少々風邪気味ではあったが、昼までちゃんと寝ていたし、松山ケンイチを観に行かないといけないので、最終上映週に入ってしまった「うさぎドロップ」を見に、隣駅のMOVIXさいたまへ。木曜日まで昼の上映時間だったのに夕方一回になってしまった。「可愛い感じの映画だから観たい」と言っていた実家の母も誘いにくい。
けれどもせっかくの映画の日だし、声をかけてみたら「風邪気味だから私は行かない」という。北本の妹2にも一緒にお茶でも飲むついでにと声をかけてみたが、季節がわりの家事で忙しいという。娘も付き合ってくれる気力なし。
「いいもんね、一人で行ってくるもんね」
猛暑が去って爽やかな陽気なのに力を得て、真夏は熱中症に用心して避けていた自転車での往復に決定。電車賃も浮くというものだ。
氷川神社の参道にもなっている道に沿って走っていると秋の風に乗っていい香りがしてきた。金木犀だ!
探してみると三菱マテリアルの旧総合研究所の敷地の道沿いに植えられている金木犀に綺麗なオレンジ色の花がいっぱいについている。なんか、葉が通常より大きいものもあって、携帯で撮影してみたのが冒頭の写真。
正門にさしかかると貼り紙あり。アスベストの使われた建築物の解体工事中だという。「三菱マテリアル」と大書された大きな看板を戴いた建物を見ると窓が割れていたりする。廃屋だったから暗い感じの建物だったんだとやっと納得した。
ここは実験用の原子炉のあったところで、廃棄物を無造作に土中に埋めていたのが発覚して住民が立ち上がり、裁判闘争の末に、土中の廃棄物も掘り出してきちんとした格納をやり直しをさせた場所だ。それがわかった時の記事はこちら
三菱マテリアルのウェブサイトのCSR(社会的取り組み報告)のところに掲載
跡地をグループの人材研修拠点にすると書いてあるのに(2010年4月竣工予定)、それらしいものはなかったような?!震災が起こるずいぶん前の予定なのに、予定が変わっていてもウェブサイトに反映していないのではないかな?けっこういい加減なんじゃない??
「環境保全に関する公開情報」の中の「公表資料」はこちら
こちらはさすがに定期的に情報アップしているが、pdfファイルを開いてみると内容はアリバイ的な感じだねぇ。
そこにあった「放射性廃棄物保管庫」の写真をみたら、確かに道からはるかに奥まったところにそれらしい建物があったっけ。
正門からすぐの建物を解体してしまうと、敷地内の建物はその保管庫だけになってしまうように思えた。
放射能汚染があった土地は何も建てられないねぇ。
そう思うと、せっかくの金木犀のいい香りも臭いもの隠しに思えてしまい、興ざめだ。
フクシマへ思いを馳せる・・・・・・。
埼玉県は食品検査してない自治体もずっと多かったし、三郷など東部は線量が高いけどあまり注目されていないし、要注意自治体にしてます(笑)
埼玉県は日本で一番市町村の数が多いのですよ。だから比率的には他の県と変わらなくても市町村名を列挙すると数が多くなるのではないかと推測します。
線量が高い三郷・吉川は実家のある越谷市のお隣です。越谷もホットスポットがけっこうありそうです。さいたま市とかに比べて住民パワーの質量ともに弱いのが困りものです(^^ゞ
春、夏頃は距離で大丈夫と思っている自治体も多かったのでしょう。
こちらはもう東北応援スーパーなどなくなり、被災地という認識です。
生活するのに不便なので、ガイガーを買うかも。
三郷や柏など大規模住宅開発している地域は要望しても自治体の動きが鈍いですね。
ガイガーカウンターはネット販売などでも価格高騰しているようですが、理科の先生たちが安くたくさんつくろうという取り組みが始まっているらしいですね。TVでその方たちを紹介していました。
三郷は私の就活の時、公務員試験を受けて途中まで合格していたのに今のところが内定したので辞退しました。市になる前の昔昔のことです(^^ゞ
大雑把に測れるものならiponeにつないで数千円なんてものもあるようです。
精度はわかりませんが、単純な構造で作れるもののようですね。
持っている人が多ければごまかせないのでよいと思います。
三郷は地震学者の早川由紀夫氏が計測していますのでついでにリンク貼っておきますね。
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-424.html
三郷の情報も有難うございましたm(_ _)m