やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

蔵王

2014-06-25 | やまがた抄
山登りの予定の日でしたが、朝から梅雨の晴れ間とも思へないピーカンの空でしたので、予定してゐた尾根歩きの山は家人の”陽に焼ける!”のクレームで変更し、蔵王のトレッキング(といふより散歩に近いー)にしました。

蔵王は幾度も行ってゐますが、”馬の背”を残雪のある季節に歩いたのは初めてかもしれません。
朝の八時半に駐車場に着いたのですが、すでに結構な車の数と観光バスの数に家人ともども驚き、1時間半ほどの山頂までの往復を気持ちよく歩いて来ました。

最近、チマチマとした毎日でしたので、圧倒的に厳しいだらう蔵王の自然の中で、登山道から見られる荒ぶる姿や這ひつくばって咲く花々にこころ動かされました。












蔵王に変更したまうひとつの理由が、この季節の御田ノ神の湿原を見たいためでした。
最近、木道が整備されたといふ話を聞いてゐたので、寄ってみました。

すっかり荒れてしまったらしい湿原ですが、それでもワタスゲが一面に咲き、途中の避難小屋で出会ったボランティアの方々の努力で、きっと近い将来、豊かな原に戻ることを願って帰ってきました。
ただ、ボランティアの方の”社にも寄ってくれー”の言葉で行った”社”には、一寸笑ってしまひましたがー。