ぶらぶら人生

心の呟き

辞書を引いた言葉

2019-03-06 | 身辺雑記
 昨日読み残した橋本治の『九十八歳になった私』の3編を読む。
 「カナブンに寄せる思いの巻」を読んでいて、次の文に出会った。

 <カナブンは、バカでチンケだから、バカでマヌケでトンマであっても一向に恥じることはないからな。カナブンはいいよ。
 この年になれば体がろくに動かないから、体動かしている他人を見て「ああなりたい」とは思わないが、カナブンがブーンと飛んで行くのを見ると、「カナブンはいいな、カナブンになりたいな」と思ってしまう。>


 私が、辞書を引いて調べたのは、一文目の「チンケ」
 私が、知らないだけなのかしら?
 「バカ」や「マヌケ」や「トンマ」などと類義語であろうとの検討はつくが、語源が分からない。

 辞書『広辞苑』には、
 《(さいころばくちで一の目を「ちん」ということから)貧相なさま。器量の小さいさま。「ーなことをするな」》
 と、出ていた。
 残生で遣うことはなさそうな言葉だが、知らなかったことを知るのは嬉しい。

 カナブンの話は面白かった。
 そういえば、近年、カナブンを見かけないような気がするが、私が気づかないだけだろうか。
 最近、やたらに多いのはカメムシ。

 今日もいろいろあって、書きたいことは尽きないが、以上で擱筆!
 
コメント
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