ロックの歴史は1955年に映画「暴力教室」でビル・ヘイリー&ヒズ・
コメッツの「ROCK AROUND THE CLOCK」が使われたことから始まる・・・・。
こんな文章を何回も読んだことがあり、それ以来ロックの歴史は1955年に
始まると刷り込まれていた。ところが件の曲は1954年に発売されたことに
今更ながら気付き「なんだかなぁ。」とモヤモヤしている。(笑)
まあいい。私がレコードを買い始めたのは1980年である。
ここはキリよく1955年からロックの歴史が始まったとして、ちょうど
ロック生誕から25年経って、私の購買暦がスタートしたことになる。
世界で最初のCDが作られたのは1982年8月17日だという。
一般に広く流通するには更に数年かかるわけだが、思えばCDも昨年で
ちょうど生産から25年が経ったわけである。
CDが流通し始めて最初に私が思ったこと。
それは、「廃盤になって手に入らないLPも、CDという新しいフォーマットで
生まれ変わる筈だ。これで振り出しだぜ、25年分を取り戻すぞ。
CDでの買い逃しは絶対にしないぜ。」という楽天的な考えであった。
確かに振り出しに戻り、LP時代に見たこともなかったブツがCDとなって
入手できたが、そのスピードに付いていけず買い逃しだらけなのは
言うまでもない。(笑)
ブートレグに関しても実は同じ事を思っていた。掲載写真はヤードバーズ
解散直前の68年5月31日と6月1日のライブを収録したもので、
アナログ盤は3枚組だった。雑誌の広告で見ていた頃はとても手がでなかった
ので、「ブートレグも過去のLPがCD化されないかなあ」と思うこと
しきりだったのだが、これは2枚組CDとなって市場に投下された。
このCDの2ヶ月前のライブは「LIVE YARDBIRDS ! FEATURING JIMMY PAGE」
として、71年に少数出回りジミー・ペイジに回収されたことは有名だ。
オリジナル盤には手が出ずカウンターフィットのLPを手にして
「これが、ツェッペリン前夜なんだ」と妙に興奮したのを覚えている。
そして当然沸き起こる「もっと聴きたい」という思いを叶えるのが掲載写真の
ブツであった。音質は今ひとつでアナログ起こしなので針音も聞こえるが
そんなことは全くマイナス要素ではなかったし、何よりアナログと同じような
ジャケットであるのが一番嬉しかった。
曲目で驚いたのが「BECK'S BOLERO」に続いて「I'M WAITING FOR THE MAN」を
演奏しているところである。これって余り語られてないところだと思うのだが
V.U.のカバーは誰の発案だったのか非常に気になるところである。
ブートレグも内容はグレード・アップしても、デラックス・エディション
じゃないけれど昔通りのタイトルとジャケットで流通し続ければ、誰にでも
「名盤」と認知される物がより多く残ったと思うのだけどなあ。
コメッツの「ROCK AROUND THE CLOCK」が使われたことから始まる・・・・。
こんな文章を何回も読んだことがあり、それ以来ロックの歴史は1955年に
始まると刷り込まれていた。ところが件の曲は1954年に発売されたことに
今更ながら気付き「なんだかなぁ。」とモヤモヤしている。(笑)
まあいい。私がレコードを買い始めたのは1980年である。
ここはキリよく1955年からロックの歴史が始まったとして、ちょうど
ロック生誕から25年経って、私の購買暦がスタートしたことになる。
世界で最初のCDが作られたのは1982年8月17日だという。
一般に広く流通するには更に数年かかるわけだが、思えばCDも昨年で
ちょうど生産から25年が経ったわけである。
CDが流通し始めて最初に私が思ったこと。
それは、「廃盤になって手に入らないLPも、CDという新しいフォーマットで
生まれ変わる筈だ。これで振り出しだぜ、25年分を取り戻すぞ。
CDでの買い逃しは絶対にしないぜ。」という楽天的な考えであった。
確かに振り出しに戻り、LP時代に見たこともなかったブツがCDとなって
入手できたが、そのスピードに付いていけず買い逃しだらけなのは
言うまでもない。(笑)
ブートレグに関しても実は同じ事を思っていた。掲載写真はヤードバーズ
解散直前の68年5月31日と6月1日のライブを収録したもので、
アナログ盤は3枚組だった。雑誌の広告で見ていた頃はとても手がでなかった
ので、「ブートレグも過去のLPがCD化されないかなあ」と思うこと
しきりだったのだが、これは2枚組CDとなって市場に投下された。
このCDの2ヶ月前のライブは「LIVE YARDBIRDS ! FEATURING JIMMY PAGE」
として、71年に少数出回りジミー・ペイジに回収されたことは有名だ。
オリジナル盤には手が出ずカウンターフィットのLPを手にして
「これが、ツェッペリン前夜なんだ」と妙に興奮したのを覚えている。
そして当然沸き起こる「もっと聴きたい」という思いを叶えるのが掲載写真の
ブツであった。音質は今ひとつでアナログ起こしなので針音も聞こえるが
そんなことは全くマイナス要素ではなかったし、何よりアナログと同じような
ジャケットであるのが一番嬉しかった。
曲目で驚いたのが「BECK'S BOLERO」に続いて「I'M WAITING FOR THE MAN」を
演奏しているところである。これって余り語られてないところだと思うのだが
V.U.のカバーは誰の発案だったのか非常に気になるところである。
ブートレグも内容はグレード・アップしても、デラックス・エディション
じゃないけれど昔通りのタイトルとジャケットで流通し続ければ、誰にでも
「名盤」と認知される物がより多く残ったと思うのだけどなあ。
恥ずかしながら知りませんでした。
「I'M WAITING FOR THE MAN」といえば、「HEROIN」
とのメドレーでチープ・トリックがカバーしている
のを聴いたときも意外に感じました。
ロビン・ザンダー向きじゃないと思ったら、歌は
しっかりトム・ピータースンでしたけど。(笑)
ブートレグの内容に言及するでもなく、単なる
戯言の「追憶シリーズ」にお付き合いしていただいて
ありがとうございます。
私がレコードを買い出した頃はヤードバーズのLPは
「ロジャー・ザ・エンジニア」が1500円で
売っているのを見たくらいで、田舎者にはなかなか
実態がわからないものでした。
ジミー・ペイジ時代の音を初めて聴いたのは、
やはり渋谷陽一氏の番組でした。京都に住むように
なって輸入盤と中古盤を漁るようになり、レコードを
手にした時の喜びは今でも覚えています。
ブートレグ・・・、やっぱり魅力的ですよね。(笑)
たまに、渋谷陽一の番組でかかったりすると、ありがたみが先行して、冷静なジャッジは…(苦笑)
ブート編、興味深く拝読しています。
ぼくも最近は、ブートは一休み中ですが、ハリーさんの記事に心が揺らぎそう。