活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

セルカなる旅路。

2015-03-31 22:05:57 | Weblog
黒くて長くて凄いヤツ。今話題の「自撮り棒」あるいは「セルカ棒」の起源はやっぱりアノ国・・・ではなくて、実は我が国で発明されていたんです。
1983年のミノルタのディスクカメラ(マイクロディスク(懐)ではありませんw)のアクセサリとして、リモートレリーズ付きの自撮り棒がセットされておりました。
当時のコンパクトカメラに自撮り棒を付ける場合は、自分撮りの際に重心がカメラに寄り過ぎで不安定であったり、自分を映す反射鏡が無い機種に取り付けた場合は単なる一脚にしかならなかったりなどの問題もあり、広く大衆に自撮り棒が普及するには至らなかった。
「日本の使えなくもない発明品」として取りあげられるようなモノだったのです。
それが、カメラがデジタルになって、モニターで画像が確認できるようになり、さらにナルシストなカノ国で火がついて現在に至った、ってことです。
言わば逆輸入なわけですが、世界的にも人気急上昇中。韓国の「1人1本持っている」とまで言われている状態まで行くでしょうか。

ところがこのセルカ棒、爆発的普及と同時に規制も目立つようになってまいりました。
すでにディズニーランドでは使用禁止米国内でのアートや音楽フェスでも禁止の動き。
その理由は、ズバリ危ないからでしょう。ディズニーランドでは、三脚、一脚も禁止ですからねえ。
となると、記念撮影の古典「すいません。シャッター押してください」しかないのか。
しかし、人類の欲望にテクノロジーが追いついたぞ。次は、自撮りドローンだ。

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