朝から通勤のメインの路線の電車が止まっていて、どうせ歌舞伎座千穐楽夜の部で早く上がらなくちゃいけないし、娘も連れて行ってしまう方がラクなので仕事を休んでしまった。喘息の薬の副作用か、だるくて仕方がないので横になるが寝られず。「蓮絲恋慕曼荼羅」のプログラムも読んだりしてから、久しぶりに掃除機かけなどして身体をスタンバイさせていく。
娘を起こして食べさせて追い込み追い込み、なんとか開演時間に間に合うように歌舞伎座へ。案の定、ふたりとも仁左衛門権太に大泣き。娘も四の切も寝ないで楽しめたようで「あ~、面白かった」と言う。こう言われるとまた誘いたくなる(連れてくるのは大変なんだけど)。
帰宅後、出かける前に途中まで観ていた仁左衛門知盛のDVDの渡海屋の最後をもう一度観て悦に入る。それからTVにしてNEWS23を見ていたら・・・・・・。
パリオペラ座の歌舞伎公演初日の特集が始まった。そうだ、筑紫哲也はパリに飛んでいたんだった。オペラ座のバレエの稽古場で團十郎丈にインタビューしている。これもあったのか!
ロイドウェーバーの「オペラ座の怪人」の開幕の時の音楽をバックに流しながらオペラ座内部を紹介しているのがおかしい。パリ・ローマで短期間の旅行しか行ったことがないのでオペラ座は外から見ただけ。天井のシャガールの絵が素敵という話も今回の内部の映像で納得。映画もキンキラ金のオペラ座のセットが見事だったが、本物はもっと重厚感があるなぁと思った。余裕ができたら行ってみたいものだ。
今回の演目の中で「勧進帳」を團十郎・海老蔵親子がダブルキャストで演じるという情報をあちこちで読ませていただいて、俄然注目度アップ。
早くもBShiで放送があったようだが、我が家は見ることができない。それに弁慶=團十郎、富樫=海老蔵のおなじみの配役のようだった。そちらをレポしてくださったかしまし娘さんの記事をご紹介させていただきたい(→こちら)。
その反対の組合せの映像をNEWS23で見ることができた~。ほんの短い映像だったが、富樫をつとめる團十郎の表情の豊かさに思わず涙が出てきてしまった(最近、涙腺がゆるみっぱなし)。また、オペラ座は乾燥していて弁慶で5公演つとめるのはきつそうだとのこと。「息子からダブルキャストにしようと言ってくれた。これは親孝行してくれたのかなと思う」というお話もされていてそれも嬉しかった。
関容子さんの「海老蔵そして團十郎」を読んでから成田屋応援熱も上がってきたところなのでツボに入ってしまうのだ。この公演の成功を祝福したい。
GWの5/4にはNHK教育の「劇場への招待」でこの公演のオンエアがあるようなのでしっかりと観たいと思った。
写真は、文春文庫の「海老蔵そして團十郎」の表紙の画像。
追記
NHK教育のオンエアではBShi放送と逆の配役だといいと思っている。海老蔵=弁慶、團十郎=富樫という配役は日本では観ることがこれからもないと思うからだ。DVDつくってもきっと売れると思うが、どうだろうか。
それでは今度、お茶会で詳しいお話をきけるのを楽しみにしています(^O^)/
さちぎくさま その節はたいへん楽しいお話をおきかせくださいましてありがとうございました。芸大の奏楽堂も未見なので、ぜひいってみたいですね。
オペラ座、本当に素晴らしかったですよー(^^)!もうこんな機会はないだろう・・・と思っていたのですが、フランスの人々の反響がたいへん大きく、「歌舞伎をとても見たかったのに、見ることができなかったから、ぜひまた団十郎丈、海老蔵丈にパリにきてほしい!」という声があがっておりました。また実現するといいですね。本当にパリまできてよかったです。
実際「オペラ座で歌舞伎を観るって言うのもどうかなぁ」となかば半信半疑で向かったのですが劇場に入った途端の豪壮さにただただ圧倒されました。
時間をみて続きを書きますので、どうぞよろしくこちらのほうもお願いいたします。
ぴかちゅうさん、本当にご尽力くださってありがとうございました!
芸大の奏楽堂どころか、キャンパスもまだ足を踏み入れたことがないのです。何か機会があったら行ってみたいと思います。
肝心の?!「勧進帳」も團十郎=弁慶、菊五郎=富樫という配役でしっかりと観ることができるのが楽しみです。
ご紹介頂いた「かつらぎさんのレポ」を拝見しました。・・・
私もパリ・オペラ座で観劇しているような気分にさせて頂き、とっても嬉しかったです。
国内では観られそうもない方の組合せのキャスティングを私も期待しています。
GWの教育TV、国内では観られそうもない方の組合せのキャスティングを是非ぜひ観たいと祈っています。
そして、私の観劇仲間のかつらぎさんがそのキャスティングの公演をパリオペラ座でご覧になったというレポをアップされましたので、ご紹介させていただきますね。臨場感あふれるレポです。
http://blog.livedoor.jp/ryo_ktrg/archives/2007-04.html#20070409
こちらからもTB返しさせて頂きました。
私も、NEWS23でちらっと見ただけですが・・・
凄く得した気分になりました。
<海老蔵=弁慶、團十郎=富樫という配役の映像>
私もこの配役で見たいですね。期待しています。
実は、もう一つ期待しているのは・・・Gyao
以前、海老蔵様『訪欧歌舞伎公演』in ロンドン を
視聴できたので、今回もGyaoにお願いしたいです。
いつも貴重なレポを有難うございますm(_ _)m
>澤瀉屋親子も健在!
私は声を大にエールを送りたいで~す。
宗家と弟子筋の2組の親子によるパリオペラ座公演になったわけですね。
昨年の演舞場の花形歌舞伎で海老蔵が狐忠信を猿之助に教わったって、間に亀治郎もたっていたんじゃないかって勝手に推測してしまいました。11代目團十郎が猿翁に相当怒っていたという昔のことを当代の團十郎丈がさらりと流され、若い世代をきちんと共演させているのがエライと思ってます。
★「パリノルール blog」様
写真が盛りだくさんの記事のTBを有難うございます。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
紹介ありがとうございました。
亀ちゃんは、立女形じゃないからいつもの女形陣の演じる義経とは一味違ってステキでしたよ。
物語の「調和」は2人が若いので、今ひとつでしたが、そんな事は望んでいないゼ。というキャストですよね。
「市川」といえば”成田屋親子”ということで、スポットはそっちにばかりあたりますが、澤瀉屋親子も健在!密かにエールを送る私です。
段四郎さんが千穐楽って言ってしまって恥ずかしがっているのが可愛かったです。段四郎さんも、いろいろな方の口上で息子の宣伝を忘れない親バカぶりが大好きです。
私もNEWS23、しっかり見ていましたよ。
そして「亀ちゃん!亀ちゃん映して~!」と喚いてました(苦笑)。
5/4のNHK教育の「劇場への招待」ですね。情報ありがとうございます。