3月11日の大地震で、私の部屋がどんなふうになったかは当日のブログに写真を載せたのだが
CDやLPを収納していた棚が崩壊し、とりあえずの復旧に約1日を費やした。
元来、私は整理下手である。LPと7インチは「ABC順」に並べていたので、割とスムースに
原状回復したのだが、CDは実に適当に並べてあったので、只でさえ何処に何があるか探すのに
苦労したのに、それが更に出鱈目に床一面に放り出されたために、もう適当に並べるので
精一杯といったところ。例えば「タフ・ダーツのCDを探せ」と言われても、多分30分では
見つけ出せないだろう。(笑)
無残に崩れ落ちたレコード群は1枚も割れて無かったが、CDはプラ・ケースが割れたり
トレイから飛び出した物がかなりあった。しかしながら傷やひびが入って聴けなくなった物は
なかった。たった1枚を除いては。
その聴けなくなった栄えある選ばれし1枚(笑)はエリオット・マーフィーのアルバムだった。
思えばマーフィーとイアン・ハンターは棚の1番高い所に収納していた。ね、ABC順に並んで
ないでしょ。(笑)聴けなくなった盤はCDに大きなひびが入っていた。近年のマーフィーのアルバムは
失礼ながら余り枚数が捌けていないのか、日本ではすぐ品薄になり中古でも余り見かけない。
ダメになった盤も、そんな1枚だが、また気長に探すとするか。
エリオット・マーフィーの新譜が届いた。シンプルに自身の名前をアルバム・タイトルにし、
ジャケットには穏やかな表情の、しかし自信と余裕に裏打ちされた素敵な写真が使われている。
いつもと変わらないマーフィー。単なるバリエーションだの焼き直しだのと言う輩には言わせておくが
いいさ。アコーディオンやオルガンの音色が、何よりマーフィーの声がここ数年のスタジオ作以上に
身に染みるのは私が疲れているせいだけではないだろう。特筆すべきは、マーフィーの息子である
ガスパード・マーフィーが、ストリングスやホーンのアレンジで貢献している点だろう。
今後の親爺のアルバム制作の大いなる手助けになるかと思うと頼もしいかぎりだ。
前作のライブ盤が良かったのは言うまでも無いが、ここ数年のスタジオ録音のアルバムとしては
ベストではないかと思う。何故アメリカは、そして日本はマーフィーの存在を蔑ろにできるのか不思議だ。
ROCK'N ROLL'N ROCK'N ROLL !
注文しましたよ。
俺はすっかり忘れて記憶が無いんだけど、
エリオットマーフィーがクアトロでやった時に見にいったそうで、最後に鮎川&シーナが出てきた時に最前で野次まくりだったそうです。
確かに鮎川&シーナが出てきてムカッときた記憶はあるのだけど、エリオットマーフィーの記憶がない(苦笑)
現在でも活動しているとは知りませんでした。
また来日してくれませんかね。
出たんです。(笑)
きっと気に入ると思いますよ。
マーフィーの来日って90年くらいだと記憶します。当時、私は岐阜に住んでいて名古屋にも
来たと思うのですが、行きませんでした。
行けば良かった、と後から後悔。
翌年(だと思う)のクリス・スペディングは
大阪で見たのですが・・・。(笑)
ライブ盤を含めると、ほぼ毎年アルバムを出していて、演奏活動はコンスタントに行っているようです。アコースティック・ギター1本でも、十分ロックな人ですから、また来日して欲しいですね。