ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

09/03/18 「相棒」「その時歴史は動いた」最終回のハシゴ

2009-03-19 23:58:55 | テレビ
昨日は水曜のレディスデイだったが、「相棒」「その時、歴史は動いた」の最終回放送が続くので映画はやめにして帰宅。いずれの番組も欠かさずに見ていたわけではないが、見ることができた時の満足度は高かった。
「相棒」は劇場版をわざわざ映画館で観てTVドラマもよけいに興味を持っていた。しかしながら9時台というのは私にはとても条件が悪い。家にいればまだ夜ご飯をつくっている最中(笑)。後半にようやく間に合うかなという感じ。予約録画を入れるほどの熱心さはない(^^ゞ
さてその最終回。チェックが甘くて2時間スペシャルだと気がつかずに9時にチャンネルを合わせた。まぁ今回登場の新しい相棒の及川光博を見てやろうというのが一番の関心事なのでその目的は達成。寺脇康文の亀山くんと全く違ういけすかない感じがまた面白い。カッコよくきめていたのに死体を見てクラクラッとして「苦手」というあたりのギャップがよい。ソフトバンクのTVCMで犬のお父さんの剣幕で逃げ出すドンファン的キャラと被って楽しい~。次回シリーズを楽しみにしよっと。

「その時歴史は動いた」は9年の長寿番組だったという。昔昔(20年くらいまえだからこれでいいかな?)、ニュースオタクのツレアイがNHK「ニュース9」→テレビ朝日「ニュースステーション」→TBS「ニュース23」とハシゴして見ていたのによくつき合ったものだ。「ニュース9」の松平キャスターは脂が乗りきっていて、グイグイと引き込むような迫力で語っていた。ちょっと事件も起こしてしまって降板。「その時、歴史は動いた」で週一回姿を見せてくれるようになったのが嬉しかったものだ。この番組はなかなか硬派なつくりで、歴史を動かす人間の魅力にスポットをあてるドラマチックなところが気に入っていた。松平キャスターの名調子で飽きさせずにグイグイとその時に迫っていくのが気持ちよかった。
三国志の回を見て「レッドクリフ part1」を観たくなったということもあった。
その最終回。9年間に取り上げた内容を俯瞰的に分析してみせるのが面白かった。時代で括ってスポットが当たる回数ベスト3は「戦国」「幕末明治維新」「昭和」だという。取り上げた女性は何人とか抽出してみせるのもキーワード検索画面のようで身近に感じてしまった。どのように作られたかを取材の現場や製作スタッフの現場もまじえて見せてくれた。特に大阪局作成のため、松平氏が新幹線の車中で語りの部分の原稿を最終的に仕上げていくところには驚いた。ストップウォッチも使って時間も正確に仕上げ、頭に叩き込んだ原稿は破り捨てていた!

最後の名調子も堪能させてもらった。
番組長寿は見ていただいた皆さん(視聴者)のおかげと感謝の言葉を述べる松平氏は髪も相当白くなり初老のおじさんになっていた。人間が好き、その人間が歴史を動かす感動を伝えたかったという想いが伝わってきてジーンとしてしまった。最後に映し出されたのは愛用のストップウォッチだったと思う。
この番組の9年間にも感謝しようm(_ _)m