自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

長沢氏補遺

2005-07-27 | Weblog
 昨日は書き忘れたが、テレビで最後の方で長沢氏は「歳をとって、綺麗な仕上げになってきたんですよね。(老眼で)目が見えなくなってきて、若い頃は、仕上げを確認するためにバーナーで何度もあぶって見たものだが、眼が見えなくなってきて、バーナーをあてなくなった。だから綺麗に仕上がる・・・」というようなことを話していた。
 いわゆる達人の域、神業の領域・・・と言うことなのだろうか。
 ちょっと異なるかも知れないが、画家のモネは、晩年、視力が弱くなり、睡蓮の絵も書きなぐったようになる。しかし、表現力、迫真力が絵から無くなっているわけでない。むしろ画家の魂は生々しく表現される。
 雑念や無駄をそぎ落としたようになるのは似ているような気がする。
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