お菓子な時間

お菓子教室『 Rosen Bär 』のblog・・・

バニラについて

2011-09-27 15:45:22 | 材料
バニラといえば・・・。
バニラビーンズ、バニラエッセンス、バニラオイルを思い浮かべるのではないだろうか?

ここで少し、バニラの話を。
上記に記したように、バニラといえばバニラビーンズ。
これは正真正銘、天然のもの。

スーパーなどで安価に売られているバニラエッセンスやバニラオイルだが、
実はこちらは、石油由来のものが、ほとんど。

専門学校の授業でも教科書に載っているが、エッセンスは水分やアルコール成分で出来ていて、
焼き物に向かず、オイルは焼き物に向くと書いてある。
ですが、私が今まで使って来た感想は、石油由来のものに関しては、
火を入れようが入れまいが、香りは、ほぼ残らないという事。
卵臭さを消せていたためしが無いというのが本音。

専門学校生には、国家試験対策として、こういう風に覚えなさいと教えているが、
実際は、石油由来のものは、私は使っていない。
香りが残らない上に、体に悪い。
良い事なんて、無いというのが私の結論だから。

それなら、わざわざエッセンスやオイルを使わなくても、一本のバニラを大事に使う方が良いと私は思うのである。
コストに問題が起きるなら、少しずつ大切に使えば良い。
まずは、さかずに。
そして、香りが無くなって来たら、さいてみる。
それも少しずつ。
そして、いよいよ香りも種も無くなって来たら、ミルミキサーで粉末にしてしまう。
そしてグラニュー糖と混ぜてしまうのだ。
粉末にして大丈夫?!なんて思った方は、試してみて欲しい。
本当に微粒の粉末にしてしまえば、なんの問題も無いし、最後まで使えて、とてもエコ?!である。
元々、鞘だったり種だったり、食べられないものではないのだから。
ミルの無い人は、グラニュー糖に突き刺して保存するだけでも十分、バニラシュガーが作れるのでご安心を。

もちろん、天然由来のエッセンスも、バニラエクストラクトなどという名称で売られていたりする。
写真右はエクストラクト、 ウィーンの高級食材店で購入。
写真左は、バニラペースト、ペーストというだけあって、しっかり種が入っていて、とっても良い香り。
こちらも、ウィーンにて購入。
(他にも色々あります)

天然か合成かの見極めは、原材料を確認するか、値段で判断するか。
小瓶で500円以下のものは、ほぼ合成であろう。
1000円以上するものは、天然の可能性が高い。
高価なエクストラクトは、4合瓶で、2万位するものもあるのだ。
エクストラクトは、自分で作る事も出来るから、手作りするのも安心で安価かもしれない。

とにかく、自然のものに勝るものは無いという事ですね!

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