白いエンジェルス・トランペット

　海を臨む丘に、エンジェルス・トランペットの一群がある。
　必ず、散歩の途中で佇む丘だ。
　今日、初めて白い花が咲いているのに気づいた。（写真）
　この丘で、イエロー、ピンク、ホワイトと、三種の花を眺めてきた。
　一本の木に何個の花が咲くのだろう。その数の多さは見事なものだ。大合奏が始まりそうな気配だ。
　背景が海であるからこそ、繊細さに欠ける、この大型の花も映えるというもの！
　この丘の花は、処を得て咲き誇っている、と言える。

シュウメイギク

　久しぶりに朝の散歩に出かけた。
　旅に出た四日間と、帰宅後の一日は疲れのため歩かなかった。
　五日休んだだけなのに、風景の移ろいを感じた。
　散歩道の一角、白い曼珠沙華やダリアの咲いていた辺りは、きれいに刈り取られ、その近くに、真紅のシュウメイギクが咲いていた。（写真）
　丈が低く、花も少ない。これから成長するのだろう。
　白で花びらが一重のシュウメイギクはよく見かけるが、赤系は少ないようだ。
　先日の旅で、平泉の達谷窟（たっこくのいわや）を訪れたとき、入り口近くに、白と真紅のシュウメイギクが、見事に咲いていた。
　それに比べれば、今朝見た花は、小人のようだ。