![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
一昨日の夜からの嵐、昨日のぐずついた天気から一転、晴れ渡った空の下、新橋演舞場の弥生花形歌舞伎の昼の部に行ってきた。昨日は一日背中が痛くて寝ていた(腎臓結石が暴れたんだと思う)ので気分転換できてよかった。
終演後、銀座シネパトスで映画「Beauty うつくしいもの」もハシゴしようと思えばできたが、夜はスペシャルドラマがあるのでそちらに余力を残そうとプログラムだけ買って帰宅。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/tv.gif)
大河ドラマの後にテレビ朝日へ。北大路欣也主演の「落日燃ゆ」を観る。
公式サイトよりあらすじをちょっとだけ引用。
「極東国際軍事裁判(東京裁判)で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理・外相である廣田弘毅。廣田弘毅は戦争回避に努めながら、最終的には彼が対立し続けた軍人たちとともに処刑されるという運命に見舞われる。そして彼は東京裁判において一切の弁解をせず、自らの死をもって太平洋戦争開戦の責任をとったのだった。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
城山三郎が書いた原作の小説も読んでいないが、廣田弘毅は立派な人物だと思っていた。
裁判の前に近衛文麿など主要な人物が自殺してしまっていて、文官の一人は死ななくてはすませられないというような感じでスケープゴートにされてしまった。その運命を粛々と受け入れて死んでいった。
日本を駄目にしたのは「統帥権」だと語る場面。新しい憲法が軍隊を持たないことを明記したことを知って私たちはようやく勝ったと家族への手紙に書いていた場面。しっかりドラマで描いてもらって嬉しかった。
名門の家から妻を娶らず恋愛結婚で静子と結婚。夫婦と子どもたちの家庭は愛にあふれていた。その妻は夫の死刑を確信すると服毒自殺。それを知っても「最愛の妻静子様」と妻宛てで書いた手紙がスガモプリズンから届く。最後の手紙には「もうすぐ会えますね」と・・・・・・。
これが泣かずにおらりょうか(T-T)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
廣田弘毅役の北大路欣也が外交官として信念を通して軍部と渡り合う姿が立派だったし、夫として父親としても実に魅力的。妻の静子は高橋惠子。北大路欣也との夫婦の情愛が本当に心にしみる。豪華な配役も揃っていたし、きちんとメッセージも伝わるいいドラマだった。
テレビ朝日を褒めてあげたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0204.gif)
公式サイトはこちら
ずっと前、たしか小林佳樹さん主演のドラマ化でこの人を知り、原作も読みました。まさに政治家の鑑。
欣也さんは、本当に素敵だし
絞首台に上るところは、べるばらの断頭台シーンを髣髴させます。覚悟を持って生きる人は美しい。ワタシも、かくありたい!
>小林佳樹さん主演のドラマ......私も見た記憶があります。それからNHKの「その時、歴史が動いた」あたりで廣田弘毅のことを見たような記憶もあります。だから私の印象はそのあたりからできているんだと思われます。
最近ご一緒した「チェンジリング」でも息子を殺した犯人が絞首台に上ったけど、最後まで見苦しかったね。それにしてもやっぱり13階段だからその部屋の扉に13という数字が書いてあるんだと思ったりもしました。
>覚悟を持って生きる人は美しい......そろそろいつ突然死んでも大丈夫なように身辺を片付けておかないといけないなぁとまたそんなことも考える年になってきました。
昨年の新感線『五右衛門ロック』から、北大路さん・・
素敵な役者さんだなあ・・♪・・と感じていたのですが本当に素敵でした。
空襲のシーン・・「よしこちゃん(・・でしたっけ)の
あかあさんはいませんかっ!!」と叫ばれてるシーン・・
すっごく良かった・・・(涙)
なんでここ・・?!なんですが、ああいう細かい所に
役者さんの人間性を感じてしまうのです♪素敵です♪
本屋さんで『落日燃ゆ』山積みされていました。
ドラマも良かったので、一度読んでみたいです。
『五右衛門ロック』の北大路さんが素敵だと友人からも何度も聞かされています。私はゲキ×シネねらいで見送ったのですが、早くもゲキ×シネになるので喜んでいます。それも自宅の近くのシネコンでも上映されるらしく、そちらで見ることができるといいなぁと思っています(上映時間帯が微妙でないことを祈ります)。