山形市の南部、蔵王成沢の八幡神社にある石鳥居です。
「元木の石鳥居」と共に、深く瀧山信仰に関はりのある鳥居です。
平安の頃のもの(1000年前後の昔)、といはれてゐます。
詳細は不明なところが多いですが、それに近い年月を経てゐるのは間違ひありません。
現在の鳥居の方角が、信仰の対象になった瀧山とは、すこし違ふ方角になってゐますので、瀧山の閉山、信徒の離散等々の果てに、この地に移ったのかもしれません。
元木の鳥居と共に、こんな簡単な石の石造が、幾多の地震にも耐へて、千年の時間をやり過ごしてゐることに、改めての感動を覚えます。
ご覧頂き、ありがたうございます。
確かにこの場所はわかりにくく、
旧街道の一本裏側、川沿ひの旧道をヤナセの所で入り、南進して、火の見櫓の辻を入るとあります。
再挑戦してみてください。
よしなに。