![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/51/fecea37ceece226b3d2b048848b4bc1e.jpg)
09年に出た頭脳警察のアルバム「俺たちに明日はない」の新装版が出た。
このアルバムが完売扱いになっているなんて全く知らなかった。廃盤と完売じゃ
ニュアンスが違うのだろうが、インディーズからのリリースだったのでプレス枚数が
少なくてイニシャル・オーダーが完売したものの、追加プレスするほどの売り上げは
見込めなくてそのままだった、というのが本当のところじゃないだろうか。
今回はテイチクからの発売で、08年に発売されたものの、これも入手困難であった
シングル「時代はサーカスの象にのって」も復刻した2枚組仕様。
シングルには4曲のボーナス・トラックを追加。
購入店によっては、4曲のライブを収録したCD-Rがもらえるので、都合8曲の
追加と思えばいいか、と自分を納得させている。
因みに両方ともCDの盤面に写真が印刷されているが、オリジナルはカラーで
今回はモノトーン。
アルバム「俺たちに明日はない」は、購入当時は何度も繰り返して聴いた。
それは気に入ったからではなく、何回も聴けばきっと好きになるだろうと思っての
所作であった。平たく言えば気に入らなかったのだ。(笑)
09年の私の気分に合致しなかったというのが気に入らなかった理由だが、
基本的に歌詞がどうもピンとこなかったのだ。直情的にしろ揶揄的にしろ、
わかり易すぎるというか、選ばれた言葉に深みが無いように当時は思ったのだ。
私の中で、ZK或いはパンタのソロも含めて、アルバムや曲の出来を比べる「仮想敵」は
そこらのミュージシャンのレコードではなく、かつてのZKやパンタが発表した優れた
アルバムなのだから、不当にハードルは高い。
90年の再結成時のアルバム「頭脳警察7」はバラッドに良い曲が多かったのと
歌詞に深みがある曲が多かったことも、再再始動後のZKに対してのハードルを
上げた一因でもある。
しばらく放置していたのだが、先日カセット・テープに録音しカーステで流しながら
毎日聴いていたら、ある日一点突破で、それほど悪い盤とは思えなくなったところに
今回の新装版の発売だったので、私にとってはタイミングが良かった。
前回の発売で入手できなかった人も、既に購入していた人も迷わず買うべきだろう。
買えばわかるさ。(笑)
次はパンタのエレキとトシのパーカッションだけでアルバムつくってくれないかなぁ。
ティラノザウルス・レックスみたいにさ。
テレビなんて信じてんじゃねえよ。
あまり調べずにタワレコで購入、ボーナスCDRはついてなかったけどまあいいや。
本編とシングルを楽しみにしてます
「問題作」というより「迷盤」という感じでしょうか。文字通りに捉えることもできますし、迷彩色が施された盤と受け取ることも可能です。
ボーナスCDRは、近日ナニしますね。
>次はパンタのエレキとトシのパーカッションだけでアルバムつくってくれないかなぁ。
>ティラノザウルス・レックスみたいにさ。
おらも初期の頭脳すきだな。
ふたりだけしかいない場合、無限の可能性があるように見えるもんで。。
アコースティックでもいいのですが、エレキとパーカッションの組み合わせに惹かれるのです。
1枚だけでもいいので、簡素な構成のアルバムを
聴いてみたいです。勿論ライブ録音でもO.K.なので。