HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 76

2017-03-11 19:22:49 | 日本のロック・ポップス

職場の外回りの営業が持ってきた案件で照会事項が発生したので、対象の女性に連絡を
取るよう担当者に言ったところ、「なかなか会えない人なんですよ。この間はたまたま
自宅に居たんですが、自宅での手続きを好まないみたいだし、次は出先で会うことに
なりそうなんです。それなのに二言目には『私は時間に拘束されたくない』とか『私は
人の下で働いたことがない』なんて訳のわからないことを言うんです。」なんて返事が
返ってきた。

担当者も痺れているだろうが、私もこれにはシビれた。二度ほど私も対象を見たことが
あるのだが、いい歳の女性でけばい髪にきつい香水をつけていて一度見たらイヤでも
忘れられないタイプの人であった。

それにしても。時間に拘束されたくなくて人の下で働かない職業って何なのだろう。
「飲み屋でも経営しているのか?」と担当に聞いたら「そんな職業では無さそう。店舗を
持っているふうでもないです。」と言う。もしかして店舗派遣型もとい、自宅待機型(笑)
風俗嬢なのだろか?なんてバカな想像をしてしまった。というか、自宅待機型なんて言葉は
ないだろう。(笑)

枕の文は本文とは関係ありません。(笑)

とはいうものの、掲載写真のジャケットを見たとき、ろくに体験したこともないのに
失礼ながらスナックとかバーのイメージから連想する「昭和の夜」を思い浮かべたのは
間違いない。

掲載写真は沢知美が69年にリリースしたアルバム「人の気もしらないで」。
サブ・タイトルに「沢知美とあなたの夜」とあるので、私の妄想もあながち間違いでは
ないだろう。

11PMのカバーガールであり、数々の映画に出ている女優であるが、私は
このジャケットを一目見てジャケ買いした。勿論、試しに試聴もしたが私が体験することが
できなかった昭和の大人の夜を想像で追体験する絶好のサンプルとして3曲ほど聴いて
購入を決意した。

実の処、歌は上手いと思う。ムード歌謡のマナーに従った歌い方であるとは思うが
抑揚というか感情のコントロールの仕方が堂に入っている。冒頭に配された『知りすぎたのね』の
オリジナルはロス・インディオスであるが、もし彼女が早期に引退せずに
歌い続けたらもしかしたらインディオスと組むこともあったのでは、なんて想像するのも
楽しい出来栄えである。

ザ・ピーナッツの『東京たそがれ』がオリジナルであり、のちに改題された『ウナ・セラ・
ディ東京』も雰囲気満点。CDにはLP当時のライナーが記載されており、そこには
5,6年後にはブルーズの歌い手として成長しているのでは、なんてことが書かれている。
72年に最後のシングルを出して引退するのだが、確かにその後の盤を聴いてみたいと
思わせる人である。

ま、それは叶わなかったので、近日リリースされるコンプリート・シングル集を楽しみに
待つことにする。


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2 コメント

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♪Hurry On Down To My House、Baby Ain’t Nobody Home But Me♪ (tapara)
2017-03-11 22:13:16
Harryさん、

連発の全力投球、お疲れ様です。

>のんびりと続いているこのシリーズも遂に最終コーナーを曲がらんとしている。
>それでも、今年中に終わらなかったりして

いえいえ、このペースでこのシリーズを続けていただくことが、日本の平和につながります(笑)。

>11PMのカバーガールであった
覚えています。カバーガールの場面のジングルも日替わりですきだったなあ。
(ただし、中学生時分は、例によって親に隠れてこそこそ観ていました)

>5,6年後にはブルーズの歌い手として成長しているのでは

そうですね。その頃には少し丸くなって、青江美奈師匠のようになっていたかもしれませんな。
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ベット・ミドラー (ハリー)
2017-03-12 18:34:20
taparaさん

3月なんで。春を感じたので。
初回から全力投球なので、5回まで投げられません。(笑)
世界平和のために頑張ります。(笑)

昔はおおらかで尚且つ大人の色気というものがあったのだなぁと思うことが多々あるのですが、今はお手軽に成熟できるので、有難味が少ないのかもしれません。

いみじくもライナーでは青江美奈を引き合いにだして
二人で日本のブルーズを牽引するのでは、みたいなことを書いていました。
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