ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

06/11/30 ある別れに際して.....

2006-11-30 23:58:22 | つれづれなるままに
今月いっぱいで私の職場が入っているビルのお掃除の会社が変更になった。お掃除のおばさんたちやお兄さんと今日でお別れだ。顔を合わせたら必ず声をかけるようにしてきたし、そうするといろいろな話もするような関係になっていた。
総務部からは先月にそういう話は聞いていたが、実際のスタッフさんにはしゃべらないでと口止めされてきた。契約打ち切りだというと早くから手抜きになるからだという。

2週間くらい前におばさんのひとりから「今月いっぱいで私たち終わりだから」と
聞いた。いろいろ聞くと何年か前にお掃除の会社が倒産してしまい、職員だけは慣れているからとビルの管理会社の関連会社に直接雇われる形になったのだそうだ。ところがビルの管理事務所の責任者がその会社とそりがあわなかったのだという。そして今回、お掃除の仕事を別の会社に変えてしまうとのこと。
「また仕事探さなくっちゃ」

解雇ということだ。けっこうなお年だと思う。年金とかだってきちんと払っていない人は無年金になっていたり、わずかしかもらえなかったりする一生懸命働いているのにあまりにも身分保障がされない人がたくさんいる日本。好景気だというが、労働分配率が低すぎる。非正規労働者ばかり増えて正規労働者がどんどん減らされる。労働法制も改悪されようとしているし、日本の労働組合陣営が弱すぎる。

私だって病気で休職して復帰させてもらってなんとか働いているが、定年まで勤められたとしても1年間は全く年金が出ない。年金支給年齢を引き上げる制度変更にひっかかるのだ。それまでに住宅ローンを払い終わるようにボーナスで繰り上げ返済をちゃんとやりたいのに冬1回するのがやっとだ。

将来を考えると何も展望が見えてこない私。社会全般をみても個人的にも.....。だからこそ観劇の日程を入れるのだ。
いつかくるであろう(来てほしい)春の日を待つために今の冬の時期をしのいでいくためにも。
今日お別れした皆さんのご健康と希望ある日々を迎えられることをお祈りしたい。

写真は職場のある5階のエレベーターホールの床にいたショウリョウバッタ。会議室も併設されているのでそちらに来た方の服などについてきてしまったのだろう。さすがにもう動かない。もう冬だ。