山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

先生の情熱に惹かれて(「芸術の理論と歴史」)

2005-12-09 22:47:06 | 放送大学
このごろ放送大学の学習センターで気に入っているビデオ教材は、「芸術の理論と歴史」です。
この担当の青山昌文先生が、とてもおもしろいです。
とにかく、幸せいっぱいの表情でよどみなく話します。この先生は芸術の魅力にとりつかれているとしか言いようがありません。

最初に教科書の前書きを読んだときに、こりゃあ普通の意気込みじゃないぞと感じました。
放送教材をつくるためにヨーロッパに取材に行き、過密スケジュールでロケをしてきたそうです。その意欲とそれを実行したパワーが、文面からほとばしるようでした。

それで、ビデオを見ると、ロケ地で実物を前に先生が語る姿が映し出され、教科書の前書きが裏づけされたものであり、すばらしい数々の建築物や芸術作品が見られるとともに、わかりやすい解説を聞くことができたのです。

室内で先生が解説している普通の場面もあるのですが、理論を裏付ける資料もふんだんに用意してあり、すごいサービスだなあと思いました。
普通の大学で、これだけの教材があるものだろうかと思いました。

この科目のすばらしさに気がついたのは、もう課題を提出したあとのことです。
課題をやっていたときは、問題に関係する部分だけを拾い読みして答えを探していただけでした。教科書を読むだけでは、作品名が出てくるだけで、実物がわかるわけでもないので、ぜんぜん身になりませんでした。

最初に睡眠不足状態で1章のビデオをみたときは、数分で熟睡してしまいましたが、課題提出後に、電車の中で前書きを読んだとき、「へえ、すごい熱意だなあ」と思い、学習センターで9・10章のビデオを見たところ、「こりゃあ、かなりおもしろいぞ」と思いました。

いろいろな教科のビデオ教材で、カメラの前で話す先生方のタイプは様々ですが、ロケ地の背景を前に、せりふを忘れて必死に思い出しながらたどたどしく話す先生などは、見ていてひやひやしてしまうものもあります。もう一回撮り直したほうがよかったんじゃないの?と思うものもあります。

しかし、この青山昌文先生の場合は、そういう心配はいっさいいりません。もう魅力にとりつかれていますから、ご本人が思うままに話して、それで完璧にできあがっています。

先生の情熱が、学生に与える影響は大きいものなんだなあと改めて思いました。
先生の面接授業があったら、ぜひ受講したいです!
コメント