瀧山信仰を調べてゐる過程で、このお寺に巡りあひました。
山形市の南東部にある「石行寺」といひます。
目の前を流れる、瀧山からの清流の横で、静かに春を迎へてゐました。
岩波堤の一部も残ってゐました。
お寺ですが、鳥居があります。
観音堂です。
よく保存され、威風堂々としてゐます。
本堂の門前で、梅が迎へてくれます。
庭の美しさでも有名な処のやうで、なるほど、借景が見事な庭でした。
寺の方が居られたので、少し話をお聞きしました。
雪囲ひをはずす作業中でしたが、気軽に対応をして頂き、清廉な姿に感動しました。
瀧山三百坊と深く関はりのある寺ですので、その辺のことを聞くと、おそらくこのあたりから瀧山の中腹にかけて寺や宿坊が散在し、この寺がその入口の位置であったのでせう、とのことでした。
参道も、現在の道ではなく、裏手の古道であったらしく、観音堂も以前は逆向きであったかもしれない、と話されてゐました。
小生にとっては新鮮な話で、樹齢数百年のもみじが見頃な頃にでも、また訊ねるつもりで暇乞ひをしてきました。
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