昨日は「YOU CAN DO ・・・」シリーズでスティーヴィー・ニックスのことを取り上げたい為に
バッキンガム・ニックスを持ってきたので、今回もドラゴン・スクリューばりに捻ってみることに。
掲載写真は71年にメリーウェザー&カリーがリリースしたアルバム「VACUUM CLEANER」。
ということで今回のターゲットは勿論、リン・カリーである。ロック・ファンに最もよく知られているの
彼女の活動はママ・ライオンとしてのものだろう。ブルーズを基本にしたハードな音と、カリーの
熱い歌唱が印象的なバンドである。
いや、もっと正直に言えば、その容姿とアルバム・ジャケットに人気の秘密はあったのでは?。
ママ・ライオンの1STはギミック・ジャケで檻を模したフロント・ジャケットを開くと、ライオンの子に
授乳するカリーの写真が見られるというわけで。インナーにはもっと素敵な写真もあるし。
いやいや、私のようなカバー好きにはビル・ウィザースにテンプス、ブラインド・フェイスのカバーが
十分にアピールするものであることは書いておかねば。(笑)2イン1でCD化されているが、できれば
紙ジャケで再現してもらえば有り難いのだが。
メリーウェザー&カリーの「VACUUME CLEANER」は、ママ・ライオンの前進バンドといってもいい
プロジェクトで、どいらかといえばママ・ライオンよりバラエティに富んだ音作りで、ファンク色が強い。
マーヴィン・ゲイやスモーキー・ロビンスン&ザ・ミラクルズのカバーをとりあげていることから
元々はファンクやソウル嗜好もあったのだが、リン・カリーを売り出すためのママ・ライオンに
移行した際に、若干のシフト・チェンジがあったことが伺える。このプロジェクトで、あのラス・メイヤー
監督の映画「ポルノ白書・恍惚の七分間」の音楽制作に参加しているというのだが、
映画も未見で、音も聴いたことが無い。それが縁で「ワイルド・パーティー」での演奏シーンの
ボーカル・シーンの吹き替えを担当したのは有名だ。
「ワイルド・パーティー」に登場する、ケリー・フェアなるロック・バンドを演じたのは、プレイメイト出の
女優達だが、リン・カリーは後にこんな雑誌の表紙を飾る。
プレイボーイじゃないんだ。(笑)
なぜだかわからないが、ラマタムと対でこのバンドを覚えていました。
「ワイルド・パーティー」は祇園会館かどこかで見たような気がする。。
しっかり日本盤CDでもでれば再評価されると
思うのですが。
「ワイルド・パーティー」はラス・メイヤーの
監督作で唯一DVDで買いました。
以前CSで一挙に放送した時に、とりあえず18作ほど録画しましたが、まだ見ていないのがあります。結局、私と趣味が違うのでした。(笑)