HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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男前の肖像シリーズ・バイクと男前その2

2010-11-03 15:55:56 | REGGAE
「仮面ライダー」というくらいだから、番組の中で登場するバイクは重要なアイテムである。ライダーが乗る
愛車サイクロンもライダーのコスチュームの変化にあわせて2回ほどモデル・テェンジする。新サイクロンは以前より
スピードが出るのだが猛スピードの後の停車の際には後部からパラシュートを展開し速度制御する。
子供心に「変なの。使い終わったらどうするんだろう」とか思っていたが、やがて大人になって、スペース・シャトルが
帰還した際に速度制御にパラシュートが使われるのをテレビで見て、「おお、ライダーは凄かったんだ。」と
一人ニンマリしたものだ。こんなことは誰にも話さなかったが。(笑)

レゲエ・シーンにバイクは欠かせない。車が写ったジャケットも多いが、車より安価で機動性に富んだバイクが
ジャマイカで多く利用されていたのは間違いないし、映画「ロッカーズ」や「ハーダー・ゼイ・カム」での様々なシーンが
刷り込まれているため、なんとなくバイクのイメージが強い。その名も「CB200」という名盤を残したディリンジャーが
自らバイクに跨ったジャケ写が男前なのが掲載写真の「TALKIN' BLUES」。77年に英国はマグナム・レーベルから
出された盤で、各面3曲ずつしか収録されていないが、全ての曲が後半にダブになる長尺仕様。
ズバリ、ジャケットも音も最高の名盤。

所謂ショーケース・アルバムというヤツだが、ショーケースはアーティストにも聴き手にも有利な点がある。
7インチだとA面にオリジナルを入れ、B面にバージョン(ダブ)を入れるのが一般的だが、7インチが市場に残る期間は
知れている。アルバムのほうが市場に残る期間は長いだろうし、再発される可能性も高い。収録時間が長い分、
シングルの両面でやっていた作業を繋げて1曲として披露することも可能だ。それにディージェイなら、
そもそも「オリジナル」云々を気にすること自体が大して重要な発想じゃない面もあるだろうし、作品として
広く聴かれることを望むなら1曲で2度美味しい、ショーケースはディリンジャーのような人には向いている。
聴き手は快感の長時間持続という恩恵に与るのは言うまでも無い。

このアルバムは米国ではタイトルを「NONSTOP DISCO STYLE 」と変えてリリースされ、今でもそのタイトルで簡単に
入手が出来るのだが、ジャケットの図柄が何とも味気ない車の画に変わってしまい、それはアメリカが
車社会であることを示しているような気もする。

何だかジャケットのディリンジャーが滝和也に見えてきた。
勿論、気のせいである。(笑)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TK)
2010-11-03 19:27:37
7インチは収録時間が短いのでうしろにバージョンくっつけるディスコ仕様は聴きやすいですよね~
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Unknown (たこべい)
2010-11-04 07:28:47
そうそう、デリンジャー。
昨日、アリマンタドともう一枚持ってたよなと、、ジャケは覚えているものの名前がでてこず(年ですな) モンモンとしてました。これでスッキリ。
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Unknown (ハリー)
2010-11-05 21:23:47
TKさん

ショーケースは1曲で2度美味しいのですが
当時の盤は、収録時間が短いものが多くて
LPの片面が15分ちょっとなんてのが
多い気がします。
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Unknown (ハリー)
2010-11-05 21:26:35
たこべいさん

ディージェイ物は、あまり得意でないのですが
ハマると実にクセになります。(笑)
ディリンジャーは、ジャケットが格好いい盤が
多いので(勿論、中身も)、どんどんCD化
して欲しいものです。

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