ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/01/17NHK朝ドラ『わかば』から阪神・淡路大震災10周年

2005-01-17 23:21:38 | テレビ
今回のNHKの朝ドラは、阪神・淡路大震災で建築家の父を亡くした主人公が小さい時に父に「お父さんのつくる家に緑いっぱいの庭をつくる」と約束し、それを実現するために造園会社に勤め、草むしりからたたき上げて頑張っているガテン娘の話である。
父がなくなった神戸を離れて母親の実家の宮崎の焼酎の醸造元に母子3人が身を寄せていたが、主人公わかばは大学卒業とともに神戸の建築会社に就職内定をしていたのに会社の倒産でパアになり、それでも神戸に住む祖父の紹介の造園会社で見習いから始めるという、不況の現在をしっかり踏まえた設定になっている。ただし、今から数年前の設定になってはいる。
1月17日に合わせて物語は進行し、今朝の話は主人公が7周年だったかな?の1月17日朝の慰霊祭?に参加し、会社も休んで父親の墓参りに行き、夕方、いきつけの焼酎バー(父親にそっくりな男が開いているという設定なのだが・・・)で今、強引につきあいを余儀なくされている親友の兄である雅也にその思いを話しながら泣いてしまうというところ。

そこで私がちょっと驚いたのは、雅也が「いつもみたいに笑顔、笑顔(わかばの口ぐせ)って言わなくていい、今日は泣いていいんや。俺が受けとめたる」っていいながら、涙を滂沱と流していたところ。若い二枚目があんなに滂沱と流す涙は初めて見た。そしてそれがさわやかなのだ。いいなあ。

今日の夜の『報道ステーション』では倒壊した阪神高速の手抜き工事を疑う裁判の話を報道していた。あんなに大きな事故だったのに政府よりの学者で固めた調査委員会の報告書だけ残して全ての資料は廃棄されていた。お役所は自分のミスの隠蔽は得意ですからね。大補修をして使えるようになった高速道路、大丈夫なのかと心配になった。
海にかける橋やあまり役にたっていないODAに使うよりも防災とかにもっと予算を回して安心してくらせる街づくりこそ、政治の大きな仕事だと思う。私たちの声を大きくしないと実現しないね。やれるところからやっていこう。

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