ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/11/16 福井県立図書館の「白川文字学の室(へや)」が面白かった

2012-12-03 23:59:26 | おでかけ、旅行

11/13~18まで研修に通った福井県立図書館・福井県文書館の中に「白川文字学の室(へや)」があって、入口に置いてあった漢字クイズに答えて全問正解したらグッズをいただけるというのにつられ、クリアファイルをGET!
Wikipediaの福井県立図書館・福井県文書館の項はこちら
「白川文字学の室(へや)」
Wikipediaの「白川静」の項はこちら

白川静については全く知らなかったが、展示がわかりやすく、独自の説に興味を抱き、毎朝9時にはフレンドリーバスが到着してしまうので、9:30から研修が始まるまでの短時間ではあるが、毎日通ってしまった。

講演を録画したものを9時からディスプレイで放映していて、希望があれば選んでもよいということだったので、リクエストして観てしまった。といっても2時間弱の講演を全部聴くわけにもいかず、毎朝その回のさわりだけだったけれど、十分楽しめた。
表意文字である漢字の成り立ちだけでなく、日本語の語源についても独自の説を展開したというのが面白い。後者の例としては「たたかう」という言葉は、従来「たたきあう」というのが語源とされてきたが、白川は武器の「盾」を「交う(かう)」というのが語源だという。確かに「たたきあう」では親しみをこめたボディタッチということもあるので、本格的な「たたかい」には白川の説の方がふさわしい。

前者でいえば、「口」は「くち」という意味だけではなく、祝詞(のりと・人が神に願い事をするために書いた文)を入れる器「さい」の形だとしたことから、「くち」のつく文字の語源の推測が広がったのだという。
福井県では郷土を知る授業でしっかり「白川文字学」について教えているとのこと。そういうことって大事だなぁとつくづく思えた。

冒頭の文字はなんでしょうか?室内に回答と説明のパネルがあって読みにいくと、「慶」の字だった。神前に係争している二者が羊を備え、審判がくだって勝った方の羊には「心」の字が書き加えられる。勝ったからよろこぶということで「よろこぶ」という意味になったのだという。
心が入ってやたら画数が多くて書きにくいと思っていたが、ちゃんと意味があったのがわかってようやく得心した(^^ゞ

下の写真は、19日に小松空港から羽田に向かうJAL便に乗り込む前に撮影。エアポートバスから白く高い山々が見えたので空港スタッフさんに確認!やっぱり「白山」だった!!
待合室からよく見えますよと教えていただいて、しっかり撮影した次第。それにしても晴れたのは16日と19日のみで他は必ず雨が降っていた。太平洋側と日本海側の気候の違いを痛感した1週間となった。


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