gabriel Faur�・: Requiem - Mogens Dahl Chamber Choir
やはりオランダの指揮者で(この人のマタイ受難曲やモーツァルトのレクヰエムもとても面白く聞きましたが)、ピーター・ヤン・ルーシンクのすこしゴツイけれど、意外に好演のライブの演奏ー。
Faur�・ Requiem - Bach Choir & Orchestra of the Netherlands, Pieter Jan Leusink (Concertgebouw, live)
そして、コンセルト・ヘボウの大ホールで演奏された、けれど、とても慎ましやかな演奏ー。
Gabriel Faure - Requiem - Part 1/3 (Intro�・t et Kyrie, Offertoire)
Gabriel Faure - Requiem - Part 2/3 (Sanctus, Pie Jesu, Agnus Dei et Lux Aeterna)
Gabriel Faure - Requiem - Part 3/3 (Libera me, In Paradisum)
あら、みんなオランダの演奏でした。
さういへば、オランダの合唱団って、素晴らしいのがたくさんあるのです。