看板・「小さな村の小さな測量博物館 はかりの館」

2018-08-31 09:37:28 | ヤナバ生活
 ヤナバでの滞在を終えるのが旬日に迫った。 持ち込んだ荷物の整理や、 冷蔵庫の中の食材の片付けの事もあるし、 ブログに書こうと思ってほったらかしにしておいた事もある。 それで、今日の話題は旧・中条村の「小さな村の小さな測量博物館・はかりの館」と書かれた看板のある会社が、 活動を停止していた事を話題にする。

 大町から長野へ行くには市町村合併前の 美麻・小川・中条の各村々を通る県道31号(大町街道)を車で走るのだが、  一部区間はオリンピック道路として作られた有料道路が在って、 そのために中条村の中心部を通る大町街道はメイン道路から外れた感じになっている。 だから普通ならばそこを利用する事は無い。 しかし百円の有料区間料金をケチる癖のある僕はいつも旧道を利用していて、 長野市へ用事のあった時や長岡花火見物の折には中条村の中心部を通過しています。 その際に件の看板を設置している会社風の施設がいつも気になっていました。 その2階建て建物のガラス窓には、 看板と同じ文字が横書きで大書されています。

 そこで今年の長岡花火の帰り道に、その博物館を見物すべく立ち寄って見たのだが・・・ どうも建物の内部からは営業活動している雰囲気が漏れて来ない。 入り口のドア近くに取り付いていたブザーボタンを押しても応答が有りませんでした。

 道を挟んだ反対側の個人住宅には車が有り、 どなたか在宅されて居る雰囲気を感じたので訪れてみた。 そして、「はかりの館の看板を見て見物したいと訪れたのだが、 誰も居ない雰囲気ですが、 どうなって居るのでしょうか?」とお聞きした。  応対してくれたのは高年の品の良い女性 「あそこは博物館の看板を出してますが、 今はあの会社をやっていた高齢になったお爺さんが一人住まいしているだけで、 仕事はしていないはず」、 「会社も看板の博物館もやっていないと想いますよ」、「折角お立ち寄りになったのに残念ですね」と教えてくれたのでした。

 今後はあの看板を見ても「いつか立ち寄ってみよう!」 では無くて・・・
「活動している人も組織もいつかは衰えて消えていく」 そんな想いを浮かべながら通り過ぎることになりそうです。
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帰宅に向けた予定 ・ Line画面

2018-08-30 07:35:47 | ヤナバ生活
 「ヤナバに行ってみようかな・・・」と呟いて来ていた友人向けに、 「そろそろ帰宅する迄の日にちも少なくなったし、 遊びに出かける予定もあるから、 そこら辺ヨロシク・・・」の積りで、少し長めの連絡をLineで送った。 

 返事は短く 「今回は、パスかな」

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南鷹狩山 別名「お尻山」

2018-08-28 10:59:48 | ヤナバ生活
 安曇野と呼ばれる地域の西には北アルプスの表銀座や後立山の峰々が立ち並び、 高瀬川を挟んで東には総称して「東山・ひがしやま」と呼ばれる低山の連なりがある。 当然ながらそれぞれのピークには個別の名前があって、 大町市街から眺められる顕著なピークには「鷹狩山」と「南鷹狩山」がある。 

 大町の観光スポットである山岳博物館は「鷹狩山」の中腹に在って、 そこからの蓮華岳や後立山連峰の眺めは素晴らしく、 また山頂には展望台も置かれ、 車道が通り簡単にアクセス出来るから、 山頂迄行った人も多いかもしれません。 一方、 すぐ隣にある南鷹狩山のピークは展望台も何も無い普通の山だから、 よほど物好きじゃなければ他所者は行かないでしょう。 僕も未だ登っていません。

 その南鷹狩山、 地元では「お尻山」と呼ぶ事もあると聞いた。 ただ、 それは東京から移住した囲碁の師匠から聞いた話で、 大町の人から「オシリヤマ」と呼ぶのを直接聞いた事は無い。 しかし、言われてみれば山頂中央部から窪みが下に続いているその姿は 「確かにお尻を後ろから見た姿を的確に表現している」と感じます。

 先日低い雲が垂れこめる天気の時にそのお尻の背後から割れ目部分に沿って雲が流れ下る風景があったのですが、 その変化は速く、 運転していた車を安全な路側に停めてカメラのシャッターを切ったのですが、 チンケな絵しか撮れなかったので、 その写真は没にしました。 Top写真は大糸線を跨ぐ陸橋の上から晴れた日に撮影した鷹狩山(左)と南鷹狩山の姿です。 アンテナ鉄塔のすぐ右のピークが鷹狩山。 南鷹狩は大きくクビレた鞍部の右方に並ぶ鞍型の山がそれです。
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衰退した囲碁クラブ活動

2018-08-27 19:05:14 | ヤナバ生活
 日本棋院大町支部の支部長役を長年勤めて居られたM氏、 去年の夏には脳梗塞で身体の自由が効かなくなったとかで、 支部長の役は後任に託して自宅療養されていた。 僕が今年の夏に大町に来てから40日が経過したのだが、 今まで一度もM氏に接する機会が無いままだった。 ところが今日(第4月曜日)M氏が主宰されていた「碁友会」の対局が午前中から有る日だったので午前9時に囲碁村会館に行って見た所、 車で迎えに行った囲碁仲間の車に乗せられてM氏が囲碁村会館に到着する所に出くわしました。

 「車椅子での生活」そんな話を聞いていましたが、 片足に歩行用の補助具を装着し、杖を突きながらですが、自力歩行で行動されていました。 「そこまで回復されて本当に良かった」と想いました。

 ところで碁友会の集りですが、 盛んだった頃には30人近いメンバーが集まり、 番号を付した割り箸で初戦の対局相手を決めて、 「2局目以降はスイス方式で対戦相手を決めていく」 そんな方式で午後の4時近くまで対局を楽しむ賑やかな風景があったのですが、 残念な事に今日はたった四面の碁盤で足りてしまう少人数の参加者しか有りませんでした。

 「クラブの音頭をとっていたリーダーの不在が長引く。 それがクラブ活動の盛衰に、これほど大きな影響が有るのか?!」 しみじみと感じた一日でした。
  
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石窯ピザパーティー@北杜市

2018-08-26 10:42:43 | タナカ君的日常
加熱中の石窯

 北杜市・白州の別荘地に居を構えるE氏からJEOL山岳部OB宛に「石窯ピザパーティー」の案内が届いたのは先月下旬の事だった。 参加の返信を出しておいたその催しが昨日有ったので車を飛ばして日帰り参加して来ました。

 別荘生活ないしは田舎暮らしの楽しみ方は人様々、E氏のそれはビニールハウスでの水耕栽培、 ピザを焼く石窯の設置、 新たな別棟をDIYで作りあげて、 その内部には卓上旋盤・電動ジグソー等、 アマチュアとしたら随分と贅沢な工作機械を備えた工作室とする他、 小麦栽培や蕎麦の栽培とそれらを処理するために年代物の農機具の入手や使用など。 そんな話や現物を見せられると・・・ 「フムフムなるほど」 と想う別荘生活をされて居る様が見て取れて、興味深いものでした。

 さらに細かな事を言えば、 石窯の加熱状態を確認する温度計はレーザーポインタ機能が付加された赤外線センサータイプの温度計を持っていたり、 水耕栽培の水質管理のためにはpHや電気伝導度を測定する測定器を持つなど、 一癖あるこだわりが見て取れました。 まあそれらはJEOLから転身した後の農工大の先生なんて職業が多いに影響しているのかもしれません。


焼い上がったピザ
主食はピザ、 他には秋刀魚や貝等を含むBBQがありました。


ボール盤や卓上旋盤の並ぶ工作室


参加した山岳部OBの面々


 背後に見える母屋の屋根の太陽光発電パネル、 この夏の売電金額は2万円/月 程度の発電量であるとか。

 僕は日帰り参加で、 午後の3時半にはE氏邸を辞去しましたが、 他の参加者は温泉に出かけ、 その夜は更に楽しい一夜を過ごしたことでしょう。
 
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オイルショックを忘れて時が過ぎました

2018-08-25 06:00:00 | ヤナバ生活
 大町から白馬に向かう国道148、 その沿道に在る長野県大町市・海ノ口除雪基地の敷地。 そこには未だ夏の季節ではあるけれど黄色く目立つ塗装色の除雪車が6台も勢揃いして並んでいる。 もうだいぶ前から並べてあるだけで、 誰かが動作を点検している風景も無く、ただ並べてあるだけの感じなのだが、 昨日に較べたら台数が1台増えているなんて変化もあったりするから、 なんにもしてない事も無さそうだ。

 雪のある道路を彼等が除雪してくれるお蔭で冬季の道路網が維持されて、 物流も機能する。 そして僕らの生活も維持される。 そんな除雪車も燃料があってこそ動く。 そんな世の中のサイクルを考える時、 いずれは減少する時が来る原油生産量。 それを心配して大騒ぎになった昭和40年代後半に発生した第一次オイルショックの事は記憶から薄れつつあったり、 それを知らない世代が成人になったりしているのだが、 はてさて、 どうなって行くのやら。

 それを真面目に考えると憂鬱になるから、今日はこれから「アッパラパー!」の気持ちでガソリンを無駄に消費する車を山梨県北杜市まで走らせて、元の職場の山岳会OBの集まりに顔を出して、主催者の別荘に据えられている石窯で焼くピザやバーベキューをご馳走をなりに行って来ます。 

 台風が通過して行ったら、晴れて良い天気になってくれる。 そんな期待をしてたけれど、 ここヤナバでは雨が強くなったり弱くなったりしながら一晩中降り続いている。 そして雨の雨域は気象庁のレーダーナウキャストを見ると昨夕と殆ど同じで北アルプスの主稜線沿いにまとわりつく形で南に延びて、南信地域そして静岡方面まで雨の様子。山梨県は雨域を外れているので、 どうしてそうなるのか天気図を見ても良く判らない、 不安定な気象状態ですねえ。
 
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手描きで背景画像作成中

2018-08-24 07:30:11 | 雪の結晶撮影
雪の白さを強調した背景画像例

  ヤナバ生活の午前中は基本的にはヒマ、 そこで何をしているかと言うと、 最近は雪の結晶撮影の際に使用する背景画像の作成に熱中しています。 8月の上旬には百円ショップで購入したカラー印刷されたプラスチック袋から、良さそうな部分を切り出して、 プラスチックで作ったダミーの雪の背景に置いて試写を繰り返して、 背景画像として使いたくなる物を選んでいたのだが、 最近では40mm x 40mm サイズに切り出した透明プラスチックシートにZEBRA社の油性マーカー「12色・マッキー」を用いて手描きする方法で背景画像を作成しています。

 そして手描きするパターンを試行錯誤中なのだが、


 最近は放射線状に描いたパターンと並行した直線状のパターン


の2枚を描き、


 その2枚を重ね合わせて得られる
想定外のパターンの面白さに魅せられています。


雪の表面の凹凸や微細構造を強調した背景画像例


 注: 40mm角に描いた画像、 カメラに映り込むのはトリミングする事も含めると、ごく一部分(せいぜい10mm角の小さな範囲)だけなのです。

 
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つま先立ち運動を継続

2018-08-23 07:39:43 | ヤナバ生活
 NHKの「ためしてガッテン」なる番組、 健康法的な内容も時折紹介される。 番組でそれを見たからと言って、 ほとんど実行する事は無いし、 長続きする事も無い。 ところが、 今年のいつ頃だったか放映された「つま先立ち運動」による効果を紹介した番組を見たあとに実行し始めた、 ブログにその事を書いてから3ヶ月以上も経過してなを、ここヤナバの山荘で暮らしている間も「つま先立ち上下運動」を毎日の様に実行している。

 その効果ですが、 ここヤナバで如実に感じている事があります。 起き抜けの朝、 寝室にしている二階の部屋から階下の居間に降りる階段で、 なんの違和感も感じ無いまま前向きでスタスタと下る事が出来るのです。 手を側壁に這わせたり、 「悪い方の脚を後にして良い方の脚を先に一歩づつ下る」 そんなややこしい動作の必要を全く感じません。 何年か前のヤナバ生活ではそれが起床直後の階段下りには必要だったのですがね。

 僕の脚は若い頃にスキーで大腿骨を転倒骨折して以来長さが5cm程も異なるびっこになってしまっているので、 つま先立ち運動を行う時には短い方の足の下には、 それを補正するための厚い板切れを敷いているのですが、 それがTop写真です。

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4足歩行する動物

2018-08-21 10:58:26 | ヤナバ生活
 動物界では4足歩行する者が多く犬や猫など身近に居る。 ここヤナバに暮らしていて身近なのは猿、 イノシシ等でしょうか。

 Top写真は大町温泉郷・薬師の湯で駐車中に車の中から撮影したニホンザルです。 普通、 4足歩行する動物の姿勢はこの写真の様に胴体部分を水平に保っている。 その様に手足の長さは出来ているし、 関節の曲げ方に依ってもそれを実現している。

 ところが先日、 知人宅に里帰りして来た生後10ヶ月近いお孫さん。 何かハイハイする時の姿に違和感を感じました。 普通の膝を床に付けたハイハイ姿じゃ無いのです。 それでは「移動速度が物足りないと思ってか」 膝頭を床に付けない姿勢で、手足を素早く動かす4足歩行をやっていました。

 手足の関節をほぼ真っすぐに伸ばしたそのハイハイ姿。 手に較べると脚の長さの方が長いものだから、 横から見たらお尻が持ち上がって、頭が下を向く一見すると変な格好でした。 その「横から見た姿を撮影しておけば良かった」と後悔した時には既に安曇野を後に帰宅してしまいました。


 これがその赤ちゃんのハイハイ姿勢です。
(実際は床に手を付いて立ち上がろうと
 している動画から切り出した画像です)
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関東甲信に好天

2018-08-20 18:56:19 | ヤナバ生活
 雨不足を嘆いていた安曇野地方に雨を連れてきた様な妻が16日に東京に戻ったら、 安曇野には爽やかな青空が広がる様になった。

 Top写真は国道148が大糸線を跨ぐ陸橋の上からの17日の眺めですが、 鹿島槍から北へ五竜、唐松岳、そこから伸びる八方尾根越に白馬までスッキリと見通せています。


 そして中央に有明山を置くこの眺め、 19日に池田町の高瀬橋上からの撮影ですが、 青空に巻雲が広がり、一筋の飛行機雲も見えていました。 もっとも長野県だけがこの様な爽快な天気になった訳では無く、 帰宅した妻や、 別の友人からの連絡に依れば、 東京や埼玉からもクッキリした富士山が見渡せて、 気温も和らいだそうですから、 寒冷前線が日本列島の南方まで下がり、 移動性高気圧に覆われた広範囲の好天であった様です。
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