昨日は、サンディー・ショウと対比されることが多いトゥインクルを取り上げたが、
今日取り上げるシャンタル・ゴヤの比較対象は、フランス・ギャルであった。ギャルの
後を追うようにレコード・デビューしたこと、どちらも可愛らしいルックスであるが表情が
対照的であることが、二人を比較対象として取り上げやすくしたのだろう。
能書きはともかく(笑)、私はこのジャケットに惹かれてしまった。ジャン・リュック・ゴダールの
映画は14,5本しか見ていないが、彼女が出演した「男性・女性」は、それほど好きな映画ではない。
それでも彼女のルックスは男性を惹きつけるには十分であり、特にこの「LES ANNEES 60」と
題されたベスト盤のジャケットに使われた写真の出来は絶妙である。正面から見ると「あれ?」と
いう写真も無いではないが。(笑)
自作曲のあったトゥインクルと違い、ゴヤにはデビュー前からブレーンともいうべきジャン・ジャック・
デュポーという存在があり、そのデュポーの手になる男心を擽る幾分子供じみた内容の歌詞を
歌う役割を、60年代のゴヤは忠実に果たした。
個人的な聴きものは、映画の内容はともかくタイトル曲である「LAISSE - MOI」だ。軽快なキーボードと
縦横無尽に駆け巡るベースに、ゴヤの舌足らずな歌唱がのると、おそろしくスゥイングする。
この曲の魅力には何とも抗いがたいものがあり、2分足らずの尺が更なる再生を促す。
ゴヤにはトゥインクルのカバーがある。ゴヤのバージョンは『DANS LA NUIT』とタイトルがついていて
当然フランス語で歌われるのだが、これはあの『GOLDEN LIGHTS』である。
トウィンクルも英詞で『A LONLY SINGING DOLL』というタイトルで『POUPEE DE CIRE,POPEE DE
SON(夢見るシャンソン人形)』をカバーしてるので、英仏双方のアイドルの売り出し方は、どことなく
似ていたのかもしれない。
後にゴヤはデュポーと結婚して以降、同年代の男性ではなく子供を対象とした歌手へと転身する。
そこらは私の興味の対象ではないが、まあ、それは仕方ないというものだ。(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます