昨年末にオーダーしていたブルース・スプリングスティーンのHIGH HOPES TOURの
ライブ盤が到着した。HIGH HOPES TOURは全部で34公演が行われ、そのうちの
30公演が公認のライブ盤として世に出たのだが、何を血迷ったか(笑)年末で
浮かれていたのか、すべてのライブ盤を購入してしまった。
ボスのHPからもリンクが貼られているLIVEDOWNLOADS.COMが販売元で、
私は過去にはブラック・クロウズのライブ盤をよく購入した。プレスCDではなく、
CD-R仕様であり、どのジャケットも日付以外は同じデザインなので面白みに
欠けるところもあるが、ブートレグではなくオフィシャル盤であるので、これは
揃えたいという欲望が頭をもたげたわけだ。
オフィシャル・ライブなので、当然ながらサウンドボード音源であるが全体の
ミックスはどれもやや平坦なようにも思える。しかし、何度も書くがボス公認である
ので、ここはライブの熱量を存分に感じることに専念するのが筋だろう。
どの公演もCDR3枚組仕様。全部聴けばCDR90枚分の演奏を聴くことになる。
まだ、3公演しか聴いていないのだけど。(笑)
ツアーは1月26日、南アフリカのケープタウンから始まる。オープニングが
『FREE NELSON MANDELA』であるのが、彼の地でのコンサートであることを
容易に物語る。その後、オセアニア地区へツアーは移動。2月26日ブリスベンでは
オープニングがビージーズの『STAYIN' ALIVE』のカバー、その後デビュー・アルバムの
「GREETINGS FROM ASBURY PARK N . J .」から、立て続けに3曲を披露。
2枚目の「THE WILD THE INNOCENT & THE E STREET SHUFFLE」を全曲演奏した
日でもあり、ツアーの中でも珍しいセット・リストである。
1か月の休暇を挟んで4月からは北米ツアー。4月22日ピッツ・バーグのオープニングは
クラッシュのカバー『CLAMPDOWN』、ラストがスーサイドの『DREAM BABY DREAM』
という、私なんかには堪らない日もある。
今回のライブ盤から漏れた日に北米ツアー初日の4月6日テキサス公演がある。
この日の演奏は撮影され、早々とYouTubeに登場したのだがオープニングのヴァン・
ヘイレン・カバー『JUMP』には「おおっ!」と盛り上がったものだ。できれば
この日もCDR化して欲しかった。
ボスのライブは大御所連中の中では、セット・リストが毎日変わるので連日の公演を
聴いても楽しいものだ。相方に「どや、スプリングスティーン地獄やで。」というと、
「何言っとるの、天国やん。」と返ってきた。
まさに天国である。ロックン・ロールとは、かくも楽しいものであるのだ。
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