ぶらぶら人生

心の呟き

緑萌す

2019-03-23 | 小庭の四季
 春の足取りは実にゆっくりしている。
 大気の中には、どこかにまだ冬の名残が潜んでいる。

 ただ木々に近寄ると、その枝に、若緑が萌し始めている。
 花びらの散り始めた杏子にも。
 気づかぬうちに、僅かずつ時が刻まれている。

        

        

        

 ハナニラの数も、日ごとに増えている。

 今朝、セーターの袖口からシジミチョウがひらひらと舞い出す夢をみた。
 非現実的な夢であった。
 まだ蝶を見ていない。
 心身が春を待っているのだろうか。

 夢の中のシジミチョウは、ハナニラ色をしていた。
コメント
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