HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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追悼 クラレンス・クレモンズ

2011-06-19 18:33:15 | ROCK

6月18日、脳卒中の合併症でクラレンス・クレモンズが逝去した。享年69歳。

近年のE.ストリート・バンドでの演奏の映像を見ると、体調が今ひとつなのは一目瞭然だった。
だが、それは70年代中盤から80年代に激烈なエレルギーを放射しながらボスと絡む
映像を見てきたからであって、「流石のTHE BIG MANも歳には勝てないな。」程度にしか
私は思っていなかった。

曲のイントロや間奏の美味しいところで、ギターを差し置いてサックスがソロをとるというのは
痛快で「NO MORE GUITAR HERO」という80年代初頭の私の気分にピッタリだったし、
事実、クラレンスのサックスは、聴けば彼の演奏だとわかる印象的なものだった。

クラレンスの不在は、即ちボスの活動にも直接の影響を及ぼすだろう。
言いかえれば、それはロックが前進するための大きな妨げでもある。
それくらい、クラレンスの存在は大きいものだった。

謹んでTHE BIG MANの冥福を祈りたい。


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6 コメント

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The Big Man (col)
2011-06-19 23:56:17
こちらに来て知りました

彼のプレイが印象的なブルースの曲なんて、、、、数多くあり過ぎて特定の曲が思いつきません

特定の曲が思いつかないから、アルバムをランダムに大きな音で聴いていこうと思います
Unknown (たこべい)
2011-06-20 17:20:55
やっぱり尾をひくなぁ。ショックです。
ハリーさんの「ロックが前進するための大きな妨げでもある」に全てが込められているように感じました。
もう一度見たかった。。
big boss man (ハリー)
2011-06-20 21:14:44
colさん

クラレンスのソロ・アルバムは未所持なのですが
ボスの楽曲に残された印象的なフレーズは
次々と思い浮かべることができます。

私も昨日から、ボスのアルバムを何枚か
聴いています。今日も・・・。
Unknown (ハリー)
2011-06-20 21:21:23
たこべいさん

当然、ボス一人でも前に進み続けるでしょうが
起爆剤が無いが故に歩みが鈍る、なんてことを
懸念するのです。それだけクラレンスの存在は
大きかったと思います。

文字通り大きな存在でした。
Unknown (ニイ)
2011-06-20 23:12:05
Lady GAGA の新譜で2曲ほど吹いています。
佳日ほどのビッグブロウではありませんが、これがベタな曲調と相まって泣けて困ります。PVにも登場してましてこれが最後の勇姿でしょうか。
Unknown (ハリー)
2011-06-21 19:40:27
ニイさん

LADY GAGAの新譜に参加しているのは、各所に書かれてある記事で知りました。

今朝、テレビを見ていたらガガがフランスで
罰金を払ったというニュースをやっていて
その際に映ったプロモにクラレンスの姿を
見つけました。

後でYOUTUBEで探してみます。

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